社会経済研究所の事務統括業務を行っています。各係で処理している業務全般について、助言・指導を行うとともに、各係長と協力しながら、責任を持って判断を下しています。また、所長、執行部が行っている研究所運営業務を事務側から支援しています。特に、これまでの経験を生かして、研究所の年度計画や実績報告書、概算要求書、大型プロジェクトの申請書などの作成支援も行っています。

採用時は、人間科学部の教育系の教室事務でした。それから、工学部、医学部附属病院、理学部で、庶務系や教務系の仕事をやってきましたが、その後は、本部で研究推進関係業務を、課長補佐の期間も含めて14年間勤めました。その間に、奈良先端科学技術大学院大学に3年間出向しましたが、そこでも研究推進担当でした。具体的には、公的研究費の管理、放射性同位元素や核燃料物質管理、公開講座の開催、大型教育研究プロジェクト支援事務室の立ち上げなど幅広い業務に携わりました。

 平成10年、総務部研究協力課主任の時に、国会でも話題となった大学の未登録核燃料物質について、まず、旧7帝大で調査が行われることになりました。そこで、全学に対して未登録核燃料物質の調査を行い、最終的に大学内の大きな核燃料物質管理施設にまとめて保管し、保管状況の報告後、視察を経て、核燃料物質の登録を完了させました。当初は、対応が遅れていたのですが、最終的には、旧7帝大の中で一番早く処理が完了して、京大の先生に褒められたのが印象に残っています。この翌年度には、調査対象が全国立大学と高専に広げられ、中国・四国地区の調査に対する助言・指導を任されました。

30年以上続けている太極拳に明け暮れています。今は小学生から全日本大会の代表選手、年配の方まで、毎週日曜日と月2回の土曜日に指導にあたっています。見た目以上に結構ハードな運動ですが、かっこいい太極拳がいつまでも出来るように、毎晩寝る前のストレッチも欠かしません。

なんと言っても、日本、いや世界トップレベルの最先端研究をされている先生方と親しくお話をさせていただき、一緒に仕事をしたり、また先生方の研究支援が出来ることが、一番嬉しくて、楽しく魅力のあるところです。また、先生方だけでなく、色々な側面から先生方の研究を支える職種の方とも知り合えて、一緒に仕事ができる環境にあることは、大阪大学の魅力です。