「眞っ白い心」
      作歌 柊 和典 (24文乙)
      作曲 赤松 義夫(19理1)

  1. おおぞら香り 青く澄んで
    氣も縹渺(ひょうびょう)と おおい!と呼べば
    反響(こだま)がかえる
    さよなら さよなら
    あの若い日の 眞っ白い心

  2. 頭(こうべ)にふたすじ 白線巻いて
    故も知らぬ さびしさ抱いて
    遙かなる國
    眞實求め 眞實求め
    旅せし頃の 眞っ白い心

  3. 今宵月は 夜空に高く
    ああ想い出すファイアーストーム
    太鼓打ち鳴り
    篝火燃えて  篝火燃えて
    聲を限りの 輪舞のあの夜

  4. いま年老いて 母校創立
    八十年の 日に相い會えど
    かっての友は
    半ばは逝きて 半ばは逝きて
    殘れる者も
    顔に刻む 放浪の痕
    ああ せめて
    この佳きひと日
    戻れ 若い日の 眞っ白い心
    ああ わが大高
    大阪高等學校の 眞っ白い心