OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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本誌P80に基礎工学部案内の請求方法が記載されています。資料請求はコチラ 人間重視の知的情報技術や省資源技術が、これからますます重要な時代。その発展を担うのが「電子物理科学」です。電子と光の性質を熟知しつつ、機能材料を研究・開発する「物性物理」と、それらを新たなデバイス・システムヘと発展させる「電気工学」を融合。そこに、自然や人間社会との関わりといったヒューマンな要素を取り入れているのが本学科の大きな特徴と言えます。1年次では共通の専門教育を学び、2年次から2コ一スに分かれて進学。先進的なカリキュラムに基づき、深い基礎知識と広い視野、柔軟性を持った研究者を育成しています。電子物理科学科電子と光を知り、人にやさしい素材・技術を創る。夢をひらく、新しい物質の在り方を探究。「システム」を研究し、人と技術の共生を目指す。世界を豊かにするICT分野を育てる。 化学は、私たちの生活を支え、地球環境との調和をはかるために必要な科学技術の源です。本学科は、物質の新しい在り方を探求するとともに、物質と生命の関係、環境・エネルギー問題の解決など、広い視野に立った教育・研究を行っています。1年次は自然科学・社会科学・語学を含む一般教育を履修。2年次に進む時点で2コースに分かれます。合成化学コースでは、合成という名にとらわれず、化学全般が対象。新しい物質の発見・開発から、環境・エネルギー問題にも注力しています。化学工学コースでは、物質の変化を総合的に探究。社会の発展に貢献できる物質やエネルギーの変換システムの構築を目指しています。化学応用科学科 機械・社会・環境・生物について、数理的アプローチを基本とし、システム論的な手法で教育・研究を行っています。ロボットや人工衛星は、複雑なシステムの代表。その構成要素である多くの機械・電子部品およびソフトウェアを巧みに連携させることで、人に役立つ作業や高速移動が可能に。そういったシステムは医療福祉や環境エネルギー技術にも応用され、社会に貢献しています。また、「生物」も多くの細胞や器官で構成され、これらがシステムとして機能。教育・研究対象に「生物」まで含んでいるのが大きな特徴です。本学科では、2年次より3コースに分かれて進学。各専門分野の深化と学際融合領域の開拓を目指します。システム科学科 本学科では、情報科学の専門科目を含む1年間の一般教養を習得後、3コースに分かれます。計算機科学とソフトウェア科学の2コースは、コンピュータそのものの可能性を追究する科学と、その技術の基礎となる数学手法、さらにコンピュータをツールとする新しい応用技術を主な教育課題としています。数理科学コースでは、理学・工学・経済学などさまざまな分野に生じる数学的・統計学的問題に共通する数理的法則を抽出・解明。さらに応用に役立てることを目指します。 ICT(情報通信技術)は、日本の競争力を支え、科学技術の発展に必須な分野です。ICTで世界を豊かにするために、一緒にこの分野を育てていきませんか。情報科学科■教育システム光技術を用いたテラヘルツ波通信で、世界最高速度の無線通信を実現高機能触媒の合成研究とMMRによる分子構造の研究高度情報通信を支えるネットワーク諸技術ホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 基礎工学部パソコンから基礎工学部School of Engineering Science「基礎工学部」は、国立大学で本学にのみ設置されているユニークな学部です。従来の工学部・理学部の枠を越え、科学と技術の融合による先端的研究を行うため、1961年に創設されました。例えば、電波を光で運ぶ通信システムの研究やインターネットではない未来型ネットワークの考案などがテーマ。21世紀に求められる科学技術のパイオニアを目指すとともに、柔軟性と応用力をもって国際的に活躍できる人材育成を推進します。学部3年次から大学院に進学できる「飛び級制度」など、新しい教育にも積極的です。理工の枠にとらわれず、科学と技術の先端を切り拓く。入学定員 83人学部紹介情報科学科入学定員 169人システム科学科入学定員 84人化学応用科学科入学定員 99人電子物理科学科学科コースエレクトロニクスコース物性物理科学コース合成化学コース化学工学コース機械科学コース知能システム学コース生物工学コース計算機科学コースソフトウェア科学コース数理科学コース電子物理科学科化学応用科学科システム科学科情報科学科44

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