○大阪大学大学院歯学研究科規程
(趣旨及び目的)
第1条 この規程は、大阪大学大学院学則に基づいて、大阪大学大学院歯学研究科(以下「本研究科」という。)における必要な事項を定めるものとする。
2 本研究科は、歯学に関する理論及びその応用を教授研究し、広く文化の醸成に寄与するとともに、口腔の健康の維持及び増進並びに高度な歯科医療の開発及び応用に寄与できる医療人及び教育・研究者を養成することを目的とする。
(指導教員)
第2条 学生には指導教員を定める。
2 指導教員は、本研究科担当教員とする。
(課程及び専攻)
第3条 本研究科の課程は、博士課程とする。
2 本研究科に、口腔科学専攻を置く。
3 本研究科に、卓越大学院プログラム「生命医科学の社会実装プログラム」(以下「生命医科学の社会実装プログラム」という。)を設ける。
3 本研究科教授会(以下「教授会」という。)の議を経て研究科長が必要と認めるときは、本学大学院の他の研究科の授業科目を履修させ、その修得単位を別表1に定める選択科目としての単位に充当することができる。
4 教授会の議を経て研究科長が必要と認めるときは、他の大学院の授業科目又は外国の大学院の授業科目を履修させ、その修得単位を本研究科における単位に充当することができる。
6 学生は、指導教員の指導を受けて学修計画を定め、指定の期間内に所定の様式により研究科長まで届け出なければならない。
(単位の計算方法)
第6条 各授業科目の単位の計算は、次のとおりとする。
(1) 講義は、15時間をもって1単位とする。
(2) 演習は、30時間をもって1単位とする。
(3) 実験及び実習は、45時間をもって1単位とする。
(入学前の既修得単位の認定)
第7条 教授会の議を経て研究科長が教育上有益と認めるときは、学生が本研究科入学前に大学院において修得した授業科目の単位(大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第15条において準用する大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第31条第1項に規定する科目等履修生として修得した単位を含む。)を審査の上、本研究科において修得したものとして認定することができる。
(授業科目の試験)
第8条 履修した授業科目の試験は、筆記試験若しくは、口頭試験又は研究報告によって行う。ただし、研究科長が必要と認めた場合は、教授会の議を経て別に定める方法をもって試験に代えることができる。
(博士論文)
第9条 本研究科に3年以上在学し、第5条に定める単位を修得し、かつ、研究指導を受けた者は、指導教員の承認を得て博士論文を提出することができる。ただし、教授会の議を経て研究科長が優れた研究業績を上げた者と認めた場合に限り、在学期間が3年未満であっても、博士論文を提出することができる。
2 博士論文は、指定の期間内に研究科長に提出しなければならない。
3 博士論文の審査は、3名以上の審査委員を定めて行う。
(最終試験)
第10条 最終試験は、審査した博士論文及びこれに関連ある授業科目について行う。
(進級)
第11条 生命医科学の社会実装プログラムを履修する学生は、2年次終了時に進級審査を受けるものとし、同審査に合格した者は、同プログラムの3年次に進級することができる。
2 前項の進級審査の方法等に関し必要な事項は、別に定める。
(特別研究学生)
第12条 特別研究学生の入学は、本研究科と協議の成立している他の大学院又は外国の大学院に在学する者について教授会の議を経て研究科長が許可する。
2 特別研究学生として入学を志願する者は、別に定める手続により所属大学院を通じて研究科長に願い出るものとする。
3 特別研究学生の入学時期、在学期間及び指導教員については、本学歯学部規程第15条から第17条までの規定を準用する。
(研究生)
第13条 研究生の入学は、次の各号のいずれかに該当する者について設備に差し支えない限り、教授会の議を経て研究科長が許可する。
(1) 大学において歯学、医学又は獣医学を修め卒業した者
(2) 修士の学位を有する者
(3) 教授会の議を経て研究科長が前2号と同等以上の学力があると認めた者
2 研究生の入学手続、入学時期、在学期間及び指導教員については、本学歯学部規程第14条から第17条までの規定を準用する。
(科目等履修生)
第14条 科目等履修生の入学は、次の各号のいずれかに該当する者について教授会の議を経て研究科長が許可することがある。
(1) 大学において歯学、医学又は獣医学を修め卒業した者
(2) 修士の学位を有する者
(3) 教授会の議を経て研究科長が前2号と同等以上の学力があると認めた者
2 科目等履修生の入学手続、入学時期、在学期間及び履修認定については、本学歯学部規程第19条から第22条までの規定を準用する。
