OSAKA UNIVERSITY GUIDEBOOK 2015
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Faculty of Medicine学部紹介ホーム > 学部・大学院・施設 > 学部 > 医学部パソコンから医学部(医学科)医学科入学定員 100人 1年次から2年次前半までは豊中キャンパスでの教養課程の期間ですが、同時に医学科のカリキュラムも開始されます。1年次前期には、「医学序説」を開講し、歴史的な研究成果を上げた経緯や最先端の臨床医学の講義を聞くことができます。1年次後期からは分子生物学を中心とした基礎医学の講義を受け、2年次の秋からは吹田キャンパスに移り、形態学・生理学・生化学などの基礎医学の講義と実習が始まります。 3年次では二つの特色あるプログラムを用意しています。「選択必修科目」ではゲノム科学や癌生物学など10の研究分野から1つを選び、チュートリアル、国際セミナー、実習などを通じて最先端の知識を身につけます。また「基礎医学講座配属」では4ヶ月間希望する基礎医学講座に配属され、研究に専念します。この期間に英文医学雑誌に掲載されるような研究成果を上げる学生もたくさんいます。 4年次から臨床医学の講義が開始されます。共用試験(CBT、OSCE)を経て5・6年次の2年間は、臨床実習に専念します。附属病院と大阪・兵庫の基幹病院を実習の場とし、実際に患者さんに接することで、臨床医として必要な態度、知識、技術を修得します。この期間、海外の提携校への短期臨床留学も可能です。 このように本学科では学生それぞれの志向に応じたさまざまなカリキュラムを提供しています。最終的に研究職に就くにしても、臨床医を目指すにしても、本学科が重視しているのは「研究する心(リサーチマインド)」です。医学は人間の未来のために、つねに進歩しなければなりません。皆さんには、つねにリサーチマインドを忘れず、新しいことにチャレンジする医師・医学研究者であってほしいと思います。 将来、研究者を目指す学生に対しては、特別プログラム「MD研究者育成プログラム」を用意し、世界をリードする研究能力と国際的視野を備えた人材を養成することを目指します。 これまでは医学部を卒業後、臨床研修に参加し、その後本格的な研究生活に入ることが一般的でした。しかし世界的な研究者を目指すには、学生時代から研究者としての基礎と姿勢を身につけることがその後の成果に大きな違いを生むはずです。 1・2年次は希望者が参加し、基礎医学系教室の研究紹介や教室体験などで、本学科では実際にどのような研究を行っているかを実体験することができます。3年次からは特定の基礎医学教室または附属研究施設に所属し本格的な研究を開始します。具体的には、研究手法・論理的思考力・情報収集能力・プレゼンテーションやディスカッション能力を養います。医学英語教育も重視し、学会発表や海外留学も積極的にサポートします。また、奨学金制度も準備しています。本プログラムへの参加はあくまで自由です。 参加者は従来の医学科のカリキュラムはそのまま受講し、その時間外を利用して本プログラムに参加します。いわゆる課外活動的な位置づけになるため、時間的負担は増えます。しかしそれだけの意欲と熱意をもった学生が集まるだけに、密度の濃い、充実した時間を過ごすことになります。教育概要優れた医師・研究者を育てる、充実の6年一貫プログラム。特別教育将来の医学研究者を目指す「MD研究者育成プログラム」医学部医学科■教育システム緒方洪庵が開いた適塾、その流れをくむ人々が創設した医学校が医学部医学科の源です。医学科の使命は、高度な倫理観と探究心をもち、世界の医学・医療をリードするスペシャリストを育成することにあります。ここでは、世界的な臨床医・研究者も数多く活躍しており、基礎医学はもとより、最先端の臨床医学、高度先進医療を習得できる体制が整っています。未来を切り開く、最先端の医学・医療を学ぶ。基礎医学実習臨床実習授業風景本誌P80に医学部案内の請求方法が記載されています。資料請求はコチラ医学部医学科学部学科34

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