最新情報

大阪大学スナップショット

本学での最新の研究紹介から本学と関係の深い企業への訪問、各界で活躍するOBの紹介、そして活発に活動している学生の紹介など、本学の今を詳説するコンテンツです。

阪大の教育・研究トピックス

NL60号から研究トピックス:特集テーマ「すける すきとおる」

今回のテーマは「すける すきとおる」です。「すける・すきとおる」技術に心惹かれるのは、老若男女を含めて世界共通。「すける・すきとおる」に関する本学の最新の研究事例を紹介します。

透明なものを可視化する「対話の場」をデザイン

異分野から発想した結晶技術で、 次世代イノベーションに貢献

からだの中をMRIで透かす

「透明人間」を切り口に テクノロジーと物語の 緊張関係を追いかける

未来に輝く研究者

元気です!阪大生

阪大学部生が政策提言の全国大会で最優秀賞!
「人が喜んでいると自分もハッピーになれる」。そう笑顔で語る法学部国際公共政策学科の神田美香さん(3年生)。所属する赤井ゼミでは、班の代表としてISFJ日本政策学生会議「政策フォーラム2016」に参加し、班員6名とともに見事なプレゼンを披露、最優秀賞を受賞する快挙を成し遂げた。更に、中央省庁や大阪府庁を訪問し、この論文の内容について、実際の政策担当者に政策提言も行ったという。
「土俵がない、指導者もいない」それでも努力を重ね、金星を掴んだ阪大相撲部
常設の土俵がない、指導者もいない─。このような逆境を自分たちの努力で乗り越え、
国立大学勢が殆ど結果を残せなかった大会で優勝するなど、異例の躍進を遂げた阪大相撲部。
「もっと強く」の想いを胸に、部員らは毎週「マット土俵」で汗を流している。
約半世紀ぶりの快挙「阪大生がテニスで関西制覇!」
関西の大学テニス最高峰トーナメント
「関西学生テニス選手権大会」(8月25日~9月1日開催)女子シングルスで、大阪大学体育会硬式庭球部の樋口菜穂子さん(理学部2年)が優勝を果たした。
阪大生としては半世紀ぶりの快挙だ。
次は全国大会上位進出を目指し、毎日コートで汗を流している。
D-1グランプリで頂点に。阪大生漫才コンビ「B国紳士」
「第8回全国大学生お笑い選手権大会 お笑いD-1グランプリ2016」で優勝し、学生漫才日本一の栄冠をつかんだ「B国紳士」。ボケ役が下井竜太郎さん、ツッコミ役が山内優範さん。審査員から「ダントツにうまい」と評された学生離れしたテンポのいい漫才の原点は、落語研究部(通称「落研」)だった。
全国最多 サイエンス・インカレ、6組7人受賞
理系の学部学生が自主研究の成果を発表する「第5回サイエンス・インカレ」(文部科学省主催)が3月5、6日に神戸国際会議場で開催され、全279組の応募者中、大阪大学からは全国最多の6組7人が表彰された。そのうち、5人が西尾章治郎総長、小林傳司理事・副学長に受賞を報告、喜びを語り合った。
全国七大学総合体育大会・男女団体全勝優勝(弓道部)
昨年の全国七大学総合体育大会(七大戦)で男女とも全勝で団体優勝、個人戦でもそれぞれ優勝という創部以来の快挙を成し遂げた大阪大学弓道部。今季も「もっと上」(リーグ昇格)へ狙いを定め、練習に励んでいる。
第6回(平成27年度) 日本学術振興会育志賞 阪大生2名が受賞
文学研究科のライアン ジョセフさんと医学系研究科の余越 萌さんが、優秀な大学院博士後期課程の学生を対象に授与される「日本学術振興会育志賞」を受賞する栄誉に浴した。研究者としての今後が期待される2人に、それぞれの研究や夢を語ってもらった。
現代の言葉で 美しい響きの歌を作りたい(文学部日本文学・国語学専修4年鈴木加成太)
2015年の第61回角川短歌賞に文学部4年の鈴木加成太さんが輝いた。過去には俵万智さんらも選ばれた歌壇の登竜門。4回目の応募での受賞に「ホッとしました」と穏やかな表情を浮かべる鈴木さん。短歌界の期待の新星だ。
学問の神様から福を届ける(情報科学研究科ジェード・チリア)
大阪大学短期留学プログラム(OUSSEP)で交換留学中のフランス人留学生、
ジェード・チリアさんが、学問の神様をまつる大阪天満宮の「天満天神えびす祭」で「招福娘」を務めた。招福娘に外国人が選ばれることは珍しい。
留学生の目から見た「えべっさん」の印象は?
「地上最速の格闘球技」を制したチーム力(男子ラクロス部「Cyclops」)
2015年、初昇格した関西ラクロス1部リーグでいきなり関西制覇を達成し、輝かしい成績を残した大阪大学男子ラクロス部。日頃の厳しい練習と運動能力に加えて、ある「秘策」が快進撃の原動力になった。
コメディの本場・アメリカの舞台に立ち マイク1本で観客を沸かす(文学部4年柳川朔)
マイク1本で観客を笑わす「スタンダップ・コメディ」。文学部4年の柳川朔さんはエンターテインメントの本場、アメリカの舞台に立つプロのコメディアンだ。アメリカと日本を往復する忙しい毎日。どうしてまたアメリカで? 柳川さんに聞いた。
海外にも通じる 帽子デザイナーを目指して(外国語学部4年藤原咲子)
2015年7月、フランスで開かれた国際帽子コンテストで、外国語学部4年の藤原咲子さんの作品が「サン・キャトリーヌ部門」優秀賞に輝いた。大学でドイツ語を学びながら、京都の帽子デザイナースタジオに通ってわずか1年。幼い頃からの帽子への夢を膨らませ、世界へ躍り出た。
意欲ある学生の自主研究を応援
「研究室に配属されるまで待てない」「所属学部の分野以外の研究もしてみたい」。そんなやる気を持つ学部学生が、研究の一歩を踏み出すことを応援する「学部学生による自主研究奨励事業(大阪大学未来基金事業)」。採択されれば研究費の支給やアドバイザー教員の助言も受けられる。「教わる」から「自ら学ぶ」意識への転換へ。学部学生の「やる気」をサポートする本事業を活用し研究活動を行っている阪大生にインタビューした。
日本人2人目、女性初の「レゴ®職人」阪大生!(基礎工学研究科博士課程3年中山かんな)
2015年2月、プロのレゴ®職人を決める「マスター・モデル・ビルダー」コンテストで優勝を果たした中山かんなさん。世界に13人しかおらず、日本人で2人目、女性で初めての快挙だ。基礎工学研究科の学生として勉強を続けながら、今年4月に大阪・天保山にオープンした屋内体験型施設レゴランド®・ディスカバリー・センター大阪の専属マスター・モデル・ビルダーとして、子どもたちにレゴ®の楽しさを伝えている。
