○大阪大学博士課程教育リーディングプログラム「人間科学未来共生博士課程プログラム」規程
(趣旨)
第1条 この規程は、大阪大学大学院学則(以下「大学院学則」という。)第5条の6第2項及び第6条第5項の規定に基づき、大阪大学博士課程教育リーディングプログラム「人間科学未来共生博士課程プログラム」(以下「本プログラム」という。)に関し、必要な事項を定めるものとする。
(目的)
第2条 本プログラムは、大阪大学大学院人間科学研究科(以下「人間科学研究科」という。)において、多様で異なる背景や属性を持つ人々にとっての未来に向けた共生モデルを創案できる知識、技能及び行動力を備えた人材を育成することを目的とする。
(出願資格等)
第3条 本プログラムの履修を志願することができる者は、人間科学研究科の博士課程の前期課程に入学する者とする。
2 本プログラム以外の博士課程教育リーディングプログラムを履修する者は、本プログラムを履修することはできない。
(出願)
第4条 本プログラムの履修を志願する者(以下「履修志願者」という。)は、所定の期日までに履修願書に別に定める書類を添えて、人間科学研究科長(以下「研究科長」という。)に提出しなければならない。
(選抜)
第5条 研究科長は、履修志願者に対し、書類選考、筆記試験及び面接試験を行い、志望理由を記載した書類、成績証明書等を総合して履修を許可すべき者を決定する。
(標準履修年限)
第6条 本プログラムの標準履修年限は、5年とする。
(教育方法)
第7条 本プログラムの教育は、リーディングプログラム科目として人間科学研究科が開設する授業科目及び関連する研究科等において開設する授業科目の授業によって行う。
(授業科目の区分、科目名及び単位数)
第8条 授業科目の区分、科目名及び単位数は、別表のとおりとする。
(単位の計算方法)
第9条 授業科目の単位の計算は、次のとおりとする。
(1) 講義及び演習は、15時間から45時間までの範囲で定める時間の授業をもって1単位とする。
(2) 実験及び実習は、30時間をもって1単位とする。ただし、授業科目により45時間をもって1単位とすることがある。
(3) 一の授業科目について、講義、演習、実験又は実習のうち2以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前2号に規定する基準を考慮して定める時間の授業をもって1単位とする。
(履修手続)
第10条 第5条の規定により本プログラムの履修を許可された学生(以下「履修学生」という。)は、所定の期日までに履修しようとする授業科目を研究科長に届け出て、受講登録をし、許可を得なければならない。
(履修方法)
第11条 履修学生は、別表の授業科目の中から必修科目15単位、選択必修科目2単位以上及び選択科目4単位以上の計21単位以上を修得しなければならない。
(試験及び評価)
第12条 履修した各授業科目の合否は、筆記試験又は口頭試験によって決定する。ただし、試験に代わる方法によることもできる。
2 各授業科目の試験の成績は、100点を満点として次の評価をもって表し、S、A、B及びCを合格、Fを不合格とする。
S(90点以上)
A(80点以上90点未満)
B(70点以上80点未満)
C(60点以上70点未満)
F(60点未満)
3 前2項の規定により合格した者については、所定の単位を与える。
(進級)
第13条 本プログラムの2年次終了時におけるQualifying Examinationの審査に合格した者は、3年次に進級することができる。
2 前項の進級に係る審査の方法等に関し必要な事項は、別に定める。
(1) 人間科学研究科の博士課程を修了すること。
(2) 第11条の規定に従い所定の単位を修得すること。
(3) 本プログラムの最終試験に合格すること。
2 在籍期間については、前項の規定にかかわらず、履修学生が人間科学研究科において大学院学則第15条第4項ただし書又は第5項の規定を適用される場合にあっては、本プログラムに当該期間在籍すれば足りるものとする。
(学位)
第15条 本プログラムを修了した者には、大阪大学学位規程の定めるところにより、人間科学研究科において博士の学位を授与する。
(履修の辞退)
第17条 履修学生が本プログラムの履修の辞退を特に希望する場合は、研究科長に願い出て、許可を得なければならない。
(履修の停止)
第18条 履修学生が休学した場合は、その期間は本プログラムを履修することができない。
(雑則)
第19条 この規程に定めるもののほか、本プログラムに関し必要な事項は、別に定める。
附則
この規程は、平成31年4月1日から施行する。
附則
1 この改正は、令和4年4月1日から施行する。
2 改正前の規定に基づき、令和3年度までに履修を開始した履修学生にあっては、改正後の規定にかかわらず、なお、従前の例によるものとする。
3 前項の場合における改正前の別表の適用については、関連する研究科等において開設する授業科目の表の基礎領域科目の項に「人文学研究科提供科目」を加えるものとする。
附則
この改正は、令和5年4月1日から施行する。
別表
修了要件単位数
修了要件単位数 | 備考 | |||
必修 | 選択必修 | 選択 | ||
人間科学研究科が開設する授業科目 | 15 | 2以上 | 4以上 | |
関連する研究科等において開設する授業科目 | ||||
計 | 15 | 2以上 | 4以上 |
人間科学研究科が開設する授業科目
科目区分 | 授業科目 | 単位数 | 備考 | ||
必修 | 選択必修 | 選択 | |||
コア科目 | 共生社会論特講Ⅰ | 2 | |||
マイノリティと共生 | 2 | ||||
フィールド調査法特講 | 2 | ||||
未来共生ワークショップ特別演習 | 2 | ||||
未来共生リーディング特別演習 | 2 | ||||
言語科目 | 未来共生英語特定演習Ⅰ | 1 | |||
未来共生英語特定演習Ⅱ | 1 | ||||
未来共生多言語特定演習 | 1 | ||||
プラクティカルワーク | 公共サービス・ラーニング特定演習 | 2 | |||
コミュニティ・ラーニング特定演習 | 2 | 選択必修科目から2単位以上修得すること。 | |||
プロジェクト・ラーニング特定演習 | 2 | ||||
選択科目 | インターンシップB | 2 | |||
メディアの課題特講 | 2 | ||||
メディアと共生社会特講 | 2 | ||||
Academic Reading | 2 | ||||
英語による論文作成・研究発表演習 | 2 |
関連する研究科等において開設する授業科目
科目区分 | 授業科目 | 備考 |
基礎領域科目 | 人文学研究科提供科目 | |
法学研究科提供科目 | ||
経済学研究科提供科目 | ||
医学系研究科提供科目 | ||
工学研究科提供科目 | ||
国際公共政策研究科提供科目 | ||
COデザインセンター提供科目 |
(注)
1 基礎領域科目は、選択科目である。
2 基礎領域科目は、各研究科等から提供された授業科目により構成され、各授業科目については別に定める。