○大阪大学博士課程教育リーディングプログラム「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」規程
(趣旨)
第1条 この規程は、大阪大学大学院学則(以下「大学院学則」という。)第5条の6第2項及び第6条第5項の規定に基づき、大阪大学博士課程教育リーディングプログラム「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」(以下「本プログラム」という。)に関し、必要な事項を定めるものとする。
(目的)
第2条 本プログラムは、産学官の幅広いセクターにおいて、将来の物質科学の研究及び事業におけるイノベーションを牽引する中核的な役割を担う人材を育成することを目的とする。
(出願資格等)
第3条 本プログラムの履修を志願することができる者は、大阪大学(以下「本学」という。)大学院の理学研究科物理学専攻、化学専攻、生物科学専攻、高分子科学専攻若しくは宇宙地球科学専攻、工学研究科又は基礎工学研究科の博士課程の前期課程に入学する者とする。
2 前項に規定する研究科又は専攻の博士課程の前期課程に在籍する学生又は後期課程に入学する学生で、本プログラムの履修を志願するものについては、別に定めるところにより、出願を認めることがある。
3 前2項に定めるもののほか、本プログラムの履修を志願することができる者に関し必要な事項は、別に定める。
(出願)
第4条 本プログラムの履修を志願する者(以下「履修志願者」という。)は、所定の期日までに履修願書に別に定める書類を添えて、学際大学院機構長(以下「機構長」という。)に提出しなければならない。
(選抜)
第5条 機構長は、履修志願者に対し、書類選考及び面接試験を行い、志望理由を記載した書類、成績証明書等を総合して履修を許可すべき者を決定する。
(教育方法)
第7条 本プログラムの教育は、リーディングプログラム科目として本プログラムが開設する授業科目及び関連する研究科等において開設する授業科目の授業等によって行う。
(授業科目の区分、科目名及び単位数)
第8条 授業科目の区分、科目名及び単位数は、別表のとおりとする。
(単位の計算方法)
第9条 授業科目の単位の計算は、次のとおりとする。
(1) 講義及び演習は、15時間から45時間までの範囲で定める時間の授業をもって1単位とする。
(2) 実験及び実習は、45時間をもって1単位とする。
(3) 一の授業科目について、講義、演習、実験又は実習のうち2以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前2号に規定する基準を考慮して定める時間の授業をもって1単位とする。
(履修手続)
第10条 第5条の規定により本プログラムの履修を許可された学生(以下「履修学生」という。)は、所定の期日までに履修しようとする授業科目を機構長に届け出て、受講登録をし、許可を得なければならない。
(履修方法)
第11条 履修学生は、別表に定める履修方法により、17単位以上を修得しなければならない。
(試験及び評価)
第12条 履修した各授業科目の合否は、筆記試験又は口頭試験によって決定する。ただし、試験に代わる方法によることもできる。
2 各授業科目の試験の成績は、100点を満点として次の評価をもって表し、S、A、B及びCを合格、Fを不合格とする。
S(90点以上)
A(80点以上90点未満)
B(70点以上80点未満)
C(60点以上70点未満)
F(60点未満)
3 前2項の規定により合格した者については、所定の単位を与える。
(進級)
第13条 本プログラムの2年次終了時におけるFirst Qualifying Examinationの審査に合格した者は、3年次に進級することができる。
2 本プログラムの4年次におけるSecond Qualifying Examinationの審査に合格した者は、5年次に進級することができる。
3 前2項の進級に係る審査の方法等に関し必要な事項は、別に定める。
4 前3項の規定にかかわらず、編入学生の進級については、別に定める。
(1) 在籍する研究科(以下「在籍研究科」という。)の所定の課程を修了すること。
(2) 第11条の規定に従い所定の単位を修得すること。
(3) 本プログラムの最終試験に合格すること。
2 在籍期間については、前項の規定にかかわらず、履修学生が在籍研究科において大学院学則第15条第4項ただし書、第5項、第7項ただし書又は第15条の2の規定を適用される場合にあっては、本プログラムに当該期間(第6条第1項ただし書に規定する場合にあっては当該期間から6月を減じた期間)在籍すれば足りるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、特別選抜学生及び編入学生の修了要件については、別に定める。
(学位)
第15条 本プログラムを修了した者には、大阪大学学位規程の定めるところにより、在籍研究科において博士の学位を授与する。
(履修の辞退)
第17条 履修学生が本プログラムの履修の辞退を特に希望する場合は、機構長に願い出て、許可を得なければならない。
(履修の停止)
第18条 履修学生が休学した場合は、その期間は本プログラムを履修することができない。
(雑則)
第19条 この規程に定めるもののほか、本プログラムに関し必要な事項は、別に定める。
附則
この規程は、平成25年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成26年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成29年1月1日から施行する。
附則
この改正は、平成30年3月1日から施行する。
附則
この改正は、平成30年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成30年8月1日から施行する。
附則
この改正は、平成31年4月1日から施行する。
附則
この改正は、令和2年4月1日から施行する。
附則
この改正は、令和3年4月1日から施行する。
附則
1 この改正は、令和4年4月1日から施行する。
2 令和3年度までに履修を開始した履修学生にあっては、改正後の規定にかかわらず、なお従前の例によるものとし、授業科目の区分、科目名及び単位数、履修方法、並びに進級については別に定める。
附則
この改正は、令和5年4月1日から施行する。
附則
この改正は、令和6年4月1日から施行する。
別表
物質科学カデットコア科目
授業科目 | 単位数 | 備考 | |||
必修 | 選択必修 | 選択 | |||
物質科学研究室ローテーション1 | 2 | ||||
物質科学国内研修1 | 2 | Ⅰ群 | Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの各群からそれぞれ2単位以上修得すること。 | ||
物質科学海外研修1 | 2 | ||||
物性物理学入門 | 2 | Ⅱ群 | |||
物質化学入門 | 2 | ||||
物質科学英語1S | 2 | Ⅲ群 | |||
物質科学英語1A | 2 | ||||
物質科学英語2S | 2 | Ⅳ群 | |||
物質科学英語2A | 2 | ||||
科学史 | 2 | Ⅴ群 | |||
科学技術論A1 | 1 | ||||
科学技術論A2 | 1 | ||||
科学技術論B1 | 1 | ||||
科学技術論B2 | 1 | ||||
物質科学特別講義I | 1 | ||||
物質科学特別講義Ⅱ | 1 | ||||
物質科学特別講義Ⅲ | 1 | ||||
物質科学英語3a | 2 | ||||
物質科学英語3b | 2 | ||||
物質科学研究室ローテーション2 | 2 | ||||
物質科学国内研修2 | 2 | ||||
物質科学海外研修2 | 2 | ||||
物質科学キャリアアップ特論a | 2 | ||||
物質科学キャリアアップ特論b | 2 | ||||
ナノテクキャリアアップ特論 | 2 | ||||
ナノテクノロジー社会受容特論A | 2 | ||||
ナノテクノロジーデザイン特論A | 2 | ||||
ナノテクノロジーデザイン特論B | 2 |
異分野専門科目
授業科目 | 備考 |
A群科目(物理系) | 2単位以上修得すること。 |
B群科目(化学系) | |
C群科目(材料・プロセス系) |
(注)異分野専門科目は、理学研究科、工学研究科及び基礎工学研究科から提供された授業科目により構成され、各授業科目については別に定める。
(履修方法)
1.物質科学カデットコア科目から必修科目2単位、選択必修科目10単位以上、異分野専門科目から2単位以上を含む計17単位以上修得すること。
2.履修学生のうち基礎工学研究科の博士課程に在籍する者は、当該研究科において開講される「基礎工学研究室ローテーションB」の単位を修得することにより、物質科学カデットコア科目の「物質科学研究室ローテーション1」の単位を、当該研究科において開講される「基礎工学海外研修1」の単位を修得することにより、物質科学カデットコア科目の「物質科学海外研修1」の単位をそれぞれ修得したものとみなす。