(規程外事項の処理)
第15条 この規程に定めるもののほか、必要な事項は、教授会の議を経て研究科長が定める。
附則
この規程は、昭和35年5月25日から施行し、昭和35年4月1日から適用する。
附則
この改正は、昭和40年4月1日から施行する。
附則
この改正は、昭和43年4月1日から施行する。
附則
この改正は、昭和44年10月28日から施行し、昭和44年4月1日から適用する。
附則
この改正は、昭和47年7月19日から施行し、昭和47年5月1日から適用する。
附則
この改正は、昭和50年10月15日から施行し、昭和50年4月1日から適用する。
附則
この改正は、昭和52年9月21日から施行し、昭和52年4月1日から適用する。
附則
1 この改正は、昭和54年5月16日から施行し、昭和54年4月1日から適用する。
2 昭和54年3月31日現在、在学中の者については、なお従前の例による。
附則
この改正は、昭和57年4月1日から施行する。
附則
1 この改正は、平成元年4月1日から施行する。
2 平成元年3月31日現在、在学中の者については、なお従前の例による。
附則
この改正は、平成元年7月19日から施行し、平成元年7月1日から適用する。
附則
この改正は、平成10年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成10年10月14日から施行する。
附則
この改正は、平成11年4月1日から施行する。
附則
1 この改正は、平成12年4月1日から施行する。
2 平成12年3月31日現在在学中の者については、改正後の第4条及び別表の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
この改正は、平成12年5月24日から施行する。
附則
1 この改正は、平成13年4月1日から施行する。
2 平成13年3月31日現在在学中の者については、改正後の別表の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
この改正は、平成16年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成19年4月1日から施行する。
附則
1 この改正は、平成20年4月1日から施行する。
2 平成20年3月31日現在在学中の者については、改正後の別表の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
1 この改正は、平成24年4月1日から施行する。
2 平成24年3月31日現在在学中の者については、改正後の別表の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
この改正は、平成27年4月1日から施行する。
附則
この改正は、平成29年10月1日から施行する。
附則
この改正は、平成31年4月1日から施行する。
附則
この改正は、令和元年10月1日から施行する。
附則
1 この改正は、令和2年4月1日から施行する。
2 令和2年3月31日現在在学中の者については、改正後の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附則
この改正は、令和3年4月1日から施行する。
別表1 授業科目表
区分 | 授業科目 | 単位数 | 備考 |
必修科目 | 基本講義 | 2 | |
特別講義 | 2 | ||
選択必修科目A | 最新う蝕学 | 2 | |
最新歯周病学 | 2 | ||
最新癌科学 | 2 | ||
咀嚼・嚥下リハビリテーション学 | 2 | ||
先端口腔診断学 | 2 | ||
最新口腔神経機能学 | 2 | ||
口腔顔面疼痛学 | 2 | ||
選択必修科目B | 顎口腔病理病態学講義 | 8 | |
顎口腔病理病態学演習 | 6 | ||
分子薬理学講義 | 8 | ||
分子薬理学演習 | 6 | ||
顎顔面口腔外科学講義 | 8 | ||
顎顔面口腔外科学演習 | 6 | ||
顎口腔腫瘍学講義 | 8 | ||
顎口腔腫瘍学演習 | 6 | ||
顎口腔咬合学講義 | 8 | ||
顎口腔咬合学演習 | 6 | ||
有床義歯補綴学講義 | 8 | ||
有床義歯補綴学演習 | 6 | ||
顎口腔生体材料学講義 | 8 | ||
顎口腔生体材料学演習 | 6 | ||
高次脳口腔形態統合学講義 | 8 | ||
高次脳口腔形態統合学演習 | 6 | ||
高次脳口腔機能統合学講義 | 8 | ||
高次脳口腔機能統合学演習 | 6 | ||
歯科麻酔学講義 | 8 | ||
歯科麻酔学演習 | 6 | ||
顎口腔機能治療学講義 | 8 | ||
顎口腔機能治療学演習 | 6 | ||
先端機能障害検査学講義 | 8 | ||
