職員の声
阪大に恋っ!

教室系技術職員

教室系技術職員の仕事は、さまざまな分野の教育・研究活動を円滑に進めるため、教員および学生の支援を行うことです。専門的な技術に基づいて学生の実験の準備や技術指導を行ったり、機械工作、機器開発や設計製作、機器分析、分析評価や計測制御、情報処理業務などを行ったりしています。

現在の仕事内容

工学研究科技術部に所属し、主に情報広報室で仕事をしています。情報広報室では情報ネットワークに関わる仕事をしています。 具体的な仕事の内容は、工学研究科におけるODINS(工学研究科ノード)に関わるネットワーク管理・各種申請、工学研究科サーバ管理、セキュリティインシデントの対応・報告、ODINS無線LANビジターID(発行権限、利用者)の申請、通信障害等の対応、情報ネットワークニュースレターの原稿執筆、技術相談などです。 ※ODINS … Osaka Daigaku Information Network Systemの略で、大阪大学のキャンパスネットワーク

職場の雰囲気

情報広報室は、教員2名と私を含めて2名の技術職員の4人体制で業務を行っています。採用当時、技術職員は私一人で少し心細かったのですが、一昨年に新しく技術職員が入り、現在は強いチームワークで日常の業務を行っています。業務を分担して支えあうこともできるようになりました。そこで、私は最近ソフトウエア―開発の勉強も始めました。隣には社会連携室があり、共同研究講座の教員や、学外からの来訪者などで大変にぎやかです。 技術部では、工学研究科全体の技術職員37名の仲間とともに技術部業務を進めています。今年度からは技術部若手の会の世話役や技術部研修メディア発行のリーダーにも抜擢され責任の重さを感じています。

今までで一番印象に残っている仕事

採用1年目に、VLAN情報を管理するためのシステムを、工学研究科サーバに移行する仕事を任されました。システム自体は無事工学研究科サーバに移行することができたのですが、VLAN情報のデータをExcelファイルから加工する必要がありました。プログラミングやデータの確認で多くの時間をかけてしまったことを覚えています。不慣れなせいで必要以上に時間をかけてしまいましたが、一緒に業務を行っていた周りの職員の皆さんが最後まで私を温かくサポートしてくださいました。迅速であることは必要ですが、その前に正確であることが重要であると感じました。それをきっかけに私は自信をもって仕事ができるようになり、少しずつ信頼関係をつくっていくことができました。
※ VLAN … Virtual LANの略。

大学職員として働く中で苦労したこと

大学で学んできたことがそのまま仕事に活かせず、一から業務知識を学んでいったことです。私は大学時代プログラム技術の研究室に所属していたため、情報ネットワークに関する知識や技術が全くありませんでした。最初はプロトコルや通信の原理も分からなかったくらいです。しかし、実践と自身の独学により、少しずつ道が開けていきました。就職してからも日々情熱をもって努力していくことが重要であると感じています。今ではネットワークのトラブルにも対応できるようになりました。


大阪大学は「地域に生き世界に伸びる」をモットーとし、社会の一員として大学の責任と役割を果たしています。私の所属する工学研究科においても、その精神が深く浸透していて、地域との密着性が強いことに魅力を感じています。工学研究科のある吹田キャンパスは大阪大学の中でも大規模で、一見大きな研究機関のようにも感じます。しかし広いキャンパス内には散策やジョギングを楽しんでいる近隣の方々や工学研究科の福利厚生施設などに立寄られる方々がおられ、地域にも愛されています。工学研究科の最大の特徴である“ものづくり”による社会貢献行事も多数開催されていて、教育研究機関でありながら地域との密着性が強いところが素敵だと感じています。もちろん研究では世界に大きく伸びています。