阪大スタイル

教育・研究から社会連携、大学運営まで、自他ともに認める、そして、全国の諸大学のモデルとなりうるような特色ある活動と運営のスタイル

「基本」「ときめき」「責任」を意識した研究を推進しています

研究における「基本」と「ときめき」と「責任」を強く意識しながら、基礎研究に深く根を下ろしつつ、科学の新しい地平を切りひらくような先端的な研究を推進しています。

総長のリーダーシップのもと、部局横断的な教育・研究を推進するために、新たに「大阪大学未来戦略機構」が発足しました。専門領域の教育・研究はこれまで各部局で行われてきましたが、現代社会には多様な面から解決するべき幾多の課題が立ちはだかり、専門領域を越えた新たな取り組みが求められています。そのため、未来戦略機構では総長を機構長として、中長期的視野に立ち大学全体を俯瞰しつつ、部局横断的に教育・研究を推進します。

研究・産学連携室は、阪大独自の制度として、本学の次世代を担う若手研究者の支援を行っています。

本学では、このプログラムを全国的なモデルとするべく中期計画の中に位置づけ、総長を統括責任者として全学を挙げて取り組んでいます。産と学が協働しながら実践の場において人材を養成するシステムを構築しています。イノベーション創出の中核となる若手研究人材に、国際的な幅広い視野や産業界などの実社会のニーズを踏まえた創造的な成果を生み出す能力を身に付けてもらうことを目的としています。

科学教育機器リノベーションセンターでは、平成19年度より、汎用性、有用性のある古くなった高額の実験装置を学内経費で修理またはグレードアップして再生復活し、リユース機器登録後は稼働時間の一部を全学での共同利用に割り当てています。平成22年11月現在、63機種がリユース機器として登録されており、平成22年度の年間の部局間利用件数は300件、部局内利用件数は7500件を超える見込みです。また、平成20年度より概算要求で認められた革新的研究教育基盤機器開発事業は大阪大学の研究・開発力を生かした手作りの高性能汎用機器を開発し、学内外の研究者の共同利用に供するもので、近々共同利用が開始されます。

個性あふれる教育を展開しています

本学では、3つの教育理念として、「教養」、「デザイン力」、「国際性」を掲げています。大阪外国語大学と統合した大阪大学独自のリソースによる言語教育・国際教育、大学院生や学部高年次生を対象に展開する高度教養教育、分野横断的な教育プログラムにより広く深い知的能力を養う大学院高度副プログラム・副専攻、留学生を倍増させ多文化的状況の中で学生が学ぶグローバル30など、個性ある取り組みを推進しています。

「高度教養プログラム:知のジムナスティクス」とは、「一定の専門的知識を身につけ、(職業人あるいは研究者として)社会にまもなく出て行く学生に対して、専門教育以外に必要とされる知識や能力を与える教育」を目的とするプログラムです。 全学3年次以上の学部学生及び大学院学生を対象とし、平成23年度から実施しています。

コミュニケーションデザイン・センター(略称:CSCD)では、「デザイン力」を育成すべく、全学の大学院生を主たる対象としたコミュニケーション教育と高度教養教育をおこなうために、コミュニケーションデザイン科目を開講しています。コミュニケーションデザイン科目は,広い視野と確かな社会的判断力をもって、非専門家である市民と十分なコミュニケーションをとりながら研究が進められるような資質の育成を目的としています。また、研究現場でのコミュニケーション能力(特にフィールド・リサーチ)の育成についても力を入れています。

「大学院副専攻プログラム」「大学院等高度副プログラム」は、大学院レベルの学生が幅広い領域の素養や複眼的視野を得るとともに、新しい分野について高度な専門性を獲得する学際融合的な教育プログラムです。同プログラムは、各実施部局及び学際融合教育研究センターが協力して推進しています。

