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セミナー「人道支援と受益者社会:スーダン・ダルフール地方、フィリピン・ミンダナオ島での人道支援からの考察」

2013年1月23日 (水) 16:20 から 17:50

 人道支援は、内部者・外部者の両者より「生かすための支援」と考えられることが多い。その考えのもと、受益者の社会的背景や人道支援がおよぼす影響などには注目せず、一様な支援が行われる。そのため「人道支援は受益者社会に負の影響をおよぼしている」という批判にさらされる。2005年、国連は人道支援改革を行い、緊急支援系機関と社会開発系機関の役割を明確に分けた。しかしこの改革は、上記の問題を解決しているようには思えない。むしろ、緊急支援後の対応を「コーディネーション」「住民参加」「オーナーシップ」「持続的解決」などのパラダイムのもと遅延させているようにみえる。
 発表者は、受益者社会のなかにこそ、支援緊急支援から社会開発支援へとスムースに移行させる鍵があるのではないかと考える。受益者社会でのフィールド・ワークを通して、人道支援をより受益者の将来に配慮する試論を発表する。

●発表者:堀江正伸氏(WFPフィリピン・ミンダナオ地区事務所・プログラム課長)
 2005年5月にWFP(国際連合世界食糧計画)に勤務し、インドネシア・西ティモール・クパン出張所にてプログラム担当官に任命される。その後、2008年6月からスーダン・西ダルフール・モルニ出張所・所長、2011年5月からフィリピン・ミンダナオ地区事務所・プログラム課長をつとめる。同時に現在、早稲田大学社会学研究科在学中(研究領域:国際支援)。

日時: 2013年1月23日 (水) 16:20 から 17:50
主催: 卓越した大学院拠点形成支援補助金「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
場所: 大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館3F 会議室C
参加登録: 不要
連絡先: 大阪大学人間科学研究科 人類学研究室内
e-nio@hus.osaka-u.ac.jp

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