学生ならではの 力強く、壮大なオーケストラ演奏(阪大オケ)
2015年7月、105回目の定期演奏会でアルカイックホール(尼崎市)に満員の聴衆を集めた大阪大学交響楽団。通称「阪大オケ」と呼ばれ、約200人の団員を抱える阪大でも屈指のクラブ。毎年、入学式と卒業式には記念演奏で式典に華を添えるなど、長く受け継がれてきた伝統の中で、活躍の場を広げている。日々の練習に熱が入るなか、大所帯を牽引する団長らに話を聞いた。
「課外活動総長賞(大阪大学未来基金事業)」表彰式
今年の「課外活動総長賞(大阪大学未来基金事業)」に、体育系公認団体7件、文化系公認団体8件、個人・その他9件の合計24件の応募があり、選考の結果、優秀賞2団体、特別賞7団体(個人含む)の受賞が決定。7月28日に表彰式を行った。
サイエンス・インカレで全国最多の6人が受賞
理系学生が自主研究の成果を発表する第4回サイエンス・インカレ(文部科学省主催)が2月28日、3月1日、神戸国際会議場で開催された。全291組の応募者中、書類審査を通過した172組(口頭発表部門48組、ポスター発表部門124組)が研究成果を発表し、優秀な発表者16組が表彰された。大阪大学からは全国最多の6人の学生が受賞。第1回と第2回のサイエンス・インカレの審査員を務めた東島清理事・副学長と受賞者のうち4人が懇談し、研究の楽しさや苦労について語り合った。
適塾生に勝るとも劣らない 情熱をもって―課外研究奨励事業研究成果発表会―
ロボコン、自律走行ボート、フォーミュラ車両、舞台芸術、超高齢社会、グローバル・・・多彩な研究テーマで課外研究に挑戦した学生たちが、1年間の研究成果のプレゼンテーションを行った。
第5回(平成26年度)日本学術振興会育志賞 阪大学生2名が受賞
理学研究科の中畑雅樹さんと人間科学研究科の鈴木和歌奈さんが、優秀な大学院博士後期課程の学生を対象に授与される「日本学術振興会育志賞」を受賞する栄誉に浴し、研究者としての今後が期待される2人に受賞の喜びを語ってもらった。
官民協働海外留学支援制度~トビタテ! 留学JAPAN 日本代表プログラム~「阪大なでしこ」2期生の熱い思い
2014年にスタートした日本人学生の海外留学を支援する「官民協働海外留学支援制度~トビタテ! 留学JAPAN 日本代表プログラム~」。2期生に大阪大学から6人の学生が選ばれた。すでに4月から留学している唯一の男子学生の平山翔さん(外国語学部4年)をのぞく5人の「阪大なでしこ」が東島清理事・副学長に留学への意気込みを語った。
常識を疑い日々更新 将棋と哲学 糸谷哲郎
日本将棋連盟関西本部所属のプロ棋士であり、大阪大学文学研究科で哲学を研究する糸谷哲郎さん。2014年、初めてのタイトル戦「第27期竜王戦七番勝負」に挑み、4勝1敗で森内俊之九段からタイトルを勝ち取った。現役大学院生初の竜王、また若い棋士らが「羽生世代」の壁を超える突破口としても、その快挙が注目されている。平野俊夫総長が糸谷さんと、大切な局面で集中力を高める秘訣や今後の夢などを語り合った。
大阪大学は箕面市の大きな力ー箕面市学生活動連携会議(MGK24)
箕面市をフィールドに活動する大阪大学の学生グループ「箕面市学生活動連携会議(MGK24)」阪大生の情熱や活力を市民生活の向上に生かし、学生たちの自己実現やキャリア形成にもつなげていこうという取り組みで、学生たちは箕面市のサポートを受けながら地ビール祭り「オクトーバーフェストみのお」の開催、箕面川の清掃や中学生の学習支援など、地域密着の活動を繰り広げている。今年1月にはMGK24のメンバーが箕面市役所を訪ね、倉田哲郎箕面市長に活動報告。コミュニティーFM局「みのおエフエム」で街の話題などをレポートしている学生グループ「ふらっとちゃっと」は、地元企業「箕面ビール」を取材した。
最高峰「竜王」奪取の快挙 将棋と哲学を究める阪大生ー糸谷哲郎さん(将棋棋士・八段・竜王 文学研究科文化形態論専攻 博士課程)
日本将棋連盟関西本部所属のプロ棋士、糸谷哲郎さんは、大阪大学大学院文学研究科の現役学生。今秋、初のタイトル戦で、見事第27期竜王の座を勝ち取った。若手棋士仲間とともに「将棋界を盛り上げよう」と新しい形の将棋普及活動に取り組むなど、活躍ぶりが目覚ましい。
チーム躍進のカギは結束力 目指すは1部昇格ー大阪大学アメリカンフットボール部
大阪大学アメリカンフットボール部は、部員総勢80数名、体育会クラブの中でも1、2を争う大所帯だ。関西学生アメリカンフットボール連盟(1~3部53校)2部に所属し、2014年秋季リーグ戦では5戦3勝と大活躍。目指すは1部昇格。チームワークの良さが自慢の部員たちは闘志を胸に日々、ハードな練習を重ねている。
ブックコレクション ~教員VS学生【書評対決】~ 「おすすめの5冊」をめぐり本気でバトル!
大阪大学の教員と学生団体が毎月、それぞれ「おすすめの5冊」を選んで書評を書き、学内(豊中生協書籍ショップ特設コーナー)での売り上げ冊数を競う「ブックコレクション~教員VS学生【書評対決】~」が注目を集めている。研究や専門分野を離れ、各自の好みや感性で選んだ硬軟さまざまな「一押し」本を個性あふれる文章で紹介し、生協書籍ショップや図書館などに掲示。「一押し」本をめぐるバトルの様子は学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」でも放映され、こちらも話題になっている。
阪大なでしこ世界にチャレンジ
日本人学生の海外留学の後押しのため、今年度から、官民協働海外留学支援制度〜トビタテ! 留学JAPAN日本代表プログラム〜がスタートした。多様な活動の認定と返還不要で従来の2倍の金額の奨学金、事前・事後研修、留学生ネットワークなど手厚いサポートが大きな特徴だ。第1期の募集には全国から221校・1700人の学生が応募。全国で323人、阪大からは7人の女子学生が選ばれた。平野俊夫総長が世界にチャレンジする「阪大なでしこ」たちを激励した。
自律走行型モデルカー・レースで国内初優勝 思い思いの電子工作で、 世界にも挑戦
マイペースで電子工作を楽しむサークル「電子技術研究会Tool Box」は、高校までに携わったことがなくても参加でき、入部から半年でプログラミングができるようになるという。第2回「フリースケール・カップ(TFC)」日本大会で昨年9月、東京大学を破って初優勝を飾っている。
