OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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総合図書館外国学図書館理工学図書館附属図書館主体的な学びを支援するラーニング・コモンズ、グローバル・コモンズ。393万冊もの蔵書と多彩な学術情報で教育研究をサポート。ホーム > 学部・大学院・施設 > 施設一覧 > 附属図書館パソコンから 大阪大学附属図書館は国立大学において質・量ともにトップレベルを誇り、蔵書数は全体で約393万冊、所蔵雑誌は約7万タイトルにのぼります。また、電子ジャーナル(約15,500タイトル)、電子ブック(約15,700タイトル)、データベース(40種類以上)などの電子情報資料をいつでも利用できるように環境の整備を進めています。自宅などキャンパス外から利用できるものも多数あり、それらを活用してもらうための講習会などを行って、教育・学習・研究を支援しています。館内では無線LANが利用できる場所もあります。 附属図書館のもうひとつの重要な役割は、本学所蔵の歴史的資料・文献の保存と提供です。阪大の精神的源流である懐徳堂関係の資料をはじめ、東洋学資料の宝庫「石濱文庫」、古浄瑠璃の貴重なコレクション「赤木文庫」、西洋古版アジア地図など、貴重な資料を多数所蔵しています。こうした“国民の財産”を後世に伝えるため、資料の修復・保存対策を図るとともに電子化を進め、Webで情報公開するなど、地域に開かれた図書館を目指しています。 また、本学の学術成果を電子的に収蔵し情報発信するため、「大阪大学学術情報庫(OUKA:Osaka University Knowledge Archive)」を構築し、学位論文や紀要掲載論文など26,000件を超えるコンテンツを公開し、国内外に広く発信しています。 図書館の所蔵する資料および本学で利用できる電子情報などを活用して、ディスカッションや協働学習が可能なスペース「ラーニング・コモンズ」を4つの図書館それぞれに設置しています。テーブル・椅子を自由に配置し、ホワイトボードやパソコンを利用して、自由な発想で好みのスタイルに合わせた学習空間を作り出すことが可能な自主学習の場です。教員による少人数セミナー型授業などにも活用されています。さらに、プロの図書館職員の支援だけでなく、大学院生のTA(ティーチング・アシスタント)を配置し、学習相談や利用指導、講習会なども行っています。 2012年11月に総合図書館に開設された「グローバル・コモンズ」は、本学の教育理念のひとつである「国際性」をサポートするための新たな共同学習スペースです。試験期には、このスペースでの24時間開館も行います。附属図書館では、留学生との交流促進、多言語・異文化理解を軸にした学習環境づくりを通じて、学習支援のさらなる充実に取り組んでいます。62

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