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坂口志文特別教授(WPI-IFReC)が、「ガードナー国際賞」を受賞

2015年3月26日(木)

記者会見

免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC)の坂口志文教授(大阪大学特別教授)のカナダ「ガードナー国際賞」の受賞が決定しました。

ガードナー国際賞は、カナダのガードナー財団より、「医学に対して顕著な発見や貢献を行った者」に与えられる賞で、世界で最も権威ある科学賞の一つです。

過去の日本人受賞者には、石坂公成 夫妻(免疫学)、利根川進(免疫学)、 山中伸弥(再生医学)、森和俊(細胞生物学)の各氏らがいらっしゃいます。

大阪大学からは、2011年に現WPI-IFReC拠点長の審良静男教授(免疫学)が受賞しており、坂口特別教授は2人目となります。

坂口特別教授の受賞理由は、以下のとおりです。

“for his discovery of regulatory T cells, characterization of their role in immunity and application to the treatment of autoimmune diseases and cancer”

制御性T細胞の発見と免疫における役割の解明、ならびに自己免疫疾患と癌の治療への応用

※説明資料はこちら

大阪大学ニューズレターNo.62(2013.12)で、坂口特別教授の研究を紹介しています。(P.7-8)

なお、授賞式は今年10月にカナダ・トロントで行われる予定です。また、受賞者には、ガードナー財団より10万カナダドルが贈られるとともに、10月26~30日に「ガードナー週間」が設けられ、受賞者の講演会がカナダ各地で開かれる予定です。

ガードナー財団HPはこちら

坂口志文特別教授の喜びのことば

長年の仕事に対して国際的に認められて大変うれしい。この分野(の研究)はたくさんの人が(研究を)やってきたわけではなく、ここ15年くらいでいろんな 研究者がやり始めてきた。その代表として賞をもらったと思っています。研究は何年やっても面白いものが出てくる。研究を長年持続できたことは非常にラッ キーと思っています。結果として賞をもらったことでこの分野が注目されることも喜ばしい。人への貢献、特にがんや難治疾患の治療にこの研究を活かすこと が重要と改めて認識しています。将来根治がどこまで可能かと期待をもちながら研究を続けていきたい。

平野俊夫総長のコメント
坂口先生のご研究は基礎から応用へと結びつける典型的な例だと思います。自分の見つけた現象を正しいと信じ、長年にわたって一つの研究を辛抱強く続けら れ、成果を出されたこと、その研究心と粘り強さは研究者のお手本と思います。坂口先生のご受賞は、大阪大学として非常に栄誉なことで、阪大の免疫学分野の研究が世界トップクラスであることが改めて評価、認知されたと受け止めています。

 

坂口志文特別教授の略歴及び専門分野・受賞歴

【略歴】

1976年  京都大学医学部医学科卒業、同大学大学院医学研究科入学坂口先生
1977年  愛知県癌センター研究所実験病理部門研究生
1980年  京都大学医学部研究生
1981年  京都大学医学部附属病院医員
1983年  博士(医学) (京都大学)
1983年  米国Johns Hopkins大学卒後研究員 
1987年  Stanford大学客員研究員
1989年  Scripps研究所免疫学部助教授
1991年  California大学San Diego校客員助教授
1992年  新技術事業団「さきがけ21計画」専任研究員
1999年  京都大学再生医科学研究所教授
2007年  同大学再生医科学研究所・所長
2007~11年 大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授(兼任)
2011年  大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授
2013年  大阪大学特別教授

【専門分野・受賞歴】

●  専門分野は免疫学。正常な動物が胸腺除去で自己免疫疾患を発症する現象の解明に取り組み、自己免疫反応を制御する特異なT細胞「制御性T細胞」の存在を証明。さらに自己免疫疾患や臓器移植、がんなどの免疫関連疾患における制御性T細胞の役割の解明に貢献。

●  William Coley賞(米国)、武田医学賞、第13回慶應医学賞、上原賞、紫綬褒章、朝日賞、日本学士院賞他を受賞。米国科学アカデミー外国人会員。

総長と握手
坂口志文特別教授(右)と平野俊夫総長

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