OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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アライアンスホールクリーンルームでの研究 『大阪大学テクノアライアンス棟』は、文部科学省からの補助金を受け、2011年3月、吹田キャンパスに竣工しました。この研究棟の設置により、本学が目指す「Industry on Campus」「異分野融合・分野横断科学」「産学連携による高度人材育成」の推進拠点として必要な研究・教育スペースを確保。物理・化学・電子・情報・生物・医学など、さまざまな分野の最新研究ができる設備が整いました。 全国の大学のなかでも、産学連携活動のトップランナーである本学が標語とする「Industry on Campus」。これは企業と大学との連携により、産業創出拠点をキャンパス内に構築。共同研究によってスピーディにより良い成果を上げ、社会への貢献を目指すものです。この構想のもと、企業と大学の研究者が対等の立場で研究する「共同研究講座」制度を全国に先駆けて創設。その発展形として、企業が研究所をキャンパス内に置き、大学と連携しながら主体的に研究を行う「協働研究所」制度、さらに社会の共通課題に対して共同で研究を進める「協働ユニット」制度を設けました。いずれも大学における新しい研究組織形態ですが、企業が大学環境のなかで研究活動を行うことにより、新たなビジネスモデルや革新的技術を生み出すことが期待されています。 産学連携の現場は、学生が日常的に産業界のニーズや競争的環境にふれることができるため、未来の科学技術を担う人材育成に最適なシステムと言えます。大学院生および博士研究員(ポスドク)には、学内インターンシップを通して実践的な教育を実施。一方、入居企業にとっては、蓄積された高度な教育・研究の場で、優秀な若手研究者を育てることができます。 さまざまな先端的研究を、新たな産業および社会ニーズに応える次世代技術開発につなげるため、さらなる基盤整備に努めています。Industry on Campus 次世代へのイノベーションを創出するために欠かせない要素である「産学連携」。大阪大学では、地元企業を大学における最新研究と社会ニーズとのミスマッチを解消。学生・若手研究者の積極的な交流を図り、高いイノベーション創出を担うテクノアライアンス棟。Field地域に根ざしたグローバル ユニバーシティ。ホーム > 特色ある活動 > Industry on Campusパソコンからテクノアライアンス棟密接な連携企 業●Industry on Campus●異分野融合・分野横断科学●産学連携による 高度人材育成高度な教育・研究環境を利用した戦略的研究の継続と人材再育成大阪大学企業との人材交流による若手育成とInternship on Campusによる大学院生育成16

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