国立大学法人 大阪大学

職員採用案内

永川 陽子さん(施設部管理計画課整備計画係 係長)

稲角 直也 さん(理学研究科 技術部 分析測定室 )

教室系技術

山口 恭平さん(医学部附属病院医事課医療安全係)

【現在どのような仕事をしていますか?】

・国立大学附属病院医療安全管理協議会事務局に係る業務

・院内医療安全関係及び感染対策関係各種委員会の事務

・リスクマネジャーへ連絡・調整

 私の仕事は病院勤務でも患者さんに直接接することはありません。患者さんに医療ミスが起こるのを未然に防ぐための部署で、主に医師や看護師と医療安全及び医療の質を管理する仕事をしています。大きく院内業務と院外業務の2つの業務があり、院内業務では主に医療安全と感染対策に係る審議委員会・会議等においての準備から当日の運営、そして議事要旨の作成までを行っています。また、院外業務では全国42の国立大学病院の医療安全管理協議会の中央事務局として年2回の総会などの取り纏め業務等を行っています。

 【大阪大学に採用になってからこれまでの感想 】

 私の周りの若手職員は行動力のある職員が多くて驚きました。職務のために法律を学びなおそうと自己啓発休職をして大学院に通っている人もいますし、他の大学の若手職員と交流を持つことで考え方の幅を広げようとしている職員もいます。一言でいえば自分の方向性を持った個性豊かな人が多いですね。私も他部局の若手職員の方と意見交換を行ったりプレゼンの勉強をしますが、職務で得られるやりがいとはまた違った収穫があり充実しています。  

【休日はどのように過ごしていますか? 】

 休日はほとんど家にいません。晴れた日にはバイクでツーリングに行き、趣味のカメラで自然の風景を撮ったりします。日常と違う場所で新鮮な空気を吸って、あまり深く考えずにシャッターを切るのが好きなのです。また、雨の日は本屋や雑貨屋を巡ったりします。凝り固まった考えを覆してくれる新しい発見が多く、一日ブラブラしていることもあります。  

【大阪大学の職員として今後の目標は? 】

 2004年に国立大学法人化を迎え、自分達の手で大学を管理・運営しなければならない体制に変わりましたが、実際には旧体制も色濃く残っていると感じます。変わることは容易なことではありません。しかし、病院の経営は大学の運営を左右するので変わることは絶対条件です。しかも関西の大学で12を争う大阪大学がパイオニアとなり周辺大学に手本を示せるよう変革していかなければならないと強く感じています。そのためにも、まず私達若手職員が提案する力をつけるべきだと考えていますし、そのための基礎知識・論理思考力・表現力等のスキルアップを続けていきたいと思っています。   

【大阪大学を目指す皆さんへ一言 】

 私が採用面接を受けた時にもお話をしたのですが、働く上で最も大事な要素の一つが「人」だと思っています。周囲の人間とコミュニケーションを図ることなく、黙々と与えられた業務をこなすだけの人材は必要ありません。共感する心を持ち、人との繋がりを深めることのできる職員。仕事に楽しさを見出しより大きく発展させられる職員。常にアンテナを張って世の情勢に敏感である職員。そして何より大阪大学を愛せる職員。私はそのような皆さんと一緒に働きたいと思っています。  

医事・病院

【現在どのような仕事をしていますか?】

・核磁気共鳴(NMR)装置における依頼測定(液体・固体)

NMR装置における保守・点検・管理

・教員及び学生に対する安全講習・測定講習等の技術指導

 理学研究科 技術部 分析測定室では、研究を行う上で欠かせない分析機器を多数管理しています。私の仕事は、8台の核磁気共鳴(NMR)装置において、天然物などの微量試料測定や常に良好な状態を維持するための保守・管理及びユーザーに対する技術指導などを行っています。また技術部として、いちょう祭などの行事に参加し、一般の方を対象に施設開放・展示・デモンストレーション等を行っています。

【大阪大学に採用になってからこれまでの感想 】

 大学の社会的役割を遂行するには、教員・学生・職員などの違う立場における役割分担が大切だと感じました。技術職員は、教員・学生などの研究に係る技術的分野を専門的に行っています。研究者と技術者が役割分担することで、効率的に研究を進めて行くことが出来ると実感できました。 

