OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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よくある質問?!特集教育システム教育環境インフォメーション学部紹介法学部法学部では法律以外にどのようなことを学びますか?実定法に加え、基礎法(法の思想・歴史・比較)や政治学を学びます。国際公共政策学科では経済学も学べます。QA■Topics ロイヤリングは、本学部および高等司法研究科出身の法曹によるオムニバス授業です。1990年に開講され、24年の歴史があります。当初はボランティア講義として行われていましたが、数年後に単位化を決定、履修者は現在2・3・4年生です。 法科大学院が設置されるまでは、夏期休暇中に法律事務所で2週間のインターンシップが実施され、現場に触れる貴重な機会となっていました。現在は意味合いがやや変わるものの、法曹志望の学生のための法曹界入門講義という役割を果たしています。 多くの法学部生にとって、海外で学ぶ最初の機会となるのが夏期・冬期に行われる短期研修です。現在、ボンド大学の協力を得て、オーストラリアでの短期研修を実施しています。英語とともにオーストラリア法の学習も組み込んでいるのが特徴で、参加者には日本学生支援機構の奨学金が付与されます。より本格的に学びたい学生には交換留学(半年~1年)を奨励しています。世界中に協定校(授業料免除)があり、渡航の際には阪大法学会の海外留学資金助成が受けられます。 国際公共政策学科では、国際社会が直面する公共的な政策課題を学び分析する能力を養うとともに、政策実施の場面で必要となる「英語」にも重点を置いています。例えば、必須科目の「Project Seminar in English」と「English Certicates」。前者では法学・政治学・経済学の専門知識に基づく学習や学習成果の発表、ディスカッションを英語で行い、後者では海外留学に必要な英語力の習得を目指します。これらの講義は、国際経験豊かな教員が対応し、国際社会で活躍しうる能力を養います。特別講義ロイヤリング ―法曹実務家による講義―海外研修・留学法学部の短期海外研修と留学支援。国際公共政策学科公共政策課題の分野で国際的に活躍する人材養成。法曹実務家が講義を行うロイヤリングオーストラリア国立大学は法学分野の日豪交流において中心的位置を占めています。英語で発表する学生(Project Seminar in English)在学生からのメッセージ 本学部では、社会の複雑な問題を筋道立てて解決していくための手段である法を中心に学びます。法学科が基本的な法学・政治学の学習により大きな比重を置いているのに対し、国際公共政策学科では経済学や国際関係論も含む多様な科目群の中から、自由に幅広く学べます。しかし共通科目も多く、また両学科とも少人数の演習をとりわけ重視しています。 国際協力に関わる仕事を目指して入学しました。しかし、あくまで授業で学ぶのは基礎。専門性を身につけるには、授業外での自主学習が欠かせません。先生方に勉強の相談ができたり、学科の図書室や講演会が利用できたり、サポートは万全。私も参加しましたが、オーストラリアの大学で法律を学ぶなど、国際性に力を入れた授業も多数用意されています。少人数を重視する、特色ある2学科。竹中 浩大学院法学研究科長・法学部長専門分野:西洋政治思想史学ぶも学ばないも、自分次第。猪口 絢子福岡県立明善高校出身国際公共政策学科4年生教授からのメッセージ29

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