OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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知を拓く人。̶新しい探求と挑戦̶Personホーム > 教育・研究活動 > 研究者総覧パソコンから中川 晋作(なかがわ しんさく) 薬学研究科 教授1959年、奈良県生まれ。大阪大学大学院薬学研究科教授、博士(薬学)。神戸学院大学薬学研究科の修士課程修了後、製薬会社の研究所に就職。3年間勤務したのち、博士課程の学生として大学に戻る。神戸学院大学での助手時代に大阪大学へ赴任。助手、講師、助教授を経て現職。アカデミックな世界に身を投じるきっかけは、「研究はロマンの追求である」という恩師の言葉。その後、恩師の座右の銘、「仕事をするからには一流であれ。一流であるために努力することに激烈であれ」に刺激され、ロマンを求めて激烈に研究に打ち込む。専門は、Drug Delivery System研究。おもな研究テーマは、癌免疫療法と経皮ワクチン。2004年日本DDS学会永井賞、2008年 CRS Jorge Heller Journal of Controlled Release Best Paper Awardなどを受賞。趣味は日曜大工。研究室内でも棚やラックを設置するなど、その腕前はプロ並み。天然痘の治療に力を注いだ緒方洪庵によって設立された適塾は、日本におけるワクチン開発のパイオニアであり、本学の原点でもあります。そんな洪庵の精神を受け継ぎ、新手法のワクチンを研究しているのが中川教授です。「貼る」ワクチンは、注射型と違って保管に冷蔵庫が要らず、感染症のパンデミック発生時における大規模接種にも対応できると期待されています。感染症撲滅に向けた、「貼る」ワクチンの開発。8

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