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NL66号から研究トピックス

生命現象の 根本に化学があるー高分子化学研究で世界的な業績

原田明特別教授は「高分子化学に関する研究」で多くの世界的業績を残してきた。研究テーマは、高分子の分子認識による超分子構造の構築や、生体高分子の機能化、新規高分子の合成。大阪大学の教授だった父・篤也さんの「阪大は世界一の大学だ」という勧めで、大阪大学理学部に入学。以来、研究の面白さに触れ研究者に。生体内で起きている分子間の反応に興味を抱いたことから高分子や超分子の研究に取り組み始め、合成化合物を使用して、簡単な高分子にも生体で見られるような厳密な分子認識が起きることを世界で初めて見いだした。分子認識というミクロの世界を「センサー」や「接着」といったマクロの世界(リアルワールド)で活用することにも成功し、注目を集めている。

高齢者の健やかで幸せな老後のためにー認知科学や老年社会学で多面的アプローチ

「年をとっても健やかな心で幸せに生きたい」とは誰もが願うことだろう。認知神経心理学が専門の苧阪満里子教授は、人の認知の基盤をなす記憶システムであるワーキングメモリの研究を通して、高齢者の記憶、認知機能の変化に着目する。今年度、苧阪教授が代表を務める国際共同研究促進プログラム「超高齢期高齢者のサクセスフルエイジングを支援する介護福祉サービスの開発に向けた認知脳科学的・老年社会学的研究」がスタート。脳科学をはじめ福祉政策、介護社会学など、海外の研究者と大阪大学の異分野間の連携に期待が寄せられる。

トガって、走って、未知の世界へーCO2抑制から活用へ、革新的技術を創り出す

「二酸化炭素から基礎化学品を作る革新的グリーン技術の開発」と題する研究が、本年度の「未来知創造プログラム」の一つに採択されている。これは、画期的な触媒システムの開発を通じて、社会のさまざまな分野で求められている化学材料を二酸化炭素から効率よく作り出そうという試みだ。従来、抑制の対象とされてきた二酸化炭素を有用な炭素資源として積極活用するという、画期的な技術の確立をめざすものである。挑戦するのは、機能開発、材料開発、理論計算をそれぞれ専門とする若手研究者3人。触媒の未来形を作り出そうとする彼らの意気込みを聞いた。

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