業務内容紹介

蛋白質研究所では、生命の働きを担う蛋白質の研究を推進しており、日本で初めて蛋白質の立体構造の決定に成功しました。
教室系技術職員の仕事は、様々な分野の教育・研究活動を円滑に進めるため、教員及び学生の支援を行うことです。専門的な技術に基づいて学生の技術指導を行ったり、教員の指導のもと、機械工作、機器開発や設計製作、機器分析、実験、分析評価や計測制御、情報処理業務等を行っています。

現在の仕事内容

主な仕事は実験動物飼育室内のクリーン環境の維持です。飼育室内の清掃や設備の管理、動物室を運営するための予算の管理などを行っています。蛋白質研究所ではマウス、ラット、ウサギが飼育されています。実験動物を扱う環境については法律による規制なども厳しくなってきているので、不備がないように気を付けています。トランスジェニックマウス(※1)の作製やマウス凍結胚の作製(※2)、凍結胚からの個体化(※3)というような研究に大きく関わる業務も行っています。

※1 トランスジェニックマウス:人工的に遺伝子を導入したマウス
※2 凍結胚の作製:
マウスの胚を液体窒素タンクで凍結保存できる状態にする作業
※3 凍結胚からの個体化:凍結胚を融解し、マウス個体にする作業
現在までの経歴

大阪大学で働く前は、食品会社では品質管理業務を、製薬ベンチャー企業ではクリーンルームの環境維持やクリーンルーム内での注射剤作製業務をしていました。その後、マウスを使った研究をしている研究所で遺伝子組換え動物作製技術を習得しました。マウスを扱う技術、クリーンルームでの作業の経験が現在の仕事につながっています。

1日のスケジュール
大阪大学を志望した理由

勤めていた研究所で身につけた遺伝子組換え動物作製技術を武器に、活躍していきたいと考えていました。先端的な研究が続けられている大阪大学の中では自分の技術で活躍できる場があり、また、多分野の研究者の方々が研究されている場所のため、様々な新しい刺激を受けられることが魅力に感じました。  

職場の雰囲気

技術職員1名、非常勤職員2名の職場です。 普段は個々に作業を行っていますが、小さな異常にも気づき、どんなトラブルにも協力して対応してくれる頼もしいメンバーと楽しく仕事を行っています。

法律関係については知らなかったでは済まされないことなので、情報収集をしっかりして対応していきたいです。 技術面でも新しい技にはどんどんチャレンジしていき、最先端研究のサポートができればと思っています。

所属部署ならではの心がけ

生き物を飼育している職場なので、動物にストレスを与えないように常に飼育室内環境に注意しています。
また、一定の清浄度を保つ必要のある動物を飼育しているため、自身の清潔にも気を付けています。

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