OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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ホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 歯学部パソコンから歯学部School of Dentistry 1年次は、共通教育系科目を豊中キャンパスで学ぶとともに、歯科医学の入門編となる「歯学序説Ⅰ」「歯学序説Ⅱ」を吹田キャンパスで履修。2年次からは、解剖学・生理学・生化学など、さまざまな基礎医学の講義・実習がはじまります。基礎科目を学び終える3年次後半には、総仕上げとなる「基礎配属実習」があります。これは本学部独自の科目で、全国でもユニークなカリキュラムです。国内外で活躍する教員の指導を受けながら、バイオ、材料工学からその融合領域まで、先端の研究に2ヶ月間取り組みます。この実習を通じて、歯学における研究の意義と重要性を認識し、ライフサイエンスとしての口腔科学に対する探究心を育てます。そして、5年次後半から6年次にかけて行われるのが「臨床実習」。指導医のもとで、患者さんと接し、病気の検査・診断・治療の基本知識とそれに基づく医療技術を習得。さらに、将来医療に携わるための心構えを養います。研究者を志す学生にとっても、実習を通して口腔機能や病態を知るかけがえのない勉学期間です。実習後には、歯科医師・研究者となる実感と自覚が確実なものとなっているでしょう。 そして歯科医師国家試験合格が、歯科医師への第一歩。合格後から、本当の意味での勉強が始まります。研修などを通じて、患者さんの要望に応えられる見識と技術を備えた歯科医師を目指してください。 また、高齢化社会や生活の変化によって、歯科医療に対する社会の要求は多様化・高度化しています。その要求に応えるべく、大学院で研究の道へ進みたいという皆さんの入学も心待ちにしています。歯学科6年一貫教育で口腔科学・口腔医療の最先端を学ぶ。 本学部には、国立総合大学では唯一の「歯学部附属病院」があります。さまざまな臨床歯科学に対応した治療部門(診療科)があり、最新の診断・治療装置を備えた先進的な歯科医療を提供する大学病院です。本学部の学生は、ここで臨床実習や卒業後の臨床研修を行うため、先端技術や最新研究に触れながら、最高レベルの教育を受けることができます。本院では、必修化された1年間の臨床研修だけでなく、その後も研修を継続することで専門医資格や学位を取得し、指導的役割を果たせる歯科医師の養成も目指しています。附属病院国立総合大学で唯一の歯学部附属病院で、充実の実習を。 「歯科医療から口腔医療へ」という流れのなか、歯学研究の対象も広がりを見せています。例えば、「飲み込む」機能の回復は、体力の衰えを防ぎ、肺炎などの病気の予防にもつながります。また、おいしい食事を「味わう」ことは、生きる喜びの基本です。このように口の中の健康を通じて、全身の健康を維持・増進し、一人ひとりの人生をより豊かなものにしていくことが、歯学研究の目標です。研究対象食べる、話す、生きる…「口」にまつわるすべてを研究。■教育システム1951年に国立総合大学で最初の歯学部として創設。国際的にも有数の教育・研究機関へと発展を遂げてきました。技術中心ではなく、口腔科学・口腔医療として歯学を理解することを目的としており、研究の活発さも全国一。また、最高レベルの口腔医療に特化した附属病院も設置されており、充実した臨床実習・研修を受けられます。本学部の目的は、歯科医療のスペシャリストを育てること。さらに、歯と関連の深い口や顔、それらを動かす脳、ひいてはからだ全体を科学の目で見ることのできる“オーラルヘルス”の専門家育成にも注力しています。健康の源である「口」を通して、豊かな生活に貢献する。臨床実習入学定員 53人学部紹介本誌P80に歯学部案内の請求方法が記載されています。資料請求はコチラ歯学科歯学科口腔形態情報学口腔機能生理学口腔分子生化学口腔分子薬理学口腔病理病態学口腔微生物学口腔医用工学口腔予防保健学口腔感染免疫治療学口腔機能再建補綴学口腔病態外科学顎顔面発育制御学小児歯科保健学顎口腔麻酔学顎口腔放射線学学科学科目基礎配属実習歯学部・歯学部附属病院38

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