グローバルコラボレーションセンター(略称:GLOCOL)は、真の国際性を備えた人材の養成を目指して平成19年に設置されました。GLOCOLではグローバルな課題に対する研究と、グローバルな課題に大学内外と連携して取り組む実践を結びつけ、そうした実践の場で活躍できる人材を育成する教育を開発しています。数多くの大学院高度副プログラムを提供するとともに、海外体験型教育企画オフィス(FielDO)を新設して、フィールドワークや海外インターンシップなどを支援しています。

 本学は、「国際化拠点整備事業(大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)」に採択されています。  本事業は、学部と大学院の双方で英語による教育プログラムを設けるとともに、海外からの留学生を多数受け入れることのできる体制を整えることで、優秀な人材を海外から確保すると同時に、日本人学生を、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる高度な人材に養成することを目的としています。現在、大阪大学の留学生は約1600人ですが、今後10年で留学生数を倍増することを目指しています。

基礎セミナーは少人数の学生が教員を囲んで行う対話型教育で、最も人気のある科目となっています。 実験・実習中心のセミナー、ディベート型セミナー、フィールドワーク中心のセミナー、キャリア形成セミナー、ディスカバリーセミナー(課題発見型セミナー)、文理融合型セミナー等の多彩なセミナーがあります。初年次生向けセミナーには高校生も参加し、22年度からは高度教養教育の一環としての基礎セミナーも 開講されています。23年度からは総長お薦めセミナーも新設されます。

学生が主体的に活動し自分の可能性を実現できる教育環境を整備しています

「学生がそれぞれ持つ可能性や潜在性が最大限に開花し実現する環境」の構築を目指し、ラーニング・コモンズやステューデント・コモンズなど、学生のための特色あるコミュニケーションスペースを開設し、主体的に学ぶための環境創成を目指すとともに、教育研究基盤としての図書館の充実を重視しています。また、ソフトウェアの無償インストールにより最適の情報環境を提供するソフトウェアの包括契約、美への感性や知的好奇心を育てるための美術館、博物館等へのキャンパスメンバーズ加入、異なるキャンパスの間を効果的に無料で結ぶキャンパス間連絡バスを頻繁に運行するなど、学生のための環境の整備に努めています。

「コモンズ」は「共有のスペース」を意味します。ラーニング・コモンズは、学生がともに学ぶ共有のスペース、つまり学生同士が議論し知識を求め、ともに考える場です。ラーニング・コモンズは平成21年春に、豊中の総合図書館と吹田の理工学図書館にオープンしました。また、豊中の大学教育実践センターに新設されたステューデント・コモンズは軽食も可能で、課外活動から多種多様なセミナー、映画会などのイベントまで、自由かつ柔軟に利用することができます。

「優れた大学には必ず優れた図書館がある」という理念のもと、本学の学術情報基盤としての附属図書館の充実と強化に努めています。全国第2位の広さの総合図書館に、生命科学・理工学・外国学の3館を加えた附属図書館は、約400万冊の蔵書と7万タイトル以上の雑誌を備えています。特に15,500タイトルの電子ジャーナルや40種類以上のデータベースなど、電子媒体資料を重点的に整備しています。

ソフトウェアの包括契約により、大学が管理する全てのPCについて、WindowsOSの最新版へのバージョンアップや、最新・最強のMS-Officeの無償インストールが可能となりました。また、教職員と全学生(正規生)は、個人が所有するPC1台に、同様の無償インストールとバージョンアップが可能です。これにより全学的な情報基盤の強化と情報リテラシーの向上が期待されます。

教育理念としての「教養」を重視している大阪大学は、文化や芸術、科学や歴史に広く自由に接する機会を学生や教職員に提供しようとしています。文化的豊かさに恵まれた関西の各所に、大阪大学のキャンパスの延長として無料入場が可能となる施設を広げています。