【休日はどのように過ごしていますか? 】

 休日は、主に家庭菜園をしています。自分の好きな野菜を植え、食べるのが楽しみです。また、最近では料理を始めたので、休みになると家族に腕を振るっています。 

【大阪大学の職員として今後の目標は? 】

 技術職員は、比較的学生と関わる事が多いことから、学生にNMR測定の技術を分かりやすく伝えていきたいと思っています。また、多くの大学においては技術の継承がなされていない状況にあり、本大学で継承された技術を研究会などで積極的に発表し、他の技術職員との連携を深め、更なる技術の向上を図っていきたいです。 

【大阪大学を目指す皆さんへ一言 】

 就職活動をしていると、周りと自分を比べて不安や焦ってくる事があるかもしれません。特に大学の採用は、企業に比べると遅い傾向があります。しかしそういう時こそ、自分のペースで就職活動をしていくことが大事だと思います。自分が不安や焦ってくる気持ちは、他人も持っています。自分に自信を持っているかどうかで、結果が変わってきます。 

山本 侑子さん(附属図書館吹田地区サービス課)

【現在どのような仕事をしていますか?】

・文献の検索、相談等利用者の対応
・他館からの文献取り寄せ
・利用者向けガイダンス

 附属図書館の一つ、医学・薬学系資料を扱う生命科学図書館で、参考調査サービスをしてます。文献の検索や取り寄せを中心に。皆さんの学習・研究のお手伝いをしています。また、効果的な図書館利用法や文献検索法を知っていただくためのガイダンス等も行っています。

【大阪大学に採用になってからこれまでの感想 】

 学生時代に「図書館の仕事」として想定していたのはカウンター業務中心でしたので、はじめに雑誌の契約を担当する部署に配属され、大規模な大学図書館には様々な業務があることに驚きました。また、採用された年の秋には大阪外国語大学との統合があり、阪大がこれまで以上に大規模で多彩な大学に生まれ変わっていくのを利用者やコレクションの変化から感じました。

【休日はどのように過ごしていますか? 】

 貴重な自分の時間なので、趣味のガーデニングやものづくりに没頭しています。また、古典書誌学の研究会や語学の教室など、楽しめて、同時に仕事にも将来役立ちそうな学習の機会があれば積極的に参加するようにしています。

【大阪大学の職員として今後の目標は? 】

 一口に図書館といっても、カウンターから資料整理、目録、受け入れと様々な業務があるので、色々な部署を経験しながら、図書館員としての専門性を身につけていきたいと思います。また、大阪大学のカラーを、図書館としても打ち出していくような変化を支える図書館員になりたいと思っています。

【大阪大学を目指す皆さんへ一言 】

 大阪大学は、大阪外国語大学との統合によって、日本の国立大学の中で学生数が最多になりました。つまり、図書館利用者の数も最大級になったわけです。利用者の数が増え、ニーズの幅が広がる変化の時期だからこそ、若手の発想・やる気が期待されていると感じます。研修への参加など、自分を高める機会も多く用意されていますので、変化する図書館でぜひ皆さんの力を発揮して下さい。

図書

【現在どのような仕事をしていますか?】

PFI事業に関すること

・施設マネジメント委員会に関すること

・中期目標・中期計画に関すること

・研究棟の建設に関する工事の発注、監理など

 施設部は、大学の建物や設備に関する工事の計画や施工監理を主に行っているところですが、その中でも私の係では、PFI事業(新たな施設整備の一手法です)の推進や、大学の施設全体の事を考え決定していく施設マネジメント委員会の事務などを主に行っています。また今年度は特に、研究棟の新築工事の発注業務、現場監理も行っています。

【大阪大学に採用になってからこれまでの感想 】

 大阪大学の職員であることの一番の魅力は、日本の先端の研究をされている研究者・学生の皆さんの身近で仕事ができるということです。施設利用者の方のお顔の想像できる距離で、長いスパンで施設整備に取り組んでいけるという充実感があります。また、大阪大学は緑豊かな環境なので、四季折々のキャンパスの変化を見ることが出来るのも楽しいです。特に春は素晴らしいですね。