堂々と、熱くー学生の自主的な課外研究を奨励 初の成果発表会を開催
鳥人間コンテスト、ロボコン出場から長期災害ボランティアまで多彩に─平成25年度課外研究奨励事業研究成果発表会が5月2日、大阪大学会館講堂で開かれ、9グループが研究成果をプレゼンテーションした。今までもいちょう祭の開催に合わせてポスター発表の形式で行われていたが、「これだけ学生が頑張っている立派なものなのだから、せっかくなら大きな会場で発表してもらってはどうか」という平野俊夫総長の発案で実現した。会場では学生の熱演に温かい拍手が響いていた。
阪大を元気にする「応援団」 部員不足を跳ね返し、新しい時代へ
リーダー、吹奏、チアリーダーの3部から構成される大阪大学の応援団。大学行事やクラブ活動を盛り上げる存在だが、現在部員数はたった4人である。存続の危機にある中、それでも前を向いて活動を続けている団員の声を聞いた。
アジアの明日を見つめつつ、阪大での学生生活を楽しむー鄭 祥教さん(基礎工学研究科博士前期課程 2年)
「せっかく日本で学ぶのだから、日本語で自分の意見をアウトプットしてみたい」と語る韓国出身の鄭祥教さん。2013年秋に「NRI学生小論文コンテスト」(主催:野村総合研究所)に応募し、留学生の部で大賞に輝いた。社会を見る目をもった基礎工学研究科の学生である。
阪大から世界をめざす 学生ベンチャーが本格始動!
独創性の高い技術を武器に、グローバルなベンチャービジネスを展開したい─そんな大きな目標を掲げる大阪大学の学生たちが、夢の実現に向けて動き出した。出身国も専門分野も異なる仲間が始めた新ビジネスが今、キャンパスから実社会へ船出しようとしている。
ecocon2013で グランプリ環境大臣賞・会場賞ー大阪大学環境サークルGECS
大阪大学環境サークル「GECS(ゲックス)」が昨年末、東京で行われた第11回全国大学生環境活動コンテスト(ecocon2013)で参加38団体の中から、グランプリ環境大臣賞と会場賞を受賞した。毎年初夏に新入生が地域住民らと行う箕面川の清掃活動が評価されたもの。運営の実行委員を務めた小島健太郎さん(経済学部1年)と石川由美子さん(工学部1年)、サークル代表の野村秀成さん(同2年)が、やりがいや抱負を語った。
設計、製作から実走まで クルマづくりを満喫ー佐藤俊明さん(工学研究科・機械工学専攻 博士前期課程 1年生)
学生が自ら構想・設計・製作したレーシングカーを通し、ものづくりの総合力を競い合う「全日本学生フォーミュラ大会」。今年は僅差で2位だったが、すでに来年に向けた設計が始まる。活動で得たネットワークやフォーミュラ大会の魅力を、OFRAC(大阪大学フォーミュラレーシングクラブ)の2013年度プロジェクト・リーダー、佐藤俊明さんに聞いた。
「ショセキカ」プロジェクトで上梓するードーナツを 穴だけ残して 食べる方法
学生が主体で、大阪大学出版会と協働して魅力的な書籍作りを企画・広報・出版まで展開する「ショセキカ」プロジェクト。2014年2月に「ドーナツを穴だけ残して食べる方法~大阪大学ドーナツ論叢~」を出版するまでに漕ぎ着けた。参加した学生からは、「大阪大学ではいろいろな企画が自分たちでできる。この楽しさを後輩にも味わってもらいたい」と受験生にメッセージを送る。企画から販売まで学生が主体となる書籍作成は、大学出版部では全国初の試み。「学生の知恵・経験・思いが、書籍を通じてどう伝わるのか」に各業界から注目が集まっている。
「全選手にこの大会を、 大阪を楽しんでほしい」ー 井上慎弥さん(基礎工学部 4年生)
北海道大、東北大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大の体育会が毎年持ち回りで開催する「全国七大学総合体育大会」。第52回の今年は、阪大が主管校となり、一部の冬季春季競技を除き6~9月、大阪を中心に展開している。阪大は第49~50回での連覇を含め計7回の優勝を誇る。大会実行委員長を務める基礎工学部4年、井上慎弥さんは、43種目、8000人近い選手を束ね、「すべての選手、学生に七大戦を、大阪を楽しんでほしい」と、炎天下を駆け回っている。
1年間の復興支援ボランティア 「地元との自然なふれあいができるように」ー塩田朋陽さん(人間科学部 4年生)
東日本大震災発生後、大学と連携して多くの阪大生がボランティアとして岩手県野田村に通い続けた。そのうちの一人、人間科学部3年だった塩田朋陽さんは、「野田村との関わりを断ち、このまま卒業・就職していっていいのだろうか」と悩み始めた。「休学しよう」。4年生となるべき1年間を現地で過ごし、今年4月から復学。「周囲は『たくましくなった』と言ってくれます」と照れながら、現地での経験を胸に、勉学に人一倍励んでいる。
工学分野の斬新なアイデアが 画期的な医療システムを生み出すー中山智詞さん、森陽一朗さん、山田利彦(工学研究科・電気電子情報工学専攻 博士課程前期課程1年生))
関西の学生たちがビジネスプランを競い合う「キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)大阪」の2012年度テクノロジー部門最優秀賞に、工学研究科の3人が選ばれた。受賞理由は「“内視鏡医療の新しいカタチ”レーザーを用いた新・ドラッグデリバリーシステム」の提案。近年医療分野で注目されるDDS(体内のねらった場所だけに薬を届ける薬物送達システム)で全国大会に挑戦した。
チームの舵取りを担う誇りと戦略を立てる楽しさ 早朝、水の上に滑り出す艇 その心地よさに惹かれて—岡崎瑞祈さん(理学部3年生)
岡崎瑞祈さんは、高校では文化系クラブに所属。大阪大学入学後に一転、漕艇部に入部し、今はクラブ活動に熱中している。招へいされた社会人チームでコックス(舵手)として全日本選手権での優勝も経験。「今の自分の姿は、高校時代から想像がつかない」と笑う岡崎さんに、体力だけの勝負ではないボート競技の面白さや、大阪大学漕艇部の魅力を聞いた。
「ピアノ好き」を原動力に ソロリサイタルへと活躍の場を拡大中—西山早紀さん(薬学部4年生)
最近、芸術系の大学に進学せず、総合大学などで勉学の道を歩みながら、演奏家としてのキャリアを積んでいこうという若い人が増えている。薬学部在籍のピアニスト・西山早紀さんもその一人だ。

