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第5回 京都大学・神戸大学・大阪大学連携シンポジウム―生活を変えるエネルギーマネジメントースマートグリッドからスマートコミュニティへ―を開催しました。
2012.2.23 Thu
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第5回 京都大学・神戸大学・大阪大学連携シンポジウム―生活を変えるエネルギーマネジメントースマートグリッドからスマートコミュニティへ―を開催しました。

2月22日(水)、京都大学が幹事校となり、『生活を変えるエネルギーマネジメントースマートグリッドからスマートコミュニティへー』をメインテーマとして、三大学連携シンポジウムを開催しました。当日は京都大学百周年時計台記念館の百周年記念ホールに約370名のご参加をいただきました。

冒頭、幹事校の松本紘総長からの挨拶に続き、平野総長から、大阪大学が取り組むエネルギー源確保に関する基盤研究と人材育成、そして全学で推進するエネルギー消費の節減等が説明され、「日本は高齢化が進み、世界的には人口が急激に増加しており、様々な事象を地球規模で考える必要がある。本日のシンポジウムを環境、とりわけエネルギー問題について皆様と一緒に考える機会としたい」とあいさつがありました。

その後、京都大学大学院情報学研究科の松山隆司教授から、「エネルギーの情報化 - 生活者視点のスマートエネルギーマネジメント -」と題した基調講演で、エネルギーの情報化に関する社会的背景、基本的考え方と最新の研究開発成果について紹介いただきました。

引き続き行われた話題提供では 、基調講演に続き松山教授が各話題提供者を紹介し、各話題提供者からそれぞれ研究開発成果・取り組みの報告がありました。

本学大学院工学研究科電気工学専攻の伊瀬敏史教授からは、「分散形の電源および蓄電装置の特性、およびそれらを含む新しい電気エネルギー流通システム」と題して、ご専門である自然エネルギー発電、電力貯蔵、情報通信システムの将来像やマイクログリッドとして、分散型電源の活用による電力品質の向上や、分散型電源と親和性の良さがある直流電源の利用などに関するお話もありました。

最後に行われた総合討論でも参加者から多数の意見が出され、エネルギーの有効活用に関する関心の高さが改めて認識されました。

また、会場の外では電気自動車の展示も行われ、参加者の注目を集めていました。

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総合討論の様子

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