田中靖郎先生（本学理学部卒、東大名誉教授、宇宙科学研究所名誉教授）が文化功労者に決定

この度、文部科学省から、本学理学部物理学科卒の田中靖郎先生が文化功労者に決定したことが発表されました。

田中先生は、1953年に大阪大学理学部物理学科をご卒業の後，東京大学原子核研究所助手，名古屋大学理学部助教授を経て、1974年に東京大学宇宙航空研究所（現在の宇宙科学研究所）教授に着任されました。1994年に宇宙科学研究所をご退官の後は、2008年まで日本学術振興会ボン研究連絡センター長を務められました。

先生は X線観測衛星 によるホットガスの研究、鉄輝線分光観測の開拓、ブラックホールからの相対論的効果の検証など、国際協力を含め卓越した指導力を発揮、日本の宇宙科学を世界のトップレベルに押し上げられました。今回、田中先生が文化功労者(Ｘ線天文学・学術振興)として叙せられたことを心よりお慶び申し上げます。

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