生命科学図書館(医学系の資料を主に所蔵している)の参考カウンターで研究や学習に使用する資料の検索や入手のお手伝いをしています。具体的にはデータベースを使った文献の検索や、所蔵調査、学外への資料の取寄せ手配などを行っています。また、図書館の利用法や文献の検索法のガイダンスなども行っています。
採用から半年間は、今とは逆に他大学や他機関からくる資料の取寄せ依頼に対応し、阪大に所蔵している資料を全国へ届ける業務をしていました。

通常のカウンター業務も学生さん、教員、一般の方と相談内容がそれぞれ異なるので日々新たな勉強ができますが、昨年は生命科学図書館開館20周年ということで記念企画にも携わらせていただきました。その中で先生方とともにサイエンスカフェの企画・運営をさせていただけたことがとても印象に残っています。普段とは違う考え方、視点を得られ、企画のための資料を館内で探す時なども館内が普段と違って見え、各所で刺激を受けました。図書館と他機関、他職種の方との連携の必要性と面白さを体験できたように思います。

真面目に言えば、大学や図書館を取り巻く環境が変化していく中、大阪大学ではいろいろな場面でその変化を体験したり、担えるのではないかと思ったからなのですが、実のところは大阪大学や附属図書館には、ちょっと変わった人たちがいて、退屈しないのではないかとなんとなく思っていたからです。

業務・業務外に関わらず、他部局、他機関の方々との交流を広げていきたいです。日々の業務をブラッシュアップしたり、何か新しく企画を立てる際に、全体の中でどのような位置に自分がいるのかを知ることで協働する相手とお互いの強みを生かした仕事ができればと思っています。

平日にやりのこした家事をして、近くの公共図書館に本を取りに行き、コーヒーを飲みながら本を読み、思いついたことをやってみる、というのが定番コースです。たまっているものを片付けて、気に入っていることをしてリフレッシュすると、こんがらがっていた課題も少しすっきり見えるような気がしてきます。


緑の多いのびのびとしたキャンパスで、ちょっと昼休みにでもキャンパス内を歩いたらリフレッシュできますし、職場に戻れば個性的で尊敬できる先輩方と仕事ができ、業務の周辺、あるいは自分の興味のあることについて日々教えていただいています。仕事内容についてもルーチンワークだけでなく様々なことを経験させていただけて違った視点から日常業務を見ることもできます。そういった大阪大学の人と風土のようなものが魅力のように思います。