職員の声
阪大に恋っ!

工学研究科研究協力室

工学研究科研究協力室では、受託研究・受託事業・受託研究員の応募・受入・報告や、共同研究、科学研究費助成事業の受入・報告の業務や財団等の募集する研究助成金への応募などを行っています。

現在の仕事内容

工学研究科研究協力室産学連携係では、国からの研究プロジェクトや、企業からの共同研究プロジェクトの受入から予算執行、報告までを行っています。 その中で、私は国からの研究プロジェクトの受け入れ手続き・報告手続きを担当しています。 具体的には、契約書を取り交わして、研究費を受け入れ・管理したり、使途を報告したりしています。また、経理検査の対応も行っています。 経理検査では「大阪大学の顔」として、外部機関に大阪大学の経理処理を報告するのですが、税金のことから人事手続など幅広い知識が要求される我々の腕の見せ所です。

経理検査:
大学での会計帳簿のチェックを受ける行為。用途や手続きなどのチェックを受けること。
主に資金提供元からの検査と、会計検査院による検査がある。
前者は主に、支出がその研究目的に沿ったものかどうかをチェックされる。
後者は、国のお金を「正確性」「合規性」「経済性」「効率性」「有効性」の観点からチェックを受ける。

職場の雰囲気

月並みですが、明るい職場です。 非常に人数の多い係にいますので、それぞれで電話や、業務の相談などで騒がしい職場ですが、和気あいあいと楽しく仕事をしています。

今までで一番印象に残っている仕事

国のプロジェクトの一つで、複数の機関から一つの研究チームを構成し、代表機関が事務を含め取り纏めを行うプロジェクトがあります。 大阪大学が代表機関を務めるプロジェクトでしたので、係長等と一緒に、資金の提供機関の立ち合いのもと検査に入りました。研究チームの中に公的研究費を受給することが初めての地方中小企業やベンチャー企業があり、検査準備として規程の整備から帳簿の作成の仕方、対応のノウハウなど企業の方と一緒になって作業を行い、最終的には無事に検査を終了することができたことが印象に残っています。

大学職員として働く中で苦労したこと

大阪大学は世界トップレベルの研究を行っており、多額の研究資金の提供を受けています。それは企業のお金であったり、国民の税金であったり、原資は様々ですが、大阪大学は国立大学法人ですので、すべて「公金」になります。それを扱っているという責任と、
研究者に不要な手間をかけさせないような事務サポートのバランスについて、頭を悩ませています。
お金を扱っている事務職員としては永遠のテーマかもしれません。

大阪大学は、研究者の数も多く、質の高い研究を行っている研究大学ですので、受入件数も研究費の規模も大きくバリエーションが豊富で産学連携のたくさんの知識をえることができます。 また、大学は「教育」「研究」だけでなく「社会貢献」をする必要があると言われていますが、社会貢献にもいろいろなメニューがあると思います。産学連携もその手段のひとつです。大阪大学では全国に先駆けて実施した制度があり、常にトップを目指す高いレベルの研究者のサポートをしていますので、「最先端にいる」いう高いモチベーションで仕事ができることが魅力だと思います。