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男女協働推進センター設立記念シンポジウムを開催しました

2016年5月24日(火)

 2016年5月24日、銀杏会館にて大阪大学男女協働推進センター設立記念シンポジウムを開催しました。
 本学招へい教授で元厚生労働事務次官の村木厚子氏による基調講演、大阪大学の女性研究者によるパネルディスカッション等が行われ、これからの大阪大学が目指す誰もが働きやすく働き甲斐のあるキャンパスの実現に向けて議論を深めました。

 村木氏は、自身の子育て時代のエピソードや困難に直面した体験を交え、今まさに妊娠・子育て等、様々なライフステージにありながら働く女性に向け、「申し訳ないと思う必要はない。今借りを作っているが、いつか必ず返すという前向きな思考が大切」とエールを送りました。また、豊富なデータを駆使し、日本の人口構造の変化や、女性の就業率と出生率の国際比較等についてシンプルでわかりやすい言葉で説明、日本の男女共同参画について「着実に進んでいる。けれども世界はもっと進んでいる」としました。

 また、これまでの経験から、組織が女性にも明るい土壌を作るための3つの秘訣として、トップが本気になること、「働きやすさ」・「働き甲斐」という座標軸を2つ持つこと、そして女性登用に限らず、障がい者や男性も含め、誰もが働きやすい汎用性のある制度を設計することを挙げ、わかりやすい事例を交えて、ユーモアを交えつつ話し、最後には、「危機感をもち、本気になれば変えられる」と締めくくりました。

 女性研究者によるパネルディスカッションでは、産前産後・育児休業取得に当たり研究の一時中断に必要な手続きや代替教員の手配を請け負うコーディネーターの必要性や女性のライフステージを勘案したフェアな人事についての要望、女性教職員の数値目標を設定する意義、メンター制度導入の要否とその内容など、様々な課題を抱えつつも、最先端の研究を進めている世代の女性研究者から、具体的な事例とともに、多岐にわたる議論がなされました。

西尾総長はこの議論に最後まで丁寧に耳を傾けたうえで、それぞれの提案・要望に対し、どう働きかければよいかを具体的に考え、ひとつひとつ実現に向け、また諸課題の解決に向け、さまざまな情報を積極的に発信していくことを約束するとともに、「先行企業の事例など、本学に参考になることは積極的に導入したい。このような率直な生の声を聴く機会は大変貴重であり、とても参考になった」とコメントしました。

 会場は市民の方々、本学の執行部・部局長をはじめとした教職員、他大学の教職員など約250名の参加者で満席となり、ダイバーシティの取組への注目の高さを伺わせるシンポジウムとなりました。

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