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大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会を開催
2016.6.20 Mon
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大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会を開催

6月18日(土)、国民的作家で、本学外国語学部(旧:大阪外国語学校)の卒業生でもある司馬遼太郎さんの業績をしのび、日本人と日本の文化について考える「大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会」を、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開催しました。

西尾章治郎総長の主催者挨拶に始まり、第1部では、NHK大型企画開発センターの谷口雅一チーフ・プロデューサーがNHKにて撮影された懐かしい司馬作品の映像を用いて、司馬さんのインタビューの妙技などについて解説を行った後、国際日本文化研究センターの井上章一教授が「司馬遼太郎と関西-国民的作家の視点」をテーマに、司馬さんが考えていた「関西」について、軽快な語り口で講演を行いました。最後にコロンビア大学名誉教授で日本文学研究者のドナルド・キーン氏のビデオメッセージが上映され、司馬さんとの思い出話など、貴重なメッセージをいただきました。

第2部は、井上教授とノンフィクション作家の後藤正治氏が「いま語る司馬遼太郎」をテーマに対談を行いました。
没後20年たった今こそ語るべき司馬さんの存在感について、ユーモアを交えた内容で対談が進み、会場からは終始笑いが聞こえてきました。

当日は、暑い中、700名近い方々にご参加いただき、司馬さんの有する世界観、歴史観に触れていただける有意義な時間となりました。

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