ラマン顕微鏡技術を用いたヒトiPS細胞由来肝オルガノイドの品質評価系の構築
【プロジェクトメンバー】
研究代表者:植山 由希子(助教)薬学研究科
共同研究者:久保 俊貴(特任助教)医学系研究科・工学研究科
伴走者:【URA職】経営企画オフィス(主任)内橋
【事務職】工学研究科経理課(係員)石垣
【共同研究のキーワード】
肝臓オルガノイド / ヒトiPS細胞 / 薬物動態 / ラマン顕微鏡
【概要】
本研究では、ラマン顕微鏡を応用し、ヒトiPS細胞由来肝臓オルガノイド(試験管の中で幹細胞から作るミニチュアの人工的な臓器)の新たな品質評価系の構築を目的とする。
従来の生化学的方法では、機能評価や均質性評価のために一部の細胞を破壊する必要があり、評価に用いた細胞を再利用できないことが課題であった。しかしラマン顕微鏡技術は従来の手法とは異なり、細胞を傷つけることなく細胞内を可視化することが可能である。この技術を用いてヒトiPS細胞由来肝臓オルガノイドの品質評価系が確立されれば、薬物動態評価や安全性評価に使用する肝細胞の正確な品質管理が可能となり、より安全な医薬品の効率的開発に大きく貢献できる。
植山先生、久保先生に質問!
現在の研究分野に進んだきっかけを教えてください。
植山:学部生の講義のなかで、新薬開発の大変さや日本の創薬力の高さを学び、創薬に貢献できる研究に取り組みたいと思いました。自身の研究テーマが1つの薬になることを目指すより、創薬プロセスの効率化を後押しする技術に興味があったので、現在の研究分野を選びました。
久保:学部4年生で研究室に配属されたときに与えられたテーマだったため、この分野に進みました。
3職協働に期待することは?
植山:このプロジェクトを通して、典型的な研究スタイルでは出会えなかったような方々と交流できるといいなと思います。URAさんや事務職員さんと協働する中で、自身の研究に多様な視点を取り入れていきたいです。
久保:事務の方との協働を通じて、事務の方々と教員および研究者の双方にとってより良い環境の構築に繋がると嬉しいです。
今後の研究活動において、どのような挑戦をしてみたいですか?
植山:今後の研究活動では、創薬プロセスの効率化だけでなく、より実用性の高い技術開発にも挑戦していきたいと考えています。AIやビッグデータを活用した予測モデルの導入や、異分野との連携による新しい評価系の構築など、創薬にかかわる人たちが“使いたくなるツール”を目指した研究にも取り組んでいきたいです。
久保:社会貢献やそれに近い研究を進めたいです。
研究活動
植山 由希子 先生
・研究者HP
https://www.phs.osaka-u.ac.jp/research/researcherDetail.php?id=9
・researchmap
https://researchmap.jp/toba-y
・最近のプレスリリース
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2024/20240830_2
久保 俊貴 先生
・研究室HP
https://kubotoshiki.weebly.com/
・researchmap
https://researchmap.jp/kubo_toshiki_8?lang=ja
・ 最近のプレスリリース
https://note.com/photolife1/n/nb507d7e6b2f2
(2025年9月時点)