庶務係は幅広い業務があり、私は主に人事関係業務と研究協力関係業務を担当しています。
人事関係業務では、教職員の募集要項の掲載や、人事システムへのデータ入力、勤務時間や休暇の管理等を行っています。研究協力業務では、研究で行う実験計画書のチェックやそれを審査する全学委員会への提出、また、行政への報告書類を作成したり、立ち入り調査に立ち会ったりします。
他にも、論文発表などの研究成果を報道機関にお知らせするプレスリリースの準備を行う広報業務もあります。

プレスリリースと言う、報道関係者に研究成果をお知らせして、新聞記事等に取り上げてもらうための広報業務があります。ある先生から翌日に発表する至急の依頼がありましたが、他機関との調整も必要な共同研究の内容で、先生自身も海外出張中という状況でした。そんな中、本部広報担当者と相談しながら、より一般の人にも分かりやすい表現を考えて体裁を整えたり、時差10時間の先生と合間をぬってメールのやり取りをしたり、連絡先をいくつも経由して他機関の共同研究者と調整を進めたりして、色んな人の協力を得て間に合わせることができました。
後日、新聞記事に取り上げられていたこともあり、達成感と協力し合って仕事をする楽しさを強く感じました。

これまで2部署3係を経験しましたが、どの職場でも和気あいあいとした雰囲気で、業務の相談もしやすく、繁忙期や問題が発生したときには、協力し合って乗り越えてきました。また、仕事後に飲みに行くこともあり、プライベートでもとても楽しく過ごしています。
同期ではお花見やクリスマス会をしたり、何かお祝い事があると飲み会をしたりしています。それぞれが色んな部署に配属されているので、仕事の相談もでき、貴重な存在です。
真面目な話も冗談も、上下関係にとらわれることなく、何でも話しやすい環境です。

外出することが多いです。友人と買い物や食事に出かけたり、映画を見に行ったりしています。また、大阪からは電車で簡単に神戸や京都、奈良などにも行けるので、少し足を伸ばしてお花見や観光に行ったりもします。
仕事が忙しい時期には、ときどき休む日を決めて、遅めに起床し、厳選したおやつを食べながら本を読んだり、普段より時間をかけて料理を作ったりします。

大学という場所柄、色んな人と関わりあいながら、色んな仕事をすることができます。そんな中で、プロフェッショナルの話を聞けるチャンスもたくさんあります。今まで知らなかったことにたくさん触れることができ、興味が広がります。大人になればなるほど、意識的にアンテナを張っていないと新たな発見というものは難しくなっていくと思うので、このような非常に好奇心をくすぐられる環境はとても魅力的です。また、研修制度も充実しているので、自ら学ぶ機会にも恵まれていると思います。