OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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本誌P80に薬学部案内の請求方法が記載されています。資料請求はコチラ 薬学部が誇る「創薬基盤技術力」を活かし、創薬科学および関連の生命科学領域で国際的に活躍できる研究者の養成を目指す4年制学科です。2年次前期までは豊中キャンパスに通い、語学などの全学共通教育を重点的に学習。この期間に、生命科学の基礎となる、化学・生物学・物理学などの学力を確かなものにしておくことが重要です。そして、本格的な専門教育に進むため、2年次後期からは薬学部のある吹田キャンパスに移ります。薬学の目的は、ヒトの生命と健康に関わるさまざまな現象を、分子や物質に注目することで解明し、新しい薬を開発すること。そのため、本学科では生命倫理を尊び、薬学研究者としてのマインドと広い視野を持った、次代を担う創薬研究者の育成を進めています。基礎実習を履修して研究に必要な知識や技術を習得したうえで、3年次より研究室に配属され、卒業研究を行います。 卒業後、学生の多くは大学院(創成薬学専攻)へ進学します。修士・博士の学位を取得した卒業生の多くは、創薬の現場でトップランナーとして活躍しています。 生命のメカニズムの解明やテクノロジーの進歩により、薬の可能性は飛躍的に広がりました。しかし、薬による治療が困難な病気がまだまだ残されています。病気のメカニズムを解明し、新たな医薬品の創出に貢献することは、ヒトの健康に寄与する薬学の使命です。皆さんの若い力と豊かな創造力が求められています。 創薬研究から治験、投薬に至る「創薬臨床力」を備え、医療現場はもとより臨床薬学研究や医薬保健行政、医薬品開発において国際的かつ先導的に活躍できる医療人を育成するための6年制学科です。2年次前期までは、豊中キャンパスで語学などの全学共通教育を重点的に学習。生命科学の基礎となる、化学・生物学・物理学などをしっかり学ぶ期間でもあります。2年次後期からは薬学部のある吹田キャンパスに移り、本格的に専門教育を学んでいくことになります。薬科学科に所属する学生と同時に研究室(薬学部および医学部附属病院)に配属され、長期課題研究(卒業研究)を行います。 本学科の学生は、将来、薬剤師・臨床薬学研究者として医療現場で医薬品の適正使用や治験・臨床研究に携わると期待されることから、薬科学科と比べて医療薬学に関連したカリキュラムが多く組まれているのが特徴です。とくに、5年次の「実務実習」では、医療現場で約6ヶ月間の実習を実施。医療人として果たすべき役割を考え、さまざまな病気および患者さんから多くのことを学んでください。 本学科を卒業すれば、薬剤師国家試験の受験資格が得られます。また、本学は2012年に4年制の大学院(医療薬学専攻)を開設。より高度な研究と知識の向上に努めたいという熱意のある学生を歓迎しています。本学科でさまざまなスキルを身につけた皆さんが、臨床の現場、あるいは行政や薬学の教育研究を通じて、薬学と医療の未来をリードする人材へと成長することを期待しています。薬学科最先端医療を担う臨床薬学研究者を目指す。薬科学科創薬・基礎薬学に携わる研究者を育成。■教育システム細胞内タンパク質の可視化実験遺伝子DNA配列の解読薬用植物園温室の薬用植物薬学1号館ホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 薬学部パソコンから薬学部School of Pharmaceutical Sciences本学部は、江戸時代から“くすりのまち”として知られた大阪にふさわしく、国立大学初の「薬学部」として1955年に創設されました。4年制の薬科学科と6年制の薬学科の2学科があり、大学等の研究機関や製薬企業、さらには医療現場や行政でグローバルに活躍する薬学研究者や先導的医療人の輩出を通して、総合的なライフサイエンスの発展に貢献しています。薬学の中心は、病気のメカニズムを解明し、新しい薬を開発すること。本学部ではその特徴である「創薬基盤技術力」と「創薬臨床力」を活かし、「ものづくり」に貢献できる人材の育成を行っています。医薬品の創製を通して、ヒトの健康を守る。入学定員 55人学部紹介薬科学科(4年制)入学定員 25人薬学科(6年制)薬科学科薬学科分子・有機化学生命・情報薬学医療・生命薬学学科学科目40

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