「第二十六回記念祭歌」
      作歌 今村俊男 (25文乙)
      作曲 片岡通昭 (25理乙1)


  1. 青嵐の丘に輝(かがよ)
    永世(とこよ)なる理想の象徴(しるし)
    遍歴(へめぐ)りて二十六年よ
    うらさぴし沈倫(ほろび)の国に
    ローレルの薫高くて
    国生みの魂は蘇(もど)りぬ

  2. くさぐさの想ひに満つる
    春秋は昨日(きそ)の日の如(ごと)
    創業の思ひは遙けく
    ふるさとの丘に佇み
    人みなは懐ひ歎けど
    逝きし日は復(また)も帰らず

  3. 国荒み人悪しけれど
    あはれはた何か歎かむ
    あかねさす紫の丘
    平らぎの精は生れて
    豊けくも萌ゆる小草(おぐさ)
    新しき世代(とき)は来りぬ

  4. 罪あらばそを受けて立ち
    責あらばそをもち立たむ
    茨なす苦しき道も
    永世なる平和の道
    狂火の若き血をもて
    ひたすらに遍歴(へめぐり)りゆかな

  5. 静寂(しじま)なる深緑(みどり)の森に
    祭火(まつりび)は今も灯りて
    (つむじ)かもい巻(ま)き渡ると
    祝ぎ狂ふ鼓の響
    新世紀(あらたよ)の産声(こゑ)響かへ
    と 歌へいざ青春(とき)の讃歌を