職員の声

広報・社学連携オフィス社学連携課

社学連携課では、自治体との連携など社学連携活動に関する業務、総合学術博物館、21世紀懐徳堂、適塾記念センター及び中之島センターに関する事務、並びに同窓会連合会に関する業務を行っています。

現在の仕事内容

大阪大学と卒業生を結ぶイベント(ホームカミングデイなど)や、一般市民に向けて大阪大学が実施するシンポジウムや講演会の企画運営。
大阪大学が開講する公開講座、中学生高校生を対象としたサマーセミナーの企画調整。
大阪大学の第4のキャンパスとして中之島に立地する「大阪大学中之島センター」の運営管理業務、同窓会連合会に関する業務など。

現在までの経歴

最初の配属は基礎工学研究科の人事係でした。ここでは、教職員の勤務時間管理や、学生が従事するTA・RAの手続きなど、相手が見える仕事が主でした。 人事課に異動し、教職員の人事制度を考えたり、労働契約書を作成したりしました。また教職員の賞与計算や、各種手当を運用するような制度を設計する業務に従事しました。 その後、広報課に異動し、マスコミ対応や、広報誌の企画編集、プレスリリース手続きなどを担当し、大阪大学のPRに努め、現在の社学連携課に繋がります。

今までで一番印象に残っている仕事

広報課では、大学からマスコミに向けて教育・研究の成果を発表する「プレスリリース」のテンプレートを大幅に見直しました。それまでは教員から出てきた論文のような難しい内容のままリリースしていましたが、わかりやすさを前面に出した表現を心がけました。タイトルに工夫を凝らしたり、画像や図表を入れたりするなど、教員や部局の広報担当職員といろいろ相談しながらプレスリリースをすることで、飛躍的に掲載率が上がっていくのがわかりました。一つの研究成果が新聞に掲載されるだけでも、国立大学の成果を社会に還元することに、とても大切な意義があるんです。

大学職員として働く中で苦労したこと

大学職員10年目の今が一番しんどい時かもしれません。現在取り組んでいる「ホームカミングデイ」。これは、大阪大学の卒業生や現旧教職員「大阪大学ファミリー」が一堂に会して、「今」と「これから」の大阪大学を伝えるイベントです。数か月も前から企画し、案内の発送や、出演者のアテンド、タイムスケジュールの調整など、半ばイベント屋さんとして活動する日々です。今までの業務では使わなかった実行力や決断力が求められています。

ある阪大の先生が「ねずみ色の学問」という言葉を教えてくれました。長岡半太郎初代総長の言葉です。 補色同士の絵の具を混ぜ合わせるとねずみ色になります。大阪大学も、「雅(集まろうとする力)と鄙(広がろうとする力)という両極端の二つが混ざり合っているんだ」とその先生は教えてくれました。それが、「地域に生き世界に伸びる」大阪大学なんだと。 大阪という街から生まれ、世界トップクラスの大学へと成長する現在進行形の大阪大学のメンバーであることを誇りに思います。