国立大学法人大阪大学公式ウェブサイトです。地域に生き世界にのびる 大阪大学

最新情報

こんなところにも大阪大学―生きているミュージアム 「ニフレル」に「マチカネワニ」現る

             ・ ・ ・ ・
コンセプトは「感性にふれる」

ニフレルは大阪大学吹田キャンパスからほど近い、国内最大級の大型複合施設「エキスポシティ」の中にある。名前の由来にもなっているコンセプトは、「感性にふれる」。ニフレルの小畑洋館長は「(運営会社の)海遊館が、世界最大級の水族館として培った25年の経験を生かし、アートを楽しむような感覚で、生き物や自然を“直感的に”楽しめるよう工夫しています」と説明する。

新感覚のミュージアム

ニフレルは、水族館、動物園、美術館のジャンルを超えた“生きているミュージアム”。「例えば、水槽の形や配置は、アーティスティックな照明や映像などを組み合わせたインスタレーション(空間展示)の手法を使っています。澄んだ水の中で泳ぐ美しい色や不思議な形の魚、間近で見るホワイトタイガーやミニカバ、ペンギンなど約150種2000点の生き物たちと出会うことができます」

また、1・2階の吹き抜け空間には、直径5㍍の球体スクリーンが浮かび、「『自然現象の美しい瞬間』を切り取った映像と音楽が降り注ぎます。皆さん一人ひとりの感性にふれ、それぞれの体験の記憶と展示がリンクするのを期待しています」と小畑館長。

マチカネワニにふれる

「うごきにふれる」ゾーン入り口で壁を突き破り、大きな口を開けて来館者を待ち受けているのが、マチカネワニの実物大復元模型。マチカネワニは大阪大学豊中キャンパスから発見された、日本で初めてのワニ類の全身骨格化石。「現存する生き物だけでなく、時間を超えたつながりを表現したくて。『この地にワニが!? すごい』と思ってほしいです」と意気込む。ここは、ニフレルのフォトサービススポットにもなっている。

阪大総合学術博物館と連携

「展示は意味のあるものがいいとマチカネワニを推したのですが、はじめは学術的で、しかも現存しない生き物なので断念しかけました」と、管理運営チームの奥町卓大さん。そこで大阪大学総合学術博物館が、頭骨と下あごの骨のレプリカを貸し出し助言するなどして協力。前脚から頭にかけての姿を復元し、展示が実現した。

マチカネワニについての共著がある博物館の元館長、江口太郎名誉教授は「温帯性のワニということでも珍しく、また今も解明できていない部分が多く研究が続いています」とその魅力を語り、博物館の上田貴洋教授は「骨から忠実にマチカネワニの姿が再現されたのは初めて。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と期待する。

大阪大学とニフレルは今後も研究と展示がよりよい形でつながるよう連携協定を結び、より一層協力を進めていく予定だ。

 

NIFREL(ニフレル)(大阪府吹田市千里万博公園2-1)

運営は株式会社海遊館。エキスポシティ内に「生きているミュージアム」として2015年11月オープン。営業は10〜20時(最終入館19時)、年中無休。入館料金は大人(16歳以上)・高校生1900円、小・中学生1000円、3歳以上600円。最寄駅は大阪モノレール万博記念公園駅。

お問い合わせ:TEL 0570-022060(ナビダイヤル)

このページのトップへ