先端機能障害検査学演習 | 6 | ||
頭蓋発生遺伝学講義 | 8 | ||
頭蓋発生遺伝学演習 | 6 | ||
分子病原口腔微生物学講義 | 8 | ||
分子病原口腔微生物学演習 | 6 | ||
小児口腔保健学講義 | 8 | ||
小児口腔保健学演習 | 6 | ||
歯疾患制御学講義 | 8 | ||
歯疾患制御学演習 | 6 | ||
顎口腔分子細胞生物学講義 | 8 | ||
顎口腔分子細胞生物学演習 | 6 | ||
予防歯科学講義 | 8 | ||
予防歯科学演習 | 6 | ||
歯周病分子病態学講義 | 8 | ||
歯周病分子病態学演習 | 6 | ||
先端口腔生物学講義 | 8 | ||
先端口腔生物学演習 | 6 | ||
顎口腔分子発生生物学講義 | 8 | ||
顎口腔分子発生生物学演習 | 6 | ||
顎顔面口腔矯正学講義 | 8 | ||
顎顔面口腔矯正学演習 | 6 | ||
顎口腔先端放射線学講義 | 8 | ||
顎口腔先端放射線学演習 | 6 | ||
顎口腔総合医療学講義 | 8 | ||
顎口腔総合医療学演習 | 6 | ||
特別支援歯科学講義 | 8 | ||
特別支援歯科学演習 | 6 | ||
選択科目 | 顎口腔先端手術学講義 | 4 | |
顎口腔先端手術学演習 | 4 | ||
臨床薬理学講義 | 4 | ||
臨床薬理学演習 | 4 | ||
顎口腔先天異常学講義 | 4 | ||
顎口腔先天異常学演習 | 4 | ||
顎口腔病因解析学講義 | 4 | ||
顎口腔病因解析学演習 | 4 | ||
インプラント義歯学講義 | 4 | ||
インプラント義歯学演習 | 4 | ||
顎口腔生体工学講義 | 4 | ||
顎口腔生体工学演習 | 4 | ||
高齢者・顎顔面補綴学講義 | 4 | ||
高齢者・顎顔面補綴学演習 | 4 | ||
顎口腔感覚制御学講義 | 4 | ||
顎口腔感覚制御学演習 | 4 | ||
顎口腔疼痛治療学講義 | 4 | ||
顎口腔疼痛治療学演習 | 4 | ||
口腔リハビリテーション学講義 | 4 | ||
口腔リハビリテーション学演習 | 4 | ||
顎口腔運動制御学講義 | 4 | ||
顎口腔運動制御学演習 | 4 | ||
口腔病理診断学講義 | 4 | ||
口腔病理診断学演習 | 4 | ||
発育障害治療学講義 | 4 | ||
発育障害治療学演習 | 4 | ||
臨床う蝕学講義 | 4 | ||
臨床う蝕学演習 | 4 | ||
口腔感染症学講義 | 4 | ||
口腔感染症学演習 | 4 | ||
歯疾患病態学講義 | 4 | ||
歯疾患病態学演習 | 4 | ||
先端分子細胞病態学講義 | 4 | ||
先端分子細胞病態学演習 | 4 | ||
顎口腔再生分子生物学講義 | 4 | ||
顎口腔再生分子生物学演習 | 4 | ||
歯周病診断制御学講義 | 4 | ||
歯周病診断制御学演習 | 4 | ||
総合口腔保健学講義 | 4 | ||
総合口腔保健学演習 | 4 | ||
顎口腔分化発生学講義 | 4 | ||
顎口腔分化発生学演習 | 4 | ||
顎口腔先端画像解析学講義 | 4 | ||
顎口腔先端画像解析学演習 | 4 | ||
顎口腔発育器官制御学講義 | 4 | ||
顎口腔発育器官制御学演習 | 4 | ||
歯科医療情報学講義 | 4 | ||
歯科医療情報学演習 | 4 | ||
歯科行動調整学講義 | 4 | ||
歯科行動調整学演習 | 4 | ||
特別科目 | アカデミック英語 | 2 | |
科学英語コミュニケーションⅠ | 2 | ||
科学英語コミュニケーションⅡ | 2 | ||
歯科ブラックジャック臨床講座 | 2 |
(履修方法)
1.次の履修方法により30単位以上を修得すること。
(1) 必修科目の中から 4単位
(2) 選択必修科目Aの中から 4単位
(3) 選択必修科目Bの中から 14単位
(4) 選択必修科目A、選択必修科目B及び選択科目の中から 8単位
2.1にかかわらず、生命医科学の社会実装プログラムを履修する学生は、次の履修方法により20単位以上を修得すること。
(1) 必修科目の中から 基本講義2単位
(2) 選択必修科目Aの中から 4単位
(3) 選択必修科目Bの中から 14単位
別表2 生命医科学の社会実装プログラム科目
区分 | 授業科目 | 単位数 | 備考 |
必修科目 | 研究コミュニケーション力涵養1 | 2 | |
研究コミュニケーション力涵養2 | 2 | ||
異分野領域実習1 | 2 | ||
異分野領域実習2 | 2 | ||
市場調査演習 | 2 | ||
知財戦略演習 | 2 | ||
規制科学演習 | 2 | ||
社会実装実践訓練 | 2 |