OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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各研究科資料のご請求方法は各研究科のホームページをご覧ください。資料請求はこちら 本研究科は、2008年度から欧州8大学および欧州域外4大学が共同で運営しているEuroculture Master Programの一員として毎年5名程度の欧州からの学生を受け入れ、英語授業を展開しています。同時に、学生派遣や教員の交換派遣も活発に行っています。これは欧州内外における人的交流を活性化する目的でEU Commissionの認可のもとに始められたErasmus Mundus Programの一つであり、文系プログラムとしては全国に先駆けて始められたものです。また、ハイデルベルク大学日本学研究センターと共同で、2011年度からISAP programを運営し、こちらでも学生・教員の派遣交流が活発です。さらに、日独六大学(ヘキサゴン)コンソーシアムの一員としても人的交流を目指すプログラムを計画しており、国際化に向けた取り組みを積極的に行っています。 2013年度の留学生受入数は134名に上り、日本の文化、思想、歴史、言語、芸術といった多分野にわたって精力的に研究が行われています。留学生と本学学生の交流を深めるために、留学生パーティや着物着付け教室などの催しを行い、学術交流と同時に留学生のホームグラウンドとなれるよう努めています。 本研究科では、阪大独自の若手研究支援である「最先端ときめき研究推進事業」として、「バイオサイエンスの時代における人間の未来」(研究代表者:檜垣立哉教授)という、生態学・医学・哲学・人類学・社会学を包括する文理融合研究を、他学部やセンターの先生たちも含め17人が共同で行っています。これまでも茂木健一郎さんや、中村桂子さんなどの著名人をお招きしたセミナーや、海外の研究者を招聘しての、英語やフランス語での講演などを行ってきました。セミナーは4年間で、人間科学研究科を中心に合計45回開催し、今も多くの企画を予定しています。とくに昨年度は「環境/ジェンダー」を研究課題として、近代日本の環境汚染の原点ともいえる水俣病/新潟水俣病に関するセミナーを、またインドネシアの女形舞踊家によるパフォーマンスとその現代的意義に関する講演を開催しました。 バイオサイエンスの発展やそこで見いだされる新たな知見が突きつけてくる人間の身体やその倫理、社会性との関連を軸に、本研究科最大の特徴である「領域横断型研究」において大きな成果を収めるべく、本年度はイギリスでの国際会議の開催と成果論集の刊行を予定しています。人間科学研究科大学院留学生の受け入れと院生の海外派遣を積極的に実施。バイオサイエンスの時代における人間の未来を考える。■Topics■Topics文学研究科大学院思想・歴史・文学・社会・言語・芸術など、27の専門分野・コースを有する多彩な研究体制が最大の特色。資料収集・分析、さらにフィールドワークで検証を重ねる実証的な姿勢が本研究科の伝統であり、多数の実績を上げています。また社会人や留学生の受け入れも積極的に行っています。留学生パーティにてビールフェルト大学にて人間が生み出すあらゆる文化を、実証的に研究する。人間の行動・社会・教育をさまざまな科学的手法で分析・評価。1つの物事に対して分野の異なる考え方や方法を駆使し、新たな「知」を見いだせる人材を育成します。老いや心の病、国際人道支援、ジェンダー論、災害ボランティア等、社会が抱える問題を見つめ、「人間科学」として何ができるかを実践的に研究しています。“人間”を多角的に研究し、社会のニーズに応える。グローバル人間学人間科学文化動態論文化表現論文化形態論大学院・研究科紹介ホーム > 学部・大学院・施設 > 大学院 > 各研究科パソコンから46

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