大阪大学OG・OB譚

冨岡健史さん(総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政第二課 課長補佐)
ロボットの研究者になろうと大阪大学基礎工学部で学んでいたが、別の分野の見識も広げようと、大阪大学高等司法研究科(ロースクール)に進学し、裁判官になった冨岡健史さん(現在総務省に出向中)。大学入学時には、まさか将来裁判官になるとは夢にも思っていなかったという。そんな冨岡さんに、阪大での経験が裁判官の仕事にどのように活かされているのか聞いた。
豊島浩二さん(トヨタ自動車株式会社 Mid-size Vehicle Company MS製品企画 ZF チーフエンジニア)
1997年に世界初の量産ハイブリッド車として誕生した「プリウス」。環境にやさしく、ドライバーの快適性を追求する同車の4代目は、2015年12月に発売されて以来、抜群の販売台数を誇り、“快走”を続けている。
その開発責任者が豊島浩二さん。大阪大学で学んだ知識と学生時代のアルバイト経験が豊かな感性を育て、理想の車を生み出した。
原琴乃さん・宮錦達史さん(外務省経済局政策課)
5月に開催された主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で、首脳の補佐役「シェルパ」チームのメンバーだった原琴乃さんと宮錦達史さん。いずれも国際公共政策研究科(OSIPP)出身だ。今年のG7サミットの議長国として、日本ならではの議題設定、関係省庁・各国スタッフとの調整・交渉の末、世界に向けてメッセージを発信する大仕事をこなした2人は、「OSIPPで学んだ経験が今に生きている」と口をそろえる。
井上ゆかりさん(日本ケロッグ合同会社 代表職務執行者社長)
子どもの頃、大阪で開催された日本万国博覧会(1970年)で外国への憧れを抱き、大学卒業後は男女格差のない外資系企業に就職。
ビジネスの世界を持ち前の明るい性格と行動力で乗り切ってきた井上ゆかりさん。
社会がグローバル化する中、学生たちに「Be Ambitious!(大志を抱け)今自分が見えている所は可能性の一部分。どんどん外に出て視野を広げて」とエールを送る。
牧 慎一郎さん(大阪市立天王寺動物園園長)
開園から100年超の歴史をもつ大阪市立天王寺動物園。お客さん目線に立った取り組みがヒットし、昨年度の入園者数は前年度から約30%も増加した。園長の牧慎一郎さんは、基礎工学研究科出身。科学技術庁(現・文部科学省)などのキャリアを経て、園長に就任した異色の経歴の持ち主。「お客さん目線を心がけて、もっと親しみやすい動物園に」。動物園改革にかける熱い思いを聞いた。
白國紀行さん(東海旅客鉄道株式会社(JR東海) 専務執行役員 中央新幹線推進本部リニア開発本部長)
品川(東京)~名古屋(愛知)を40分でつなぎ、2027年の開業を予定しているリニア中央新幹線。国家的プロジェクトの開発に四半世紀以上関わる白國紀行さんは基礎工学部の卒業生。リニア開発に伴うさまざまな困難を試行錯誤の繰り返しで乗り切ってきた。リニアとともに歩んできた白國さんは、「地道に努力して、簡単にはあきらめないこと」の大切さをかみしめるように語る。
川面克行さん(アサヒグループホールディングス株式会社 代表取締役副社長)
若者の「ビール離れ」が進んでいると言われる中、ビール類の国内シェアでトップを走るアサヒグループホールディングス。川面克行副社長は入社後、ほぼビールづくり一筋に取り組んできた。激烈なシェア争いが続く業界の中で、工場の現場で鍛えられた「技術屋」出身としての誇りを胸に、「魂と技術の両方が相まって、いいものをつくり出す」と信念を語る。
西池沙織さん(毎日放送お天気キャスター 南気象予報士事務所 気象予報士)
毎日放送の情報番組「ちちんぷいぷい」「VOICE」で、
お天気キャスターを務める気象予報士の西池沙織さん。
「情報を伝える仕事」に魅力を感じ、放送局のリポーター、キャスターを経て、天気を伝える今の仕事に就いた。さわやかな笑顔でお茶の間の人々に親しまれているお天気お姉さんに、これまで歩んできた「晴れ、ときどき曇り」の道のりを聞いた。
武内紀子さん(株式会社コングレ代表取締役社長)
世界の人々が集う国際会議や学術会議、展示会などを運営する株式会社コングレ。歴史的なコンベンションの運営に数多く携わり、国内シェアトップにまで成長した。安倍政権の成長戦略でも注目されるコンベンション産業。2013年に社長に就任した武内紀子さんはこの道のトップランナーだ。
山口 一さん(たる出版株式会社代表取締役社長 米国公認会計士)
お酒を通じて日本の食文化や美 上質な遊びを提案したい
苗村博子さん(虎門中央法律事務所大阪事務所長 弁護士)
日本と米国ニューヨーク州、二つの弁護士資格を持ち、企業の国際的な契約交渉や訴訟などの法務に取り組む苗村博子さん。米国の法律や法環境に詳しく、英語でのタフなネゴシエーション力を備えた女性弁護士として、若手男性弁護士4名を率い、世界を舞台に活躍している。
竹鶴壽夫さん(竹鶴酒造株式会社 代表取締役会長)・竹鶴敏夫さん(竹鶴酒造株式会社 代表取締役社長)
NHK連続テレビ小説として放送されて人気を集めた「マッサン」。
そのモデルで「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝さんの生家でもある
