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学びへの意欲溢れる ポテンシャルを秘めた学生を イノベーション人材へと育成

大学入試改革の必要性

これまでの大学入試は、結果的に、知識を多く持ち、既知の課題に効率的に解法を当てはめることができる人材に有利になっていた。しかしこれからは、自ら問いを立て、答えが一つとは限らない課題に挑戦する人材を育成する、探求的学びを取り入れた教育に変えていく必要がある。入試がそのような学びをしてきた人材を選抜するようになれば、教育はきっと変わる。

大阪大学が2017年度入試から導入した全学を挙げての「AO・推薦入試(世界適塾入試)」もその大学入試改革の一環だ。

「探究的学びに積極的に取り組むポテンシャルと意欲」を評価

大阪大学が後期入試を停止し、その定員(270名)を充てる形で開始した「AO・推薦入試(世界適塾入試)」。この数は、先行して推薦・特別入試を始めた東京大学の約100名、京都大学の145名の募集人員と比べてもかなり多い。各学部それぞれのアドミッション・ポリシーに基づき、出願要件や提出書類等は様々ではあるが、書類審査、面接(または口頭試問)、小論文、センター試験の得点などを総合して選抜を行う、いわゆる「多面的・総合的入学者選抜」が特徴だ。その評価のポイントは、大阪大学で学ぶために必要な基礎学力に加え、「探究的学びに積極的に取り組むポテンシャルと意欲があるかどうか」。ただし、よく言われる「人柄や人物の評価」ではなく、高校で行った研究レポートや活動記録などのエビデンスをもとに、できる限り客観的・総合的に判断する。

意欲の高い研究者の卵を見出す

今年度の新入生アンケートによれば、「AO・推薦入試(世界適塾入試)」で入学した理系の学生は、実に40%が「博士の学位まで取得したい」と回答した(下図参照)。これは一般入試の理系の約25%と比較するとかなり高い。世界最高レベルの研究拠点として、優秀な研究人材を輩出することを使命の一つとする大阪大学にとって、「AO・推薦入試(世界適塾入試)」は意欲の高い研究者の卵を見出す手段のひとつといえそうだ。

2018年度入試からは出願要件を見直すことで志願者への門戸を広げ、2年後には入学者の約1割を「AO・推薦入試(世界適塾入試)」で入学させることを目指す。大阪大学は、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れ、ポテンシャルを秘めた学生たちのさまざまなチャレンジを応援している。地球規模で物事を考え、困難な課題の解決に取り組み、イノベーションを起こすことのできる優秀な人材を選抜し、育てていく試みは始まったばかりだ。

 

Message

「学び続ける知的体力を蓄える教育を」

小林傳司 理事・副学長(教育担当)からのメッセージ

大阪大学は大阪の市民や企業、社会の強い願いと期待から生まれました。だから本学の学生はこのような社会の期待に応え、信頼される人材になって欲しいのです。学力は言わずもがなですが、それに加えて、教室以外で精いっぱい頭と気持ちを使う経験をし、厚みのある知的体力を備えた生徒に入学して欲しいと思います。

大阪大学は、彼ら彼女らの知的体力を鍛え、卒業後も学び続ける知性を備えた有為な人材を社会に送り出します。


「AO・推薦入試(世界適塾入試)」入学者懇談会

分野を超えた研究テーマを提案

「AO・推薦入試(世界適塾入試)」の入学者が集う懇談会が、5月23日(火)豊中キャンパスで開催され、さまざまな学部の学生らがテーブルを囲んだ。懇談会では、各々が大学で学びたいことを掛け合わせ、自ら共通課題を見つけ出し、新たな研究・事業テーマを提案するというグループワークが実施された。分野を超えた探究的学びは既に始まっている。

 

Student's Comment

国際公共政策を掲げられる人間を目指して
木本雄大さん (法学部1年)

国益を超えた人類益という価値観に共感し、法学部国際公共政策学科を志望しました。また、世界適塾入試で求める人物像と私のこれまでの学びに共通性を感じ、同入試を受験しました。

大学では、所属する英語ディベート部の活動をやり抜くことで英語を極めるとともに、交換留学プログラムを利用して自分の英語や考え方が世界でどの位置にあるのかを自らの感覚で確かめたいです。豊富な授業から法・経済・政治について学び、南北問題による貧困層への物資援助や難民問題解決など、国際的な公共政策を日本人として掲げられるような人間を目指しています。

 

宇宙太陽光発電を実現させ環境問題を解決したい
三宅美咲さん(工学部1年)

小さな頃から、人工衛星などの宇宙機が未知な環境で思い通りに動いていることに興味を持っていました。そこで、宇宙工学に必要な様々な分野で最先端の研究を行っている大阪大学に入りたいと思い、高校時代に海外研修等で培ったコミュニケーション能力を活かせる世界適塾入試を受験しました。

大学では宇宙機に関する研究をしたいと思っています。将来は、宇宙機の開発・改良を通じて、地球温暖化問題やエネルギー資源枯渇の問題などを解決するための宇宙太陽光発電を実現させ、人々が安心して暮らせる地球を守っていきたいと考えています。


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