求人情報の受付、インターンシップの募集・応募、就職支援システムの運用、就職・キャリアガイダンス、公務員・教員の学内説明会、就職情報コーナーの管理をはじめ、学生の就職支援、キャリア支援を行っています。相談を専門に受ける相談員・アドバイザーがいるため、就職活動に関する相談を受ける機会は多くないのですが、学生が窓口に来た時には話に耳を傾けるよう心がけています。

人事課に採用され、4年ほど教職員の給与・諸手当業務を担当しました。そのうち1年間は文部科学省に出向し、給与事務を担当しました。その後、文学部・法学部の庶務係で教授会の準備などの庶務業務や人事関係業務に従事して、再び人事課で給与・諸手当業務、秘書課及び総務課で事務改革業務を経験した後、研修生として関西大学で奨学金や学生支援といった業務を担当しました。その後、学生・キャリア支援課に異動となり今に至ります。

事務改革は、職員になって10年ほど働いてきた自分がどこまでできるか、というのを直視することになったので印象に残っています。事務改革は、成果の面で成功とは言えない結果となりました。自分の中では、改革と言える提案ができなかったこと、関係部局との関係構築やプロジェクト運営に苦労したこと、執行部への提案や意思決定等のサポートが不十分だったことなど、多くの課題が明らかになり、正直苦い経験です。ただ、大学職員としての自分に不足しているものが把握できたこと、多くの教職員の考え方に触れられたことや複数の利害関係者との仕事の進め方など、今後に活きる経験をさせてもらったとも思っています。

学生や教職員と直接関わらない部署の場合、「何(誰)のために働いているのか」という目的意識を持ちにくいことに苦労します。目的意識は仕事の取り組み方や内容、モチベーションに影響を与えますが、実はそういった部署で働くことの方が多かったりします。今後、どの部署に異動しても、いま学生部で感じているものを持ち続けたいと思います。

企業からの学生の評価も上々、世界大学ランキングに名を連ね、著名な研究者も多く、さらに地域性・社会性も大切にしているという評価の一方、いい大学っぽいけどイメージがわかない、東大・京大の後に続く感じ、なんかローカル・・・こんな「おしい」感じが悔しくもあり、独特な立ち位置のようでちょっと誇らしくもあります。働けばすぐに阪大が「おしい」どころではない、すごい大学だとわかりますので、これからの発展に貢献できる場で働けるのは魅力だと思います。