OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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よくある質問?!特集教育システム教育環境インフォメーション■Topics外科手術学部紹介歯学部阪大歯学部にしかないものってなんですか?全国で唯一、幹細胞による歯周組織再生治療のためのCPセンターが、歯学部附属病院に設置されています。QA■Topics国際歯科学演習バーチャルリアリティでの歯科実習 本学部では、国際的な視野を持つ指導的な歯科医師の養成を目指し、臨床実習中の学生から選抜した若干名を9月中旬に10日間程度、主として本学と部局間協定を締結している大学に派遣しています。派遣された学生は、現地の大学にて用意された教育プログラムに参加。帰国後にその成果を発表することで、国際歯科学演習(1単位)の単位が付与されます。参加者からは「海外での臨床実習や口腔外科訪問など、印象に残る体験ができました」との感想が寄せられています。 これまで一般臨床の基礎となる、う蝕除去・窩洞(かどう)形成・支台歯形成などの実習は、石膏模型を用いて行っていました。しかし「臨床基礎実習」では、従来の模型を用いた実習に加え、コンピュータを用いた歯科ハンドスキル訓練システムを併用しています。このシステムは、3次元CT画像を基礎とし、バーチャルリアリティとハプティックデバイス(力覚提示デバイス)を用いたもの。オンデマンドでの繰り返し実習や、自動採点システムでの自己評価もできる画期的なシステムです。 本学部は「歯科」を技術中心の医療として考えず、一般医科に基礎をおいた口腔科学・口腔医療として理解することを強く意識しています。カリキュラムもそれに対応。4・5年次に内科学・外科学・整形外科学はもちろん、耳鼻咽喉科学・小児科学・皮膚科学・眼科学・精神神経学の講義があります。これらは医学部の教員が行っており、とくに精神神経学は医学部学生との合同講義です。このような教育は、本学部設置時から続く“medico-dental(医学的歯学)”の考え方を推進するものとなっています。臨床実習学部学生海外派遣プログラム(国際歯科学演習)。臨床基礎実習コンピュータ・テクノロジーを用いた臨床実習。教育方針充実した隣接臨床医学教育。 歯学部は、歯や歯周組織などの口腔(こうくう)科学を学ぶところです。本学では全身を映す鏡である「口腔」を学ぶことから、全身を知ることのできる「口腔」のスペシャリスト育成を目指し、口腔科学の基礎から最先端までいろいろな分野について「教わる」から「学び、考える」ことを重視した教育を行っています。 5年生の夏までは教室での講義が主ですが、秋からは大学病院での臨床実習が始まり、先生方にサポートしていただきながら医療の現場に立っています。歯科に関するエキスパートの方が揃っているので、指導を仰ぎながら自らの探究心を満たせる環境です。上手くいかないときもありますが、仲間や先輩、先生方に助けられて、充実した日々を送っています。口腔のスペシャリスト育成を目指して。脇坂 聡大学院歯学研究科長・歯学部長専門分野:口腔解剖学、口腔組織学探究心も満たせる、充実した臨床実習。堅田 千裕和歌山県立田辺高校出身歯学科6年生在学生からのメッセージ教授からのメッセージ39

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