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研究者、指導者、表現者として人の動きと心理を科学的に分析

4歳からクラシックバレエを始め、プロのバレリーナを夢見ていた。「中学生の時に『白鳥の湖』で羽ばたきの表現をしていたら、先生から『雄の白鳥みたい。もっと柔らかく』と言われて……。それをきっかけに、演じ手と見る側との主観の違いを、科学的に追求して一致させることができないかと思うようになりました」

大学は教養学科スポーツコースへ進み、在学中に1年間イギリス留学し、コンテンポラリーダンスを学んだ。その後は中学、高校の体育教師、保育士養成専門学校教員、大学の非常勤講師などを経て、2010年に大阪大学での研究者、教員としての職に就いた。

「現場に散在するさまざまな問題を発見、検討し、データを取得して法則、知見を探る」を実践。プロジェクト代表として行った「大学生のライフスタイルに関するWebアンケート」で、「阪大生の約80%が運動不足」という結果を基に心身の健康教育を推し進めており、「運動で阪大生のQOLを豊かにしたい」と語る。一方、舞踊におけるコーチング研究では、「振りを単に覚えるだけではなく、どのように動けば感情をうまく伝えられるか」をモーションキャプチャーやキネクト(赤外線による深度センサー)を使い探究。さらに、産学連携プロジェクトとして脊髄損傷者がパラスポーツを通じて出会う機会を作る「マッチングアプリ Pspo(ピースポ)」の開発に携わるなどエネルギッシュな活動を続けるとともに、一児の母として子育てにも奮闘している。

 これまでの道のりを振り返り、「『あきらめない!』という想いがあったから、今の私がいる。好きだな、楽しいなと思っている事を粘り強く継続してほしい」と学生にアドバイスを送る。

 

●小島理永(こじま りえ)
1997年大阪教育大学教育学部教養学科スポーツコース卒業。2000年筑波大学大学院体育研究科体育方法学専攻修了。10年9月大阪大学教育実践センター助教、16年1月より現職。

 

 

 

 

(本記事の内容は、20182月大阪大学NewsLetterに掲載されたものです)

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