「竹鶴酒造」(広島県竹原市)の13代当主が竹鶴壽夫会長。
大阪高等工業学校(大阪大学工学部の前身)醸造科で学んだ政孝さんを母校の先輩として、
また親代わりとして慕う壽夫さんは、息子の敏夫社長(大阪大学基礎工学部卒)とともに、
“マッサンブーム”に影響されることなく、自分が信じた「こだわりの日本酒」を造り続けている。
津賀一宏さん(パナソニック株式会社 代表取締役社長)
津賀一宏さんはグループ従業員27万人、売上高7.7兆円の世界的な電機メーカー、パナソニック社長として、企業経営の最前線に立つ。社長就任後、同社を巨額の赤字から黒字転換させた。ビジネスや学術の世界で急速な変化が進む今、津賀さんは「これからは企業も社会も変化と対応力をもたないと生きていけない。新たな未知への挑戦が大切」と説く。
築山 桂さん(作家)
天下を揺るがす書として封印されてきた聖徳太子の予言の書「未来記」が21世紀によみがえった─。作家の築山桂さんが今年1月に刊行した「未来記の番人」(PHP文芸文庫)が読書人の話題になっている。史実を下敷きにしながらテンポよく流れていく巧みな文章で、ぐいぐいと引き込まれていく築山ワールド。江戸時代の大坂を舞台にした「緒方洪庵 浪華の事件帳」シリーズでも知られる。「10年後に読んでも色あせず、おもしろいと思える作品を書き続けたい」と意欲を見せる。
南部真知子さん(株式会社神戸クルーザー・コンチェルト 会長)
神戸港から明石海峡大橋までクルージングする観光レストラン船「コンチェルト」。この船の運航会社、「神戸クルーザー・コンチェルト」会長が南部真知子さんだ。阪神・淡路大震災の復興のシンボルにもなったコンチェルトは今や神戸の観光名物。南部さんは地元・神戸のトップリーダーの一人として、街を盛り上げようと奔走している。
中尾隆一郎さん(株式会社リクルートテクノロジーズ代表取締役社長)
中尾隆一郎さんは、ステンレスとファインセラミックスの〈接合〉について研究し、ビジネスでは世界を見据え、企業と人を〈マッチング〉する仕事を続けてきた。
場は異なっても常に何かと何かを結び付け、新たな価値を生み出している。
藪 章代さん(株式会社和歌山ステーションビルディング代表取締役社長)
2014年6月から「和歌山ステーションビルディング」社長になった藪章代さん。
JR西日本グループ初の女性社長として、化粧品や雑貨をエキナカで扱う「ジェイアール西日本ファッショングッズ」のトップだったキャリアを生かし、和歌山の「顔」ともいえる駅ビルをさらに魅力あふれるものにしようと奔走している。
出川哲朗さん(大阪市立東洋陶磁美術館 館長)
基礎工学部の自由闊達な雰囲気の中で、量子物理や統計力学を学んだ後、新設間もない大阪大学文学部美学科へと進んだ出川哲朗さん。物理学と芸術学という二つの世界で出会ったさまざまな恩師の教えが、今の自分のなかで息づいていると語る。
大石佳能子さん(医療コンサルタント 株式会社メディヴァ代表取締役社長)
「患者さんの視点に立って医療界に革新と価値創造をもたらしたい」と、2000年に株式会社メディヴァを設立した代表取締役社長の大石佳能子さん。米国で取得したMBA、マッキンゼーなどでのキャリアを生かし、医療機関・介護事業の経営コンサルティング、オペレーターを全国で展開している。両親が大阪大学法学部の同級生、自身も法学部の卒業生。阪大法学部の「申し子」のような女性だ。実業界で活躍し政府の公職も務める一方、社員たちには「お互いさま文化」の中で家族を大切にすることを奨励し、子育てなど働きやすい環境を整えている。
大嶋 明さん(一級建築士 有限会社大嶋明建築設計事務所 代表)
大阪大学豊中キャンパスの西側、国道171号沿いに建つ大嶋明建築設計事務所。代表の一級建築士、大嶋明さんは大阪大学の工学部、大学院、カリフォリニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で建築や都市計画を学び、帰国後は工務店での現場仕事を経て33歳で独立した。以来30年近く、主に住宅や医療施設、店舗の設計をしてきたほか、飲食店4店の経営者の顔も併せ持つ。自らデザインしオーナーを務めるカフェレストラン「NU−(ニュー)」(池田市)で快活に語った。
特別企画・平野俊夫総長編 Vol.1
「24時間、大阪大学のことを考えている」という平野俊夫総長。ではいつ休むのですか? と尋ねたくなる。たまの休日ぶらりと訪れた住吉大社で束の間のリフレッシュを楽しむ。仕事や大学では見られない普段着の姿がありました。
特別企画・平野俊夫総長編 Vol.2
大阪大学とともに約50年。阪大で学び、日々研究に没頭し、今は大学のトップとして舵を取る。仕事も研究も余暇も常に全力投球だ。そのエネルギーは家族の支えと周囲の助けだという。64 号に続き、平野俊夫総長の素顔を紹介します。
あだち幸さん(友禅画家)
伝統の友禅染に独自の技法を加えた「友禅画」を描く画家、あだち幸さん。
人間の内の苦悩や慈しみ、仏の「心」に向き合い、
染めと画を融合させた世界に表現の道を求め続けている。
2007年には京都・壬生寺に障壁画を奉納。「すべての命の共存共栄のために、今こそきらめく才能を結集し方向性を見さだめるとき」と、自らの芸術活動について語ります。
