OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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留学生見学旅行(旧金毘羅大芝居)JICAインターンシップ・ケニア事務所JICAプロジェクト裨益者への取材にて グローバル化とローカル化の流れのなか、あなたはどのような人になりたいですか?本研究科は、世界の各地域の言語・文化・社会を正しく理解、尊重してコミュニケーションのできる『差異を超えた地球人』が求められると考え、2012年に「言語文化」「言語社会」「日本語・日本文化」の3専攻体制に拡充しました。 言語文化専攻では、国際化・情報化社会の発展を推進していく人材育成を目標に、人文・社会・自然科学などの各分野から人材を受け入れ、広く言語と文化に関して学際的な教育・研究体系の構築を目指しています。 言語社会専攻では、外国の言語や文化、社会に関する高度な専門的知識を有する研究者および国際舞台で活動できる高度専門職業人の育成を目標に、世界諸地域の言語とそれを基底とする文化に関する地域的研究を行っています。 日本語・日本文化専攻では、日本語・日本文化を通して日本と世界を結ぶ人材の養成を目標とし、伝統的な学問の枠組みにとらわれることなく、日本語・日本文化を世界の諸言語・文化・社会との有機的な関連の中で捉える新しい教育研究を推進します。 本研究科は、体系的な分析・評価能力だけではなく、現場感覚を持つ、世界を舞台に活躍する公共政策プロフェッショナルの育成を目指しています。 なかでも、インターンシップで培われる現場感覚や教育効果を重視。大学院生がインターンシップに参加することを奨励・支援しています。そのため、国際機関勤務経験者や国際経験の豊富な教員を配置するとともに、ネゴシエーションやインターンシップといった実用的な能力を身につけるための参加型授業を開講しています。さらに、海外でのインターンシップに対する助成制度を設置。学生が積極的に海外インターンシップに参加するよう取り組んでいます。このような取り組みにより、中央官庁や政府機関(JICA、国際交流基金など)、NPO/NGOのほか、国際機関(国連、国際移住機関、国際労働機関、ユニセフなど)でインターンシップを経験する学生が増えてきています。 また、国際公共政策の最前線で活躍する実務者を招き、国際機関への就職を希望する学生向けにセミナーを開催。就職実現への意識を高める体制も整えています。■Topics■Topics『差異を超えた地球人』を目指そう。インターンシップによる公共政策エキスパートの育成。大学院大学院言語文化専攻は超域的な観点から言語文化学のあり方を追究し、言語社会専攻は24言語を基礎とした地域の言語や文化、社会に関する教育研究を展開。2012年には世界言語研究センターと統合し、新たに日本語・日本文化専攻を加えて3専攻に改組しました。国際的な相互理解を推進する研究者・高度専門職業人を養成します。他大学に類を見ない、豊かな言語教育を実施。本研究科が扱う研究対象は国際社会が直面する公共課題、および日本が抱える政治・経済・社会問題です。これらの課題に現実的かつ有効な打開策を見いだすには、広い視野と知識、柔軟な発想力が不可欠となります。そのため国際機関や官庁からゲストを招くなど実践的教育を徹底。政策エキスパートを育成しています。志ある学生が集い、グローバルな課題に挑む。特集大学院研究科紹介教育システム教育環境インフォメーション国際公共政策研究科比較公共政策国際公共政策言語文化研究科日本語・日本文化言語社会言語文化工学研究科/基礎工学研究科/言語文化研究科/国際公共政策研究科51

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