「第八回記念祭歌」
      作歌 山口正治 (未詳)
      作曲 川北四郎 (8理甲)


  1. 秋や更けたり蕭条と
    病薫(わくらば)風にまろぴ舞ふ
    枯野の面に紅々(あかあか)
    燃えづる華や大高の
    我等が若き血に咲ける
    祝ふうれしき記念祭

  2. 光輝く東明の
    生駒の峰にさし上る
    陽にさへ増して今日の日は
    光に充てる帝陵に
    健児六百高々と
    深きよろこぴ歌ふなり

  3. あゝ高らかに冴え渡る
    かの大空の青きかな
    ゆらぎて過ぐる白雲(はくうん)
    仰ぎて友よおほろかに
    若き命のほこりこそ
    すゞしき空に打ち上げむ

  4. 時移ろひて向上の
    あゆみはこゝに七星霜
    いざ来よ友よ新しき
    門出寿ぐこのよき日
    カにみちて若き身の
    高き理想を仰がずや