樋口泰行さん(日本マイクロソフト株式会社 代表執行役 社長)
日本マイクロソフト株式会社の代表執行役 社長として、ソフトウエア会社からさらにクラウドサービスや自社製タブレット「Surface」等の機器類などにも事業を拡大させている樋口泰行さんは、大阪大学工学部出身。経営危機に陥った総合スーパー「ダイエー」を見事に再建したほか、さまざまなトップ企業の変革者として、実際は苦難や悩みにさいなまれる時期を数々乗り越えてきた。社員たちにも温かい眼差しを送りながら、人間味をさらけだして今も前へ歩み続けている。
「ポジションだけのリーダーは2流、3流。人間力が不可欠なんです」と話す。
朱 暁斐さん(京阪電気鉄道 経営統括室 事業推進担当(観光))
中学時代から学んだ日本語力を生かし、中国から留学して大阪大学大学院経済学研究科で学んだ朱暁斐さんは、京阪電気鉄道で初めての外国人社員として採用された。入社から3年目を迎え、中国からの観光客誘致に取り組む日常の中で、「中国人であるからこそ、できることを大切にしたい」と感じている。
中嶋 大さん(サントリーグローバルイノベーションセンター ビジネス開発部)
 「どうなっているのかなあ」と湧き出る疑問がスタート地点。見つめ、考え、試して、進む。サントリーグローバルイノベーションセンター(大阪府島本町山崎)で技術開発に携わる中嶋大さんは、工学部、工学研究科を通して培った「考え、行動する」力をフルに発揮。「好奇心」を武器に未来を見据え挑戦を続ける。
山岸景子さん(アストラゼネカ株式会社 人事総務本部総務部長)
大阪大学薬学部を卒業後、
製薬会社の研究企画スタッフというキャリアからスタートし、
社長秘書、人材教育担当と、独自の道を歩み続ける山岸景子さん。
現在も、外資系医薬品メーカーで総務部長として、
リーダーシップを発揮している。
岩田松雄さん(リーダーシップコンサルティング 代表)
経済学部卒業後、サラリーマンや海外留学を経て、経営者に。
現在コンサルタントとして全国を駆け回る岩田松雄さん。
経営者として、多くの企業を支え、建て直しを行ってきた経験を活かして、
現在は企業の存在理由(ミッション)の大切さを説いている。
西 靖さん(毎日放送アナウンサー)
毎日放送(MBS)アナウンサー・西靖さんは、大阪大学法学部の卒業。
テレビにラジオに活躍する西さん。
現在は情報番組「ちちんぷいぷい」の総合司会として、
ゲストとともにさまざまな話題をお茶の間に届けている。
寺地誠司さん(トヨタ自動車株式会社 田原工場塗装成形部長)
寺地誠司さんは、トヨタ自動車の中で敷地面積、従業員数が日本一の田原工場(愛知県田原市)の塗装成形部長として、国産車最高峰ブランドLEXUSなどの外装・内装の研究・開発・製造を指揮する。理学部高分子学科で学んだ研究思考と、野球部主将として培った忍耐力・指導力を発揮している。「とにかく現場で地道にコツコツやり抜くことが、どんな仕事にも共通する」と話す。
青野慶久さん(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)
2期生として過ごした工学部情報システム工学科時代は、まさか起業家になるとは夢にも思わず、松下電工に入社。ところが、既存の大会社内で満足できずに3年で退社。
故郷の松山で設立したIT企業「サイボウズ株式会社」が、東証1部上場を果たし、
日本最大シェアの「グループウェア」開発・販売・運用会社に成長。さらに「世界一」を目指す。
推奨する育児休暇で自らも「イクメン」を実践し、「日本の閉塞状況を改善するには、男も育児に関わることが不可欠ですよ」と言い切る。
中村貞夫さん(洋画家)
世界の風景を雄大に描き続ける洋画家・中村貞夫さんを、
羽曳野市のアトリエに訪ねた。
古い民家の納屋を改装したこのアトリエで巨大なカンバスに向かい、
今も旺盛な制作を続ける。
神余隆博さん(関西学院大学 副学長(国際戦略本部長)、元駐独大使)
大阪大学法学部時代に、恩師や先輩の刺激を受け、外交官を志した神余隆博さん。ベルリンの壁を肌に感じながらのドイツ留学、激動の欧州での大使館勤務など、時代の大きなうねりの中で、その夢を実現しながら外交官として活躍してきた。
竹内敬介さん(日揮株式会社 代表取締役会長)
基礎工学部出身の日揮会長・竹内敬介さんは 「軟式庭球学部 前衛学科卒業」と自認するほど、在学中はスポーツに打ち込んだ。
クラブ活動を通しての経験がリーダーとしての資質に磨きをかけたようで、「『人類の幸せのため、貢献しているんだ』と言える社会人になってほしい」と、後輩たちに熱く語った。
泉谷八千代さん(NHK奈良放送局長)
「恩師や友人たちとのつながりも、課外活動も、現在の私につながる宝物」と語る泉谷八千代さん。NHK奈良放送局長として、歴史と自然に恵まれた古都・奈良を舞台に、人と人とのつながり、災害復興にかける地域の活力、時を超えて輝き続ける歴史遺産の姿を、電波に乗せて日々世に送り出している。
田島和雄さん(愛知県がんセンター研究所所長)
愛知県がんセンター研究所長の田島和雄さんはがんとライフスタイルの関係を研究し、どうすればがんを予防できるかを模索してきた。地域医療を志した医学生は世界の研究者との出会いとセレンディピティ(偶察力)により、疫学研究から人類の起源に迫る“鍵”をも見つけ出すウイルス考古学にまで挑戦してきた。