【休日はどのように過ごしていますか? 】

 1歳の子供がいるので(学内の保育園に預けています)、休日は家族で過ごし、あっという間に終わっていきます。平日は仕事から帰ると最低限の家事育児だけで終了!なので、休日は平日にできない用事をするとか・・・子供と遊ぶという用事もありますし!映画を見たり、ゆっくりショッピングしたりもしたいんですが、子供が小さいうちは、貴重な家族の時間を最優先に楽しみたいと思っています。 

【大阪大学の職員として今後の目標は? 】

 仕事を始めて10年が経ちましたので、乏しいながらもこれまでの経験を活かし、少しでも創意工夫した施設整備を行いたいです。建物を使う人の身になりながらも、大学が目指す方向に適った施設整備ができるようになれたら最高です!でもその前に、そそっかしいので、確実に仕事を進めることができるようになるのが、一社会人としての目標ですが。  

【大阪大学を目指す皆さんへ一言 】

 今は「大阪大学の職員になる」ことが一番の目標でしょうが、希望が叶って大学職員として働き始められたら、次は、10年働き続ける事を目標にしてみて下さい。働き始めると、イメージと違う!ということが必ずあると思います。でもそこで早急に判断しないで欲しいのです。長く続けていることで見えてくるものがあると思います。10年経った私の実感です。

山本 浩二さん(情報推進部情報企画課)

【現在どのような仕事をしていますか?】

・大阪大学における事務情報基盤整備の企画・立案

・業務改善に関る情報システム導入・情報サービス提供等の検討

・事務職員が日常使用するパソコン等の操作支援、研修

・財務会計システムに関する問い合わせ・支援

 大阪大学における事務の情報担当部門です。事務の情報化について企画立案を行い、ITシステムの観点から職員が円滑に業務ができる方法を検討、支援しています。また、ここでは学生さんの授業履修などを管理する学務情報システムや、大学の運営経費や収入などを管理する財務会計システムといったシステムの運用管理を行っています。その他、職員のIT関連知識向上のため、オフィスソフトウェアや情報セキュリティについての研修も実施しています。

 【大阪大学に採用になってからこれまでの感想 】

 私は、最初は医学部附属病院医事課入院係に配置されて、平成17年に現在の職場に異動しました。仕事内容は180度変わりました。実はどちらかというと文系で、大学時代はパソコンどころかワープロもろくに触ったことがないような人間でした。今ではサーバー構築から運用管理、ソフトウェアの操作研修に関する業務等に携わっていることを考えると不思議なものです。このように大学の事務は様々な分野でその道の専門家と触れ合い、未知の分野について学習する機会があるので、多くの経験をしてスキルを高め、自身の価値を高めていけるところだと感じています。

【休日はどのように過ごしていますか? 】

 自由時間はできるだけ自分の興味のあることに使うようにしています。基本的に読書は好きなので、今後役に立ちそうな事や興味深い対象を見つけたら積極的に学習してみるようにしています。最近では会計的な事柄に関心を持ち、資格試験に挑戦してみたりもしています。その他、普段の業務が長時間の座り業務なので、運動不足を解消するためにウォーキングなどもするように心がけています。

【大阪大学の職員として今後の目標は? 】

  業務改善の一環で多くの教職員の方が関わって検討しているテーマに、情報共有やユーザー認証分野でのシステム構築といったものがあります。当面はそうした取組みの成功に貢献していくことが目標です。難しいテーマではありますが、自分が普段行っている業務の知識・経験が参考になることも多いので、教員・職員の方々が少しでも効率的に業務ができるようなIT環境つくりに役立てられればと思います。

【大阪大学を目指す皆さんへ一言 】

 大学の業務は、教務・研究協力・人事・会計・医療・情報・図書 等色々あります。例えば、情報がIT業務環境という点から多くの業務を支えているように、どの業務も相互に関連し支え合って、大学全体の運営が成り立っています。どんな仕事をしたいのか最初から明確な理想や目標を持っていなくても、皆さんにはあせらず様々な方向にベクトルを向け、自分の可能性について大いにチャレンジしてほしいと思っています。  

情報推進・企画

先輩メッセージ

 大阪大学では、教職員が一丸となり、これまでにも増して、“個性豊かなキャンパスづくり”、“業務の効率化”、“サービスの向上”などに積極的に取り組んでいます。 そして、大阪大学全体の“クオリティ”のさらなる向上を目指しています。