国立大学協会研修生

国立大学協会研修
国立大学協会において、政府の動向や全国の国立大学法人の状況に触れ、海外の大学団体との交流を通じて、国立大学法人の現状や課題等を理解し、国際的な視点を養うなど、今後の大学職員としての業務に活かすための研修です。また、業務を通じて他の国立大学法人職員との交流を深めることも可能です。
国大協での研修を希望した理由

私は、生まれも育ちも青春時代も大阪、職場も大阪大学で、今まで大阪を離れたことがなかったこともあり、一度は見知らぬ土地での仕事にチャレンジすることにより経験を積み、自分のキャリアアップに繋げたいと考えたためです。また、国大協は全国各地から出向者が集まっているので、人脈を広げる良い機会であると思ったことも一因です。

国大協での仕事

国大協では国立大学の「経営」に関する業務に携わっています。具体的には主に、国の概算要求や予算編成の時期に法人化以降年々減少している国立大学の運営費交付金を確保・充実するべく、文部科学大臣や国会議員を始めとした関係機関に対して予算要望活動を行うための資料を作成するとともに、実際に永田町の議員会館へ要望書を持って廻ったりします。また、国大協に設置されている国立大学の経営に関することを検討・審議する経営委員会、その他の会議の運営業務全般等を担当しています。

国大協での研修の感想

大阪大学では、そのほとんどを人事関係の業務に携わっていたので、恥ずかしながら今担当している財務を中心とする「大学経営」の業務については、知識も少なく初めてのことばかりで、正直戸惑うことも多いです。しかし、一から学び直しの良い機会だと前向きに捉え、新入職員に戻ったつもりで日々の業務に取り組んでいます。

国大協で勤務するようになってから、18歳人口の減少や厳しい国家財政、グローバル化の進展など、将来の国立大学を取り巻く状況は決して安泰なものではないということを実感しています。このような環境の中で、これからの大学職員には幅広い知識や視野、柔軟な発想、バランス感覚などが重要になると思うので、常にそれを意識し、大阪大学に戻ったときに「阪大の進化」に貢献できるよう、国大協では謙虚に勉強を重ね、様々な業務に対しても前向きにチャレンジしていきたいと考えています。

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