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2015年ノーベル平和賞 チュニジア国民対話カルテット 「対話のパワー 市民社会とボトムアップの民主主義構築」

2016年7月21日 (木) 10:45 から 12:15

2015 年ノーベル平和賞を受賞した「チュニジア国民対話カルテット」が大阪大学を訪れ、特別講演を行います。「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアで多元的な民主社会の実現に決定的な貢献をなしたとしてノーベル平和賞を与えられました。難しい民主主義への移行期、対立する諸派を対話に導き、新しい憲法の制定、新たな選挙の実施を実現した市民社会の「対話の力」とは何か。カルテットを構成する4 団体のリーダーが一堂に会して経験を語ります。

チュニジアでは2011年ジャスミン革命によって24年続いたベン・アリ政権が崩壊し、民主化の動きが始まった。革命直後の10月の選挙ではイスラーム主義政党であるナフダ党(Ennahda)が第一党となった。同党は、新しい憲法を議論する制憲議会の主導権を握り、イスラーム色の強い、それまで培われた自由の伝統を無効にするような憲法を主張したため、民族主義的、あるいは世俗的な野党勢力と対立、野党は制憲議会への参加を拒否した。さらに2013年2月と7月に野党指導者2名が暗殺され、反政府派と政府支持派のデモが繰り返される政治的な危機に発展した。その中で、労働総同盟、商工業・手工業経営者連合、人権擁護連盟、全国弁護士協会による「国民対話カルテット」が結成され、2013年2月、一人目の野党指導者殺害直後に活動を開始、破綻しかけた民主主義への移行プロセスの救済に取りかかった。対立する各派の「仲介役」となり、新憲法制定に至る「ロードマップ」を提示し、盛り上がる市民の声を背景に「対話」を通じて合意形成が図られた。その後、12月にナフダ党内閣が辞職し、新内閣のもとで、世俗主義的なリベラルな憲法草案が作成され、2014年1月に制憲議会にて承認された。また、同年10月に行われた選挙では、新しい政権が発足、治安問題、経済格差などの問題は山積みではあるが、チュニジアはイスラーム主義との対峙を乗り越え、多元的な民主主義社会への一歩を踏み出した。

日時: 2016年7月21日 (木) 10:45 から 12:15
主催: 大阪大学大学院国際公共政策研究科、大阪大学グローバルイニシアティブ・センター、笹川平和財団
後援: EUインスティテュート関西
場所: 大阪大学会館講堂
参加登録: 必要(メール)
URL: http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/ja/event/2016/06/2016721-10451215-2015.html
連絡先: 大阪大学大学院国際公共政策研究科 松野研究室
osipp-apply@osipp.osaka-u.ac.jp

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