○大阪大学次世代挑戦的研究者育成プロジェクトに関する規程

(趣旨)

第1条 この規程は、大阪大学(以下「本学」という。)が実施する学際融合を推進し社会実装を担う次世代挑戦的研究者育成プロジェクト(以下「本プロジェクト」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。

(目的)

第2条 本プロジェクトは、我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う優れた博士(後期)課程の学生に対して、生活費相当額(以下「研究奨励費」という。)及び研究費を支給するとともに、当該博士(後期)課程の学生が主体的に自らの研究を行い得る研究環境及び多様なキャリアパスの形成に向けた人材育成プログラム(以下「キャリア開発・育成プログラム」という。)の提供を一体的に行うことにより、社会のニーズの変化を踏まえ、既存の組織及び分野の枠組みを越えた挑戦的かつ融合的な研究の推進を図り、もって科学技術の振興に資することを目的とする。

(定義)

第3条 この規程において「博士(後期)課程の学生」とは、本学大学院の博士課程の後期課程の学生(医学系研究科医学専攻、歯学研究科及び薬学研究科医療薬学専攻にあっては博士課程の学生とし、生命機能研究科にあっては博士課程第3年次から第5年次までの学生(修士課程の修了に相当する要件を満たしていると認められた者に限る。)とする。)をいう。

(事業統括)

第4条 本プロジェクトの運営責任者として、事業統括を置く。

2 事業統括は、本プロジェクトにおける研究奨励費及び研究費(以下「研究奨励費等」という。)の支給及びキャリア開発・育成プログラムの提供を一体的に受ける者(以下「プロジェクト生」という。)の選抜その他本プロジェクトの運営の全体について権限及び責任を有し、本プロジェクトを推進するものとする。

3 事業統括は、学際大学院機構(以下「機構」という。)マネジメントオフィス次世代研究者育成推進部長をもって充てる。

(事業統括の責務)

第5条 事業統括は、本プロジェクトを円滑に推進するため、次条に規定する事業運営委員会及び第7条に規定するプロジェクト生選抜委員会を編成するとともに、次の各号に掲げる業務を行うものとする。

(1) 本プロジェクトの構想、プロジェクト生の選抜方法及び選抜計画、キャリア開発・育成プログラムの内容並びに運営体制の中長期的な計画を決定する。

(2) 専門分野の異なる個々のプロジェクト生の研究を相互触発するための必要な措置を講ずること。

(3) キャリア開発・育成プログラムに関するマネジメントを行うこと。

(4) 公正かつ効率的に本プロジェクトの予算を執行すること。

(5) 研究開発活動における不正行為及び研究費の不正な使用を未然に防止するため、研究倫理教育の受講について周知徹底すること。

(6) その他本プロジェクトを推進するために必要な業務

(事業運営委員会)

第6条 事業統括の業務を補佐するため、事業運営委員会を置く。

2 事業運営委員会は、次の各号に掲げる事項について審議する。

(1) 本プロジェクトの基本構想に関すること。

(2) 本プロジェクトの運営体制に関すること。

(3) 本プロジェクトの企画立案及び管理・運営に関すること。

(4) 本プロジェクトの事業計画に関すること。

(5) 本プロジェクトの将来計画に関すること。

(6) 本プロジェクトの評価に関すること。

(7) プロジェクト生の研究倫理教育に関すること。

(8) プロジェクト生の修了認定に関すること。

(9) その他本プロジェクトの運営に関する重要事項

3 事業運営委員会は、次の各号に掲げる委員をもって組織する。

(1) 事業統括

(2) 教育オフィス長

(3) 教育オフィス員のうちから教育オフィス長が指名する者 若干名

(4) 研究オフィス員及びグローバル連携オフィス員のうちからそれぞれのオフィスのオフィス長が指名する者 若干名

(5) 機構博士課程教育リーディングプログラム事業、卓越大学院プログラム事業及びオナー大学院プログラム事業の各部門から選ばれた者 各1名

(6) 本学以外の機関に所属する者で事業統括が必要と認めた者

(7) 前各号に掲げるもののほか、事業統括が必要と認めた者

4 事業運営委員会に委員長を置き、前項第1号の委員をもって充てる。

5 委員長は、会務を総理し、事業運営委員会を代表する。

6 事業運営委員会においては、必要に応じて、小委員会を置くことができる。

7 事業運営委員会は、その業務遂行に際しては、必要に応じて、人文社会科学系戦略会議、理工情報系戦略会議及び医歯薬生命系戦略会議の各議長と連携を図るものとする。

8 前各項に定めるもののほか、事業運営委員会に関し必要な事項は、別に定める。

(プロジェクト生選抜委員会)

第7条 プロジェクト生の選抜に関し事業統括を補佐するため、プロジェクト生選抜委員会(以下「選抜委員会」という。)を置く。

2 選抜委員会は、次の各号に掲げる事項について審議する。

(1) プロジェクト生の選抜計画に関すること。

(2) プロジェクト生選抜の実施に関すること。

(3) プロジェクト生選抜の広報に関すること。

(4) プロジェクト生選抜の分析及び検証に関すること。

(5) その他プロジェクト生選抜に関する重要事項

3 選抜委員会は、次の各号に掲げる委員をもって組織する。

(1) 事業統括

(2) 事業運営委員会の委員のうちから事業統括が指名する者 若干名

(3) 機構博士課程教育リーディングプログラム事業、卓越大学院プログラム事業及びオナー大学院プログラム事業の各部門から選ばれた者 各1名

(4) 人文社会科学系戦略会議、理工情報系戦略会議及び医歯薬生命系戦略会議の構成部局の教授のうちから、当該戦略会議において選ばれた者 各1名

(5) 前各号に掲げるもののほか、事業統括が必要と認める者

4 選抜委員会に委員長を置き、前項第1号の委員をもって充てる。

5 委員長は、会務を総理し、選抜委員会を代表する。

6 前各項に定めるもののほか、選抜委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定める。

(事務)

第8条 本プロジェクトに関する事務は、本部事務機構関係部課の協力を得て、教育・学生支援部大学院教育改革推進室及びプロジェクト生が所属する部局が連携して行う。

(雑則)

第9条 この規程に定めるもののほか、本プロジェクトの実施に関し必要な事項は別に定める。

この規程は、令和3年10月1日から施行する。

この改正は、令和6年4月1日から施行する。

この改正は、令和6年5月30日から施行する。

大阪大学次世代挑戦的研究者育成プロジェクトに関する規程

令和3年9月30日 第1編第3章3 厚生補導

(令和6年5月30日施行)

体系情報
第1編 全  学(法人及び大学)/第3章 学則・学事/3 厚生補導
沿革情報
令和3年9月30日 第1編第3章3 厚生補導
令和6年3月29日 種別なし
令和6年5月30日 種別なし