国際交流課の総括補佐として、課内の様々な調整ならびに係に属さないような個別案件の処理にあたっています。
また、国際化拠点整備事業(大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)の業務も担当し、本事業を遂行していく上で、予算関係をはじめ各種調書の作成や関連会議の準備、文部科学省担当課との連絡調整を行っています。

大阪大学に勤めるまで別の仕事をしていましたが、基礎工学部庶務掛に採用されて以後、国立曽爾少年自然の家、奈良先端科学技術大学院大学への出向経験があります。自然の家では、机を離れ所外での仕事が中心でした。大学では庶務系の仕事が多かったのですが、貴重な経験としては、事務局長担当秘書(法人化前)、その後、再び総長秘書として秘書業務に就いたことです。 また、現在の国際交流課も自分には縁遠い部署と思っていました。

実は、採用間もない頃、大学の事務組織に秘書係があると思ってもみませんでしたので、そこへの異動は正直驚きと戸惑いがありました。秘書時代の思い出については、渋滞に巻き込まれ総長が議長の重要な会議に遅れそうになったり、会議が長引き来客を待たせたりと、冷や汗を流すような場面ばかりが出てきますが、一方で、仕事柄学外の人と知り合になる機会も多く、その後も連絡を取り合い、今の仕事で助けてもらったりもしています。秘書の経験を通して、人と人とのつながりを大切にしたことは、いつかどこかで自分自身に返ってくるということを学んだと思います。

大学院の重点化、国立大学法人への転換そして大学の国際化と、時代の移り変わりと共に、大学の役割も変遷してきています。それに伴い、組織も制度も大きく変わりますので、その変化への対応に苦労することがあります。従って、仕事の進め方についても硬直化を排し、柔軟性をいかに保っていくかが職員一人一人に求められてきていると実感します。

大阪大学は、全国有数の規模の大学であり、
積極的にグローバルキャンパスの実現に向けて取り組んでいる中で、組織も大きいことから多種多様な仕事が待っています。さらに横断的な仕事も増えてきており、先端的な取り組みに触れる機会も多いでしょう。その意味で、やりがいのある職場だと言えます。
今、自分が担当している仕事は直接的ではないが、大阪大学を支えていると体感できる場でもありますので、誇りを持って仕事に取り組める大学です。
また、学内保育所の設置など安心して仕事ができる環境を整備しているところも魅力です。