国立大学法人大阪大学公式ウェブサイトです。地域に生き世界にのびる 大阪大学

最新情報

教育・学校 
セミナー/シンポジウム情報

不透明な時代における大学の役割

2009年10月16日 (金) 16:00 から 17:45

題記の公開座談会を開催する(参加自由・事前登録不要)。出席者は以下のとおり(順不同・敬称略)。
渡海紀三朗(元文部科学大臣)、松尾泰樹(理研研究推進部長・文部科学省)、小野善康(大阪大学社会経済研究所長)、堀井良殷(大阪21世紀協会理事長・元NHK理事・大阪大学経営協議会学外委員)、横溝英明(原子力機構理事・原子力学会会長)、掛下知行(大阪大学工学研究科教授・教育学務室長), 鈎孝幸(関西電力原子力事業本部副事業本部長)、笠井秀明(大阪大学工学研究科教授・実行委員長)、福田武司(同左・司会)

経済成長が長く停滞し、政局運営が混迷するなど、我々を取り囲むのは将来を展望するのが難しい不透明な状況である。本座談会では、自然科学または人文社会科学における原理法則の発見や方法論の提示、あるいはこれらに基づく施策が透明性の向上に寄与を果たす可能性があるとの意識のもと、大学がどのような展望を持って教育研究を進めるべきかを検討する。
 法人化後、国立大学は組織体質の見直しを図り、産学連携や人材育成基盤の強化を効率的に進める仕組みを整備するとともに、自己評価指針の策定や教育の国際化など、数多くの施策を行ってきた。しかしながら、これらは過去を振り返った対症療法的な措置であり、透明性を向上する類のものではない。近視眼的な対応の排除はもとより、大きな慣性力を引きずることなく、社会経済の本質と考えられる不透明性の根源に挑み、然るべく指針を提示するのが国の研究機関であり、高等教育を司る最高学府である国立大学の役割であると考えられる。
 理工学分野に視点を移すと、昨今過分に強調される産学連携や実用化技術の即席栽培が問題解決の糸口になるとは考えにくい。また、ものづくりを重視する懐古主義的な生産技術の復興も有効とは云えない。確かに、近年における目覚ましい技術開発の成果が現在の社会基盤の構築に寄与したことは事実であるが、実空間における科学技術、即ち目に見えるものづくりが万能であった時代は既に終焉している。ここで再び基礎を重視するのか、或いは別の視点、例えば関数の連続性や点列の収束性を考える位相空間で科学技術と社会経済を見直すのかが論点になる。
 かかる不透明な時代に、価値基準の再構成にもつながる方向性を議論する場として、理工系の大学教員のみではなく、人文社会科学系の学識経験者に加え、政治学の立場で文教政策の舵をとる政界の代表者や有数の財界人を迎えて題記の座談会を開催する。

日時: 2009年10月16日 (金) 16:00 から 17:45
主催: 大阪大学工業会・大阪大学大学院工学研究科
場所: U3棟211号室
参加登録: 不要
URL: http://www.osaka-u.info/news/2009/info208.html
連絡先: 大阪大学工業会
okc-net@onc.osaka-u.ac.jp

このページのトップへ