「第二十六回記念祭歌」
作歌 今村俊男 (25文乙)
作曲 片岡通昭 (25理乙1)
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青嵐の丘に輝(かがよ)ふ
永世(とこよ)なる理想の象徴(しるし)
遍歴(へめぐ)りて二十六年よ
うらさぴし沈倫(ほろび)の国に
ローレルの薫高くて
国生みの魂は蘇(もど)りぬ
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くさぐさの想ひに満つる
春秋は昨日(きそ)の日の如(ごと)
創業の思ひは遙けく
ふるさとの丘に佇み
人みなは懐ひ歎けど
逝きし日は復(また)も帰らず
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国荒み人悪しけれど
あはれはた何か歎かむ
あかねさす紫の丘
平らぎの精は生れて
豊けくも萌ゆる小草(おぐさ)や
新しき世代(とき)は来りぬ
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罪あらばそを受けて立ち
責あらばそをもち立たむ
茨なす苦しき道も
永世なる平和の道
狂火の若き血をもて
ひたすらに遍歴(へめぐり)りゆかな
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静寂(しじま)なる深緑(みどり)の森に
祭火(まつりび)は今も灯りて
飄(つむじ)かもい巻(ま)き渡ると
祝ぎ狂ふ鼓の響
新世紀(あらたよ)の産声(こゑ)響かへ と
歌へいざ青春(とき)の讃歌を
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