OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
6/84

苧阪 満里子(おさか まりこ) 人間科学研究科 教授1950年、大阪府生まれ。1979年、京都大学教育学研究科博士課程教育心理学専攻修了。1984年、京都大学教育学博士。1981年より京都大学教育学部助手、1985年より大阪外国語大学助教授、教授を経て、2007年10月より現職。日本学術会議第一部会員(22、23期)、日本心理学会会員、日本生理心理学会理事、同編集委員長、日本臨床神経生理学会代議員、日本音楽知覚認知学会理事、日本ワーキングメモリ学会理事を務める。「心と脳」にかかわる認知脳科学に関心をもち、ワーキングメモリと言語理解における脳の神経基盤の研究を行っている。おもな著書に『ワーキングメモリ―脳のメモ帳』(新曜社)、共著に『大脳皮質と心―認知神経心理学入門』(新曜社)、『心の神経生理学入門―神経伝達物質とホルモン』(新曜社)などがある。2階に上がったけれど、何をしに来たのか忘れた・・・そんな現象が、なぜ起こるのか。その鍵を握るのが、これからの行動のために一時的に記憶を留める「ワーキングメモリ」です。苧阪教授はさまざまな人のワーキングメモリを測定するとともに、その仕組みを探索。ワーキングメモリの活性化が、加齢による記憶障害の抑制にもつながるのではないかと注目を集めています。日々の行動を支える、ワーキングメモリの探究。知を拓く人。̶新しい探求と挑戦̶Personホーム > 教育・研究活動 > 研究者総覧パソコンから4

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です