在学生の方へ
プログラムのメリット
☆もう一つの専門領域(準専門領域)を持つことができるようになる
高度副プログラムや副専攻プラグラムを修得することにより、プログラムが掲げる「教育テーマ」に沿って配置された複数の科目に含まれる、まとまった「知」を獲得できます。まとまった「知」を体系立って獲得すること、即ち準専門領域を持つことになります。
科学や技術が進展した現代では、1つの専門知識を適用するだけでは解決できない複雑な課題がほとんどです。異なる専門的視点を組み合わせて解決できるのです。
二つの専門領域を持った人たちが達成した業績は、一つの専門領域の人たちの業績よりも多いことがデータとして存在しています。
欧米では副専攻的な教育プログラムが数多くあります。例えば、アメリカではDouble Major(2専攻)やTriple Major(3専攻)といった複数専攻制度やMinorと呼ばれる副専攻的な教育プログラムがあります。意欲ある学生はこうした制度を利用して複数の分野の専門知識を身につけることができます。複数専攻や副専攻を修了すると優秀で意欲ある学生と見なされることが多いようです。同じように大阪大学の副専攻プログラム・高度副プログラム受講者は自分の専門に加えて準専門として他分野の専門知識を得ることができます。
☆複眼的視野で物事を洞察できるようになる
いろんな事象や物事を見つめ、その良し悪しを判断をする際、1つの視点からの評価・判断では、正しくない結論に到達する可能性があります。例えば、エネルギーが足りない場合、「増やす方策が必要」、「可能なエネルギーで済む方策」という二つの考え方ができます。その二つの考え方を持てる人は、どういう方策を講じるかについて、望ましい結論を導く可能性が高くなります。複数の視点から見つめること、これが複眼的視野を持つことです。
また、大学院レベルになり自分の専門分野の知識習得や研究に打ち込むようになるとどうしても自分の専門外の分野に接する機会が減りがちになります。しかし、将来どのようなキャリアを選んでも自分とは違う分野の専門家、ものの見方が異なる人たち、と協力して仕事を行っていくことが重要になってきます。副専攻プログラム・高度副プログラムを受講すると学際的な専門知識を身につけることができます。また、多くの授業ではグループワークやディスカッション、ワークショップなど他の受講者と共同で行う課題が与えられます。学生はこうした機会を通じて自分とは違う専攻の学生などとコミュニケーションを取ることを学びます。このように自分の専門分野以外の知識を身につけたり他の専門分野の人をお互いに理解して視野を広げることは今後ますます重要性を増してくると考えられます。
☆現代的なニーズに対応した教育を受けることができる
現代社会の変化は激しく社会的なニーズも多様に変遷しています。学生が大学で学ぶべきことや社会が大学教育に求める教育内容も変化し、既存の研究科で提供される教育プログラムだけでは十分に対応できない場合があります。副専攻プログラム・高度副プログラムではこうした現代的なニーズに対応したプログラムを数多く提供しています。
☆研究テーマ設定やキャリア選択の幅が広がる
多くの学生が副専攻プログラム・高度副プログラムを受講したことでキャリアパスのイメージが明瞭になり、就職活動で役立ったと言っています。高度な教養や複眼的視野を持った人材として社会から高い評価を得ているようです。副専攻プログラム・高度副プログラムを受講することにより、グローバル社会において求められる主体性やコミュニケーション能力を身につけ、企業などが新卒社員に求める資質を獲得することができます。
例1 (薬学研究科Aさん 司法通訳翻訳受講)
Aさんは大学院入学以前より将来は麻薬取締役官になりたいと思っていました。特別司法警察職員として将来司法に携わるために、Aさんは大学院在学時に司法に関する知識を深めたいと思っていました。司法通訳翻訳における講義では、実際に現場で働く職員の方々から直に職務に関する講義を聴くことができただけでなく、関西空港の入国管理局や、大阪地検、刑務所、矯正施設、大阪府警など通常一個人として立ち入ることが難しい司法の現場へと足を運びました。薬学の専門性を生かし、司法の世界に進みたいと思っていたAさんにとって様々な司法の現場を知ることは自身のキャリアを考えるうえで大変役に立ちました。特に、検察や警察の方々の講義には、現場の実務や苦労話があり、中には薬物事犯に関する内容もあって大変勉強になりました。また、同じプログラムを受講する学生には、Aさんと同様、将来司法に携わる職を希望する人が多く、彼らとの交流も良い刺激になりました。司法通訳翻訳の受講を修了して半年後、Aさんは無事希望の就職先から内定をもらいました。
例2 (工学研究科Bさん 学際光科学受講)
Bさんは就職後は光科学に関する仕事をしたいと思っていましたが、研究室での研究内容はそれとは違っていたので、学際光科学の高度副プログラムを受講しました。就職活動では学際光科学を受講していることがアピールポイントとなったと言っています。
例3 (薬学研究科Cさん 臨床医工学受講)
Cさんは臨床医工学を受講しました。このプログラムの中で学んだイメージングという分野で創薬研究を発展させるための共同研究をこのプログラム受講を通して知り合った教員と行っています。このようにCさんは高度副プログラム受講を通じて新しい研究テーマと共同研究の機会を見つけました。
