阪大StoryZ

阪大生にも、研究者にも、卒業生にも誰しも必ずある“物語”
その一小節があつまると大阪大学という壮大なドキュメンタリーを生み出します。
それぞれのStoryをお楽しみください。

のびやかに、ひたむきに、
時に悩み、それでも前を向く。
そんな阪大生たちのきらめきの学生生活(ストーリー)

「地上最速の格闘球技」を制したチーム力
「地上最速の格闘球技」を制したチーム力

「地上最速の格闘球技」を制したチーム力

男子ラクロス部「Cyclops」

2015年、初昇格した関西ラクロス1部リーグでいきなり関西制覇を達成し、輝かしい成績を残した大阪大学男子ラクロス部。日頃の厳しい練習と運動能力に加えて、ある「秘策」が快進撃の原動力になった。

長所がパズルのようにはまった

昨年11月14日に行われた第26回関西学生ラクロス1部リーグ決勝。大方の予想を覆す結果に、「Cyclops(サイクロプス)」(ギリシャ神話の一眼獣を意味するチーム名)の選手たちの顔に喜びがあふれた。

「関西学院大学は予選リーグで惨敗した相手だったので、腹をくくって試合に臨みました。山あり谷ありだった1年の最高の締めくくりができました」と当時の主将、坂本雄太さん(薬学部4年)。リーグの得点王とMVPに輝いた山下亮さん(基礎工学部3年)は「自分が得点したのはほんの一部。それよりそれぞれの長所がうまくパズルのようにはまったのがよかったのだと思います」と勝因を話す。

対戦相手の情報分析「スカウティング」

100㍍×55㍍のフィールド内で、クロスと呼ばれる網のついたスティックを持つ1チーム10人の選手同士が激しくぶつかり合う。ときには飛び交うボールが時速160㌔を超え「地上最速の格闘球技」と呼ばれるハードな競技。高い身体能力が必要だが、対戦相手の細かな情報を事前に分析するスカウティングも大切。「手分けして他校の試合に出向いて映像を収録します。選手が競技に専念できるようにマネージャーが主に運営を担い、チームを支えています」とマネージャーリーダーの岸本さん(外国語学部3年)。「そのビデオを基に、相手の攻撃や守備を予測し、対策を練って試合に臨みます」と岡田義之コーチ(工学研究科修士課程1年)は勝つための秘策を話す。

新チームのスローガン「greedy」

関西リーグ2連覇を目指す新チームのスローガンは「greedy(貪欲な)」。現主将の山下祥平さん(基礎工学部3年)は「最後まであきらめない貪欲さ、泥臭さを持ってやっていきたい」とその言葉に込めた思いを話す。「みんなが大学から始める競技なので、関西選抜や日本代表にもなれる可能性があり、スポーツで結果を残したい人にぜひ活動を見に来てほしい」(岡田コーチ)、「勉強以外にも真剣に打ち込みたい人にはうってつけの競技。絶対に後悔はさせません」(坂本さん)。チーム全員が、ラクロスの魅力をアピールする。

 

男子ラクロス部「Cyclops(サイクロプス)」

1990 年創部。2008 年に大阪外国語大学「Red Rabbits(レッドラビッツ)」と統合し、現在のチームに。豊中・吹田・箕面の3 キャンパスで活動している。阪大と外大チームが融合し、チームロゴには両大学のチーム名が掲げられている。関西学生ラクロスリーグ1 部所属。部員数は総勢65人。2015 年に関西ラクロス1 部リーグで初めて関西制覇を達成し、さらに全日本大学選手権では準優勝の輝かしい成績を残した。

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▲大阪大学ニューズレター71号見開きページより

 

(本記事の内容は、2016年3月大阪大学NewsLetterに掲載されたものです)