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2009.10.9 Fri
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「アートエリアB1」が「メセナアワード2009」文化庁長官賞受賞

芸術文化の振興に尽くした企業や団体をたたえる「メセナアワード2009」(企業メセナ協議会主催)が30日に発表され,京阪電気鉄道株式会社(本社・大阪市)の「中之島線なにわ橋駅「アートエリアB1」における社学・連携文化活動」が文化庁長官賞を受賞しました。

この「アートエリアB1」は,京阪中之島線なにわ橋駅地下1階コンコースに設置されたオープンスペースで,京阪電気鉄道,NPOダンスボックス,大阪大学の三者連携での運営委員会により運営されています。

「アートエリアB1」での主要プログラムである「ラボカフェ」は,コミュニケーションデザイン・センターが企画制作,実施を担当しています。「ラボカフェ」は,参加者が自由な議論を行う対話型プログラムで,哲学,アート,科学技術他,さまざまなテーマを取り上げ,一般の参加者が専門知識に触れる機会を提供し,知とアートによるコミュニケーション空間としての駅」の実現を目指しています。

今回の受賞は、このように産、学、NPOが一体となって都市にアーティスティックで知的な空間をプロデュースした活動のユニークさが認められたもので、今後の一層の発展が期待されています。

なにわ橋駅では,建設工事中の2006年より大学の知,アートの力,地域の活力の結集により,都市空間としての駅の可能性を実験する社学連携プロジェクトとして「中之島コミュニケーションカフェ」を開始し,2007,2008年と様々な試みを通じて,多様な駅の活用法を提示してきました。そして,2008年10月19日の京阪電車中之島線開業を契機に,なにわ橋駅地下1階コンコースを「アートエリアB1」として整備し,「知とアートによるコミュニケーション空間としての駅」の実現を目指す事業を開始しました。2009年度は,大阪の水辺文化の検証や中之島地域の活性化を目的とした「水都大阪」に連携する事業も実施しました。

メセナアワード 2009 HP: http://www.mecenat.or.jp/awards/awards_news.html

アートエリアB1 HP: http://artarea-b1.jp/

ラボカフェ B1

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