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「ピアノ好き」を原動力に ソロリサイタルへと活躍の場を拡大中—西山早紀さん(薬学部4年生)

ns57_stu01_img_02.jpg西山さんがピアノにのめりこむようになったのは、9歳の時に今も習う指導者に出会ってからだ。小学校時代に地元・滋賀県のピアノコンクールで第1位になった。京都女子中学・高校時代には、PTNA(ピティナ:全日本ピアノ指導者協会)のコンペティションで何度も好成績を収めた。

「ピアニストを目指そうか」とも思ったが、勉強もやめたくない。理系クラスに在籍し、好きな科目は生物と化学。医療系の学問に興味が湧いていた。音大か、一般の大学か。進路を選択する決め手になったのは、先生のひと言だった。

「普通の大学に入っても、ピアノは続けられるよ。でも、芸大・音大に行ったら、その後に医療を勉強したいと思っても、難しいかもしれない」

その言葉で、大阪大学薬学部に進学。コンペ漬けだった高校時代も、勉強をおろそかにしなかったことで現在の道が開けた。

うつ病など精神疾患についての薬学を学びながら、機会を見てコンクールにも挑戦している。入学当初は「思い切って違うことを始めようか」と、さまざまなサークルを回ってみたが、「阪大ピアノの会」に入会した。当時在籍していた先輩らが弾いたラフマニノフ3番を聴いた時の衝撃は、今でもはっきりと覚えている。

学園祭では、学生会館の2台のピアノを使って、ラフマニノフ、ショパンなどの大曲コンチェルトを1組1楽章ずつ演奏した。誘いかけると、どんな難曲でも乗って来てくれる仲間がいるのが嬉しい。レパートリーを広げる楽しみもできた。一方、西山さんは弾き合い会を立ち上げ、サークルメンバーのみならず他大学の学生やOBも含めて、お互いが切磋琢磨できる環境づくりにも努めている。

今年のクリスマスイブには、「阪大ピアノの会」元顧問の荻原哲名誉教授に誘われて、「ワンコイン市民コンサート」への出演が決定。大阪大学・大学会館講堂で70分間のリサイタルに初めて挑む。奏でるピアノは、1920年ドイツ製の名器ベーゼンドルファーだ。

今後やってみたいことはコンチェルト。管弦楽の音の中で自分のピアノを大切に表現してみたい。「コンクールでいい結果を出せなくて、落ち込むこともあります。『ショパン国際ピアノコンクールin Asia』では、中国や韓国の凄い人たちに圧倒される経験もしました。でも結局、ピアノを続けているんです。離れられない。やっぱり、好きなんだなと思います」。

今後の活躍に期待しよう。

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