企業訪問

株式会社ダスキン 阪大と同じ地域に本社、 1号店、ミュージアムを持つ企業
全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画第15弾。今回は、学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー2人が大阪府吹田市にある「ダスキンミュージアム」を訪ねた。1963年に大阪で創業以来、「掃除」と「食」の二つを軸として、暮らしに新たな喜びを提供し続けてきたダスキン。「喜びのタネをまこう」という創業者・鈴木清一さんの想いを今に伝える展示を見学した。
ダイキン工業株式会社 「人」と「空気」にこだわり 技術革新に挑み続ける
業務用空調機では世界トップクラスのシェアを誇るダイキン工業。大阪大学には共同研究講座をもつ。2015年11月下旬、それまで草津・堺・淀川の3か所に分散していた研究所を一つに集約した「テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)」を摂津市の淀川製作所内に開設し、新たな技術開発の拠点として注目を集めている。大阪発創業92年、「空気の専門家」の新施設を、大阪大学学生映像サークル「OUT+V」のメンバー2人が訪問した。
大阪ガス株式会社 エネルギービジネスをグローバルに展開し 社会のエネルギーインフラを守る
都市ガスの製造、供給や販売の他、ガス田の権益取得や海外でのエネルギーサービス事業の展開、発電事業など、国内外で幅広くエネルギービジネスに取り組み、インフラを支える大阪ガス。今回は学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー2人が、大阪ガスの泉北製造所第二工場(高石市高砂)を訪問した。
特別企画-ガンバ大阪と阪大の連携強化
サッカーJ1リーグで、昨季、国内主要タイトル3冠に輝いたガンバ大阪。10月には新しいサッカー専用スタジアムが完成する。建設中のスタジアムのすぐ近くにある大阪大学とガンバ大阪は、昨年、研究や医学、スポーツの発展を目指して相互協力するフレンドシップ協定を結んだ。「知の集積」拠点の大学と名門サッカーチームが地域連携の強化を図るなか、情報科学研究科修士課程2年の四條能伸さんと経済学部3年の笹田智樹さんが、新スタジアムにガンバ大阪を訪ねた。
日清食品株式会社 不屈のチャレンジ精神で 世界の食文化を変革
日本で生まれ、「世界食」に成長したインスタントラーメン。1958年、日清食品の創業者、安藤百福さん(1910~2007)が大阪府池田市にあった自宅裏庭の研究小屋で、試行錯誤の末にチキンラーメンを誕生させた。発祥の町に建つ「インスタントラーメン発明記念館」を大阪大学外国語学部の学生が訪問。日常の中にひそむヒントを発明につなげ、不屈のチャレンジ精神で世界の食文化に変革をもたらした創業者の足跡と社史をたどり、ラーメン作りにも挑戦した。
ダイハツ工業株式会社ー原点は阪大との産学連携 1世紀を超える自動車開発
学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」と本紙のメディアミックス企画。今回は、学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー2人が、軽自動車で国内トップクラスの販売シェアを誇るダイハツ工業(大阪府池田市)を訪問した。最新システムの中でのこまやかなものづくりの現場や、会社を挙げて力を入れる社員教育の様子などを取材した。
オムロン株式会社ー「企業は社会の公器」今も息づく創業者の理念
世界で初めて鉄道の自動改札システムやオンラインCD(現金支払機)などを世に送り出したオートメーション分野のリーディングカンパニー、オムロン(本社・京都市。社名は本社が京都市御室(おむろ)にあったことに由来)。大阪大学OBも研究部門などで活躍中だ。「企業は社会の公器である」を理念に、創業者、立石一真氏が貫いた「ベンチャー」精神が今も息づく同社を、学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバーが訪問。進取の社風の中で生き生きとものづくりに取り組む先輩たちの話を聞いた。
株式会社ロイヤルホテルー美しく快適な空間 細やかな心遣いで接客
本誌と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画。学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー4人は今回、中之島のリーガロイヤルホテルを訪ね、格調高いホテル内を見学。「Pride of Osaka─大阪が誇れるホテルであり続けること─」を掲げる老舗ホテルの華やかな表舞台を支える「おもてなし」の心を取材した。
コクヨファニチャー株式会社ーオフィスがシアターに
本誌と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画。今回は、大阪・梅田のグランフロント大阪にあるコクヨファニチャー株式会社のライブオフィスを訪問。社員が実際に働いているオフィスをショールームとして顧客に見てもらい、販売や商品開発へとつなぐ取り組みを見学した。活気あるオフィスの様子に接した学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー3人は、来年創業110年を迎える老舗企業に息づく、しなやかで熱い創意工夫のスピリットをしっかりと受け止めているようだった。
日立造船株式会社-巨大建造物が命と生活守る
本誌と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画。今回は、大阪大学との共同研究も盛んな日立造船株式会社を訪問。学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー3人が、日立造船が手がける巨大建造物のスケールの大きさに感嘆の声をあげ、「地球と人のための技術をこれからも」をキャッチコピーにする企業の「モノ作り」の素晴らしさを実感した。
株式会社大阪証券取引所ー先物取引の強み生かし アジアNo.1を目指す
本紙と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画。今回は金融の町、大阪・北浜の日本取引所グループ大阪証券取引所を訪ねた。取材したのは、学生映像制作サークル「OUT+V」所属の小野京香さんと平野美優さん(共に外国語学部2年)。江戸時代、当時経済の中心であった大阪に設けられた米穀取引所に始まり4世紀近くを経て、総合的な金融市場取引所へと発展した「大証」。東京証券取引所と事業の統合をすすめるなど、将来を見据えた運営へと移行しつつある。24時間休むことなく、企業の信頼性を確保する取引市場の緊張感漂う現場を垣間見た。
株式会社毎日新聞社ー取材を通じて、 社会に向けての情報発信
本誌と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画は、初めての報道機関として、毎日新聞社を「取材」した。学生映像制作サークル「OUT+V」のメンバー4人が、大阪市北区梅田の大阪本社を訪れ、新聞を刷る輪転機を目の前で見学したり、取材活動や新聞制作工程を説明してもらうなどして、報道現場に触れるとともに、文化や福祉などにも関わる新聞社の幅広い事業に接した。
南海電気鉄道株式会社ーお客さまの大切な命を運ぶ、安全を最優先に
本誌と学内全学ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画で、今回は大阪南部を中心に交通網を支える南海電気鉄道株式会社を訪れた。学生映像制作サークル「OUT+V」の藤本紘平局長(工学部2年)がカメラを回し、人間科学研究科修士2年・超域イノベーション博士課程プログラム12年度生の瀧本裕美子さんがレポートに挑戦。多くの命を預かる鉄道業が、いかに安全運行に徹しているのか、身をもって体験した。
株式会社中村超硬ー独自技術を駆使して世界ビジネスを展開
本誌と学内ディスプレイシステム「O+PUS」のメディアミックス企画、第3弾の取材先は、太陽電池で使用するシリコンウエハの製造などで世界オンリーワン技術を誇る「中村超硬」(本社・大阪府堺市)。学生映像制作サークル「OUT+V」所属の四條能伸さん(基礎工学部3年)が、伝統を継承しつつ技術革新に挑む中小企業の底力を探った。
アサヒビール株式会社—最新技術と人間の感覚で品質保持
本学と同じく吹田市の「アサヒビール吹田工場」への企業訪問。学生映像制作サークル「OUT+V」に入部したての福満真帆さん(外国語学部1年)がリポーターに挑戦し、カメラ担当の𠮷山仁望さん(基礎工学部2年)の2人は、工場の様子や先輩の働く姿に感動していた。
コマツ(株式会社小松製作所)—モノ作りの魅力、身をもって体験
建設機械製造大手の「コマツ」の主力である大阪工場(大阪府枚方市)を四條能伸さん(基礎工学部3年)と小野京香さん(外国語学部1年)の2人が訪れ、製造業の魅力にすっかり取り込まれていた。

先端人

世界に冠たる大阪大学の免疫学
大阪大学の免疫学は長い歴史と伝統を持ち、世界トップレベルの最先端研究を行ってきた。その基礎から応用に至る貢献を裏付けるように、免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC)・坂口志文特別教授(実験免疫学)の「ガードナー国際賞(2015年)」受賞が決定。同賞はカナダのガードナー財団が医学の分野で世界的な発見や貢献をした研究者に贈るもので、ノーベル賞の登竜門ともされている。
2011年には同センター拠点長の審良静男特別教授(自然免疫学)が受賞しており、大阪大学では2人目の快挙となった。受賞を記念して、同じ免疫学者である平野俊夫総長が二人と、免疫研究の足跡や、阪大の免疫学の展望などについて語り合った。
巧みに動く生き物にこそ ロボット制御の答えがある
大阪大学では、工学研究科や基礎工学研究科を中心にロボットを用いた研究が盛んに行われている。2013年にはロボット工学や認知科学、脳神経科学を融合させた新しい学際領域・認知脳システム学の発展と確立を目指し、未来戦略機構の第7部門として「認知脳システム学研究部門」も立ち上げた。今回の先端人 Tomorrow’s Pioneersは、昨年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載した小型ロボット「ミネルバⅡ2」の開発プロジェクトに参加した工学研究科の大須賀公一教授と多田隈建二郎助教を平野俊夫総長が訪ね、ロボット研究の面白さや今後の可能性を語り合った。
「模様」と「まばたき」の不思議 生命システムの謎にせまる
大阪大学生命機能研究科は、分子から細胞、臓器から個体にいたるまで、不思議と驚きに満ちた生命現象を多様なテーマで解析している。今回の「先端人 Tomorrow’s Pioneers」は、平野俊夫総長が同研究科を訪ね、生物の縞模様など複雑な形ができる仕組みを理論的に解明し実証することを目指す近藤滋教授、まばたきに着目し脳の仕組みや行動の解明に取り組む中野珠実准教授とともに、生物が持つ仕組みの面白さ、それぞれの研究に対する情熱などを語り合った。
日本やアジアの視点から 地球規模の「新たな世界史像」を紡ぐ
一国史や西洋中心主義といった従来の枠を超え、地球的規模で世界の諸地域や集団の相互連関を見渡す新しい世界史「グローバルヒストリー」が、「大阪大学未来戦略機構」の新たな研究領域(第九部門)として発足する。今回の「先端人 Tomorrow’s Pioneers」では、文学研究科世界史講座・秋田茂教授と岡田雅志助教を、平野俊夫総長が訪ね、グローバルヒストリーの展望、今後の抱負などについて語り合った。
人類共通の好奇心-宇宙開闢から太陽系の誕生 生命進化までを紐解く
大阪大学理学研究科「宇宙地球科学専攻」は、伝統的な天文学や地球惑星科学とは異なった視点から宇宙地球科学を研究するため1995年に設置。宇宙・惑星・地球を舞台とした様々な自然現象から生命までを含む多様な物質の極限状態を、物理学を基盤に解明するという、世界的にも類を見ないユニークな専攻だ。宇宙の謎に挑む寺田健太郎教授、長峯健太郎教授を平野俊夫総長が訪ね、壮大な宇宙をテーマとした先端研究について語り合った。
重症心臓疾患のための移植手術など最先端医療を提供
大阪大学は、1838年に緒方洪庵が開いた適塾が原点。蘭学者だった緒方洪庵は天然痘の治療などに貢献し、日本における近代西洋医学の先駆者の一人といわれ、「人のため、世のため、道のため」という精神は、現在の大阪大学の医学・医療に受け継がれている。
今回は平野俊夫総長と、医学部附属病院に設置されているハートセンターで最先端の医療に携わる、循環器内科の坂田泰史教授、心臓血管外科の戸田宏一准教授が、重症心臓病に対する治療や研究などの取り組み、阪大病院が全国の重症心臓疾患治療の拠点として日々活動する姿、患者さんの命と向き合う熱い思いなどについて語り合った。
ことばが文化、社会、時代を「伝える」
ことばが「伝える」ものは、喜怒哀楽や情報だけでなく、背後にある文化、社会状況など実にさまざま。言語文化研究科は、このように「伝える」力をもったことばの世界を探究し、人々の暮らしや芸術、文化などにアプローチしている。
今回は、平野俊夫総長が箕面キャンパスにある言語文化研究科を訪ね、「バリ」「大阪」をフィールドとしてユニークな研究を進める2人と語り合った。
ことばの研究を通じて浮かび上がってくる人間の関係性の変化や、地域に根付いた文化の豊穣さについて、さらに多様な背景をもつ人々に「伝える」ことの大切さについて意見を交えた。
「骨」にかわる素材から太陽光をエネルギーにかえる「触媒開発」まで
マテリアル系の研究は、大阪大学における代表的研究分野の一つ。
中野貴由教授は、材料工学的手法を駆使して人工関節など骨の代替材料を開発するなど、医療分野にも貢献。原点である材料工学研究の進展にも大きく寄与したとして2012年、日本学術振興会賞を受賞した。
森浩亮准教授は、環境調和型エコマテリアルの分野で、太陽光を化学的エネルギーに変換する光触媒開発を初めとする各種触媒技術の最先端研究に取り組み、触媒学会の奨励賞などを受賞している。
今回は、平野俊夫総長が「かえる」「かわる」をキーワードにマテリアル研究の可能性や魅力などについて語り合った。
「透ける紙」「透ける画像」を開発!
「すける・すきとおる」技術に心惹かれるのは、老若男女を含めて世界共通。
そのような夢とも言える研究に挑んでいるのが、
「産業に生かす科学」をキャッチフレーズとした産業科学研究所の二人の若手研究者。
異分野を融合した独創的な発想により、「何かに隠れているものや人体内部の可視化技術」、太陽電池の基板ともなる「21世紀の透明な紙」の開発に、それぞれ成功した。
今回は平野俊夫総長が産業科学研究所を訪れ、「透ける技術」の面白さや、今後の可能性、出口を見据えた基礎研究の魅力などについて語り合った。
創薬基盤科学研究で「総力結集」
「創薬」とは、新たな薬を作り出し、臨床試験を経て医薬品として社会に流通させること。
日本における主要な成長戦略の一つと考えられ、創薬推進に対する期待が益々高まっている。大阪大学でも創薬の基礎研究が盛んに実施され、日本屈指の研究拠点になりつつある。
それらの研究ポテンシャルをさらに高めるため、部局横断的に創薬研究を推進する「創薬基盤科学研究部門」が総長をトップとする大阪大学未来戦略機構の中に設置された。
今回は、平野俊夫総長が薬学研究科ライブラリーを訪れ、創薬研究に携わる薬学・工学・医学の研究者3人と、「創薬の未来」について熱く語り合った。

特別企画

総長特別対談 村木 厚子/西尾 章治郎
大阪大学は現在、構成員一人ひとりが、どのようなライフステージにおいても個性と能力を発揮できる職場・研究環境の充実を最重要課題としている。「いま、なぜダイバーシティが求められているのか」。
元厚生労働事務次官で、大阪大学招へい教授の村木厚子氏と、大阪大学西尾章治郎総長が、男女協働と障がい者支援の新しいかたちについて語り合った。
こんなところにも大阪大学―生きているミュージアム 「ニフレル」に「マチカネワニ」現る
万博記念公園(吹田市)に今年11月19日に開館したミュージアム「NIFREL(ニフレル)」にマチカネワニ出現!─豊中キャンパスで発見された、約45万年前の巨大なワニの化石が、大阪大学総合学術博物館が協力して初めて実物大の姿に復元され、人気になっている。
適塾特別対談 安藤忠雄/平野俊夫
緒方洪庵が1838年に大阪・北浜に開いた「適塾」。
その私塾から、福沢諭吉・大村益次郎・橋本左内など、「明治」を切り開いた有能な若者が育った。
適塾が今の日本の基礎を作ったと言っても過言ではなく、我が国六番目の帝国大学として1931年に創設された大阪大学の原点でもあった。
今回は、大阪を基盤に世界で活躍する建築家・安藤忠雄さんと平野俊夫総長が、大阪や関西の未来、世界適塾をめざす大阪大学の今後、若い人に伝えたいことなどを語り合った。

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