「第二十回記念祭歌」
作歌 山根俊也 (18理乙)
作曲 荻野 泉 (20理乙)
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世紀の流れ滔々と
寄する亜細亜の新天地
祖国の息吹(いぶき)血の響
高鳴る胸を如何せむ
あゝ神州の健男児
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澱江ながく水澄みて
我等が魂(たま)を浄むべし
晨に仰ぐ金剛は
我等が理想の光なれ
あゝ楠公を生める郷(くに)
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阿倍野原頭雁鳴きて
今宵ぞ茲に二十年
美(うま)し歴史は薫れども
先人立ちし丘の上に
あゝ新月の影淡し
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時代の文化築かむと
勢(きそ)ふ大地の朝風に
四辺の雲霧あともなく
今三芳野の山峡(やまかひ)に
あゝ燦然と陽(ひ)は昇る
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見よ済済(せいせい)と八紘に
拓く一宇の大理想
黒潮踊る南海に
鵬翼万里羽博(はばた)かむ
あゝ感激の図南の子
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