大阪大学の教職員、学生のコミュニケーションの活性化とイメージリテラシー教育を目的として103/58インチのプラズマディスプレイを学内14カ所に設置。学生間の情報共有をはじめ、学生作成のコンテンツ、大学からの学内情報等の提供を進めています。

Industry on Campus

産業界と大学とが連携して産業創出拠点を構築しようとしています。

共同研究講座とは、民間からの資金によって学内の部局に付加的に設置される独立した研究組織で、「Industry on Campus」の標語のもと、本学が全国で最初に開始した制度です。

Industry on Campus のもと、キャンパス内に企業の雰囲気を盛り込みます! 大阪大学は、さらなる産学連携の深化に挑みます。

社会と大学の連携を推進し、社会の一員としての責任・役割を果たしていきます

本学は「地域に生き世界に伸びる」をモットーとし、社会との連携を強力に推進しています。これを具現化するために21世紀懐徳堂をつくり、市民の皆さんの協力のもとに社学連携活動を進めています。さらに、社会の一員として、大学の責任と役割を果たしていきます。

大阪大学は、懐徳堂や適塾の精神をくみとって、市民と大学がともに学ぶ場として、また「地域に生き世界に伸びる」を具現化するための場として21世紀懐徳堂をつくりました。この21世紀懐徳堂を中心に、市民の皆さんの協力のもとに社学連携活動を進めています。

「アートエリアB1」での主要プログラムである「ラボカフェ」は,コミュニケーションデザイン・センターが企画制作,実施を担当しています。「ラボカフェ」は,参加者が自由な議論を行う対話型プログラムで,哲学,アート,科学技術他,さまざまなテーマを取り上げ,一般の参加者が専門知識に触れる機会を提供し,知とアートによるコミュニケーション空間としての駅」の実現を目指しています。

本学豊中キャンパスへと石橋方面から通じる急勾配な坂道である阪大坂を、学生・一般の方が駆け上り、先着順に「ゑびす男」を決めるイベントです。このイベントは、地域と本学との境界に存在する阪大坂を、住民の方と本学を結び付けるための架け橋とし、ランドマークとして愛着を持ってもらうために始めました。例年1月10日に開催されます。

大学で使用している電力量をリアルタイムに可視化し、公表・分析することで、エネルギー使用の効率化・合理化を推進するとともに、大学構成員のさらなる省エネ意識の向上を図っています。

魅力あるキャンパスを目指した整備を行っています

魅力あるキャンパスを目指し、大阪大学キャンパスマスタープラン及び大阪大学箕面キャンパスマスタープランを作成し、キャンパスの顔や核の形成、共通施設の整備など、早期に整備が必要な13のプロジェクトをリーディングプロジェクトと位置づけ、順次整備を進めています。

豊中キャンパスの中山池の提体補強による防災整備及びその周辺の環境整備を、国及び大阪府の補助金等並びに大阪大学の一部負担で行っています。

豊中キャンパスの東口整備に伴う植栽計画に対して、周辺環境への配慮が評価され、第19回「緑のデザイン賞」緑化大賞が授与されました。

 生物多様性と持続性に配慮しつつ、学生・教職員・卒業生や地域住民にとってシンボルとなる憩いの場、集いの場、教育の場としての緑地空間の形成を図るための指針として「大阪大学緑のフレームワークプラン」が策定されました。

「阪大スタイル」の確立に積極的に取り組んだ「阪大人」を顕彰します

教職員のみならず学生を含め、大阪大学の構成員が、日頃の業務・活動の中で、構成員に勇気や活力をを与え、「阪大スタイル」の確立や、大阪大学ブランドの構築に貢献した方々を、大阪大学はさまざまな顕彰により称えていきます。

大阪大学功績賞は、大阪大学に勤務する教員のうち、教育、研究、社会・国際貢献又は管理運営上の功績が特に顕著であると認められた者を顕彰し、本学における教育・研究の教育、研究、社会・国際貢献又は管理運営の一層の発展を期することを